こんにちは。
最近毎日聴いている曲の一つにニコニコタンタン(NIKO NIKO TAN TAN)が歌う「No Time To Lose」があります。
「No Time To Lose」は、2024年6月5日に配信限定でリリースされました。この曲は、映画『みーんな、宇宙人。』の主題歌にも選ばれています。
「NIKO NIKO TAN TAN」って可愛い系のグループなのかな?
って、私も最初思いました。
”ニコニコタンタン”っていうユニット名、なんだかとってもキュートですよね。
ただネーミングから連想されるイメージとは一味違ってて、ジャンクなビートの楽曲を多く提供されててパンチのあるお二人の印象ですよ。
新曲「No Time To Lose」は、エッジが効いた曲というよりも、フランス映画のエンドロールで流れてきそうな(勝手なイメージですみません、笑)穏やかで優しい感じの曲です。
目をつぶって聴いてると、海の中をたゆたうジェリーフィッシュ(クラゲ)の映像が広がって優雅な気分になります。
それくらい、ほんと素敵な曲ですよー
今回は、NIKO NIKO TAN TANが歌う「No Time To Lose」の歌詞について見ていこうと思います。
ニコニコタンタン(NIKO NIKO TAN TAN)はどんなグループなの?
ニコニコタンタン(NIKO NIKO TAN TAN)は、2019年に結成されたクリエイティブミクスチャーユニットです。音楽、映像、アートを融合させた表現を行うことで知られています。
●音楽制作を担当するOCHAN(ボーカル・シンセサイザーなど)
●Anabebe(ドラム)、そして映像・モーショングラフィック・アートディレクションを担当するDrug Store Cowboyで構成されています。
彼らは、楽曲とミュージックビデオを同軸で制作するという斬新な手法を取り、その自由な創造性で様々なジャンルの要素を取り入れたオルタナティブミュージックを追求しています。
オルタナティブミュージックって?
オルタナティブミュージック(Alternative Music)は、主流の商業音楽とは異なる、独自のアプローチや実験的な要素を取り入れた音楽ジャンルを指します。このジャンルは、1970年代後半から1980年代にかけてアメリカで発展し、商業主義的な産業ロックやポピュラー音楽とは一線を画す前衛的なスタイルとして知られています。
オルタナティブミュージックの特徴
音づくり
特にギターの演奏において独特な音作りがされ、ノイジーな音が多用されることが特徴です。アンプとエフェクターを使用してギターの音色に歪みを与えることが一般的です。
方向性
パンクロックやハードコアの影響を受け、前衛的で活力ある音楽スタイルを持ちます。若者の不平不満を表現するような陰湿な側面も見られ、エモーショナルで感情を揺さぶる楽曲が多いです。
オルタナティブミュージックは、その時代の主流音楽に対する反発や、新しい音楽を作ろうとする精神性から生まれたジャンルであり、しばしば「反商業的音楽」としての精神性を指しています。このジャンルには明確な定義がなく、多様な音楽性を含んでいるため、バンドやアーティストによってさまざまな音楽スタイルが表現されることが多いです。
2020年12月にはVANS主催の『VANS MUSICIANS WANTED』でアジアTOP5に選出され、2022年には1st EP「?」をリリースしました。
また、『FUJI ROCK FESTIVAL ’22』や『SUMMER SONIC 2022』などの大型フェスに出演し、注目を集めています。
最近では、2023年にデジタルシングル「Drama」「琥珀」「Jurassic」をリリースし、『FUJI ROCK FESTIVAL ’23』のメインステージRED MARQUEEに出演するなど、活動の幅を広げています。彼らの洗練された楽曲と圧倒的なライブパフォーマンスは、多くのファンから支持を受けています。
さらに、彼らのメジャー1stアルバム「新喜劇」は、2024年8月7日にリリースされる予定ですよー
「No Time To Lose」歌詞を詳しく!
ここから「No Time To Lose」歌詞の意味を考えてみますね。
(海面から出ようとするイメージ画像)
このフレーズは、
この歌の主人公が過去の恋愛を思い出す様子が伝わってくるようです。
「痛みは」という感情を今も持っているので、
もしかしたら2人の恋愛はうまくいかなかったのかもしれないですね。
(髪の毛がたなびいてるイメージ画像)
「あてもなくただよう
わたしと ねえ」
というフレーズは、
自分の心のうちを髪の毛が風にたなびいている様子にたとえているようですね。
心の中がまだ定まっていない感じが伝わってきます。
(永遠の愛のイメージ画像)
「ふいに遠く感じる
幽かに今も見える
堪えても 堪えても
わかるでしょう」
このフレーズは、
ふとした瞬間に過去の2人の思い出を感じ、
わずかだけど彼女の陰影が目に浮かんでくる様子を表してようですね。
どれだけ忘れようとしても思い出してしまう切ない感情が溢れています。
「わかるでしょう」と聞き手に
問いかけることによって、共感して
自分のこの気持ちをわかって欲しいのかもしれません。
「今わの際にふたり
繰り返す 繰り返す
息のつづき」
「今わの際」(いまわのきわ)という表現は、
亡くなろうとしているまさにこの瞬間つまり臨終の時に使われますが、
ここでは二人が一緒にいる最後の瞬間のことかなと思います。
この瞬間を何度も繰り返していると歌っているため
余計に刹那性を強調していますね。
刹那性ってどんな意味なの?
「刹那性(せつなせい)」とは、時間が極めて短い状態や、一時的な享楽にふけるさまを指す日本語の形容動詞です。この言葉は、あと先を考えずに、今この瞬間だけを充実させて生きようとする姿勢を表すことがあります。特に、一時的な楽しみや喜びに没頭する様子を指して使われることが多いです。
この瞬間をあなたと生きたいと繰り返し願いながら
生命が継続していると感じました。
すごくアーティスティックな表現ですねー
「Cause I want
to be with you
every night」
君と一緒にいたいから 毎晩
「Cause I want
to be with you
every time」
君と一緒にいたいから いつも
「I got no time to lose,
no time to lose」
時間を無駄にはできない、 無駄にはできない
このサビのところは、
愛するあなたとずっと一緒にいたいと優しく語りかけるように歌っていて、とても素敵です
もし、この歌の主人公の恋愛を表現するとしたら、
「嬉し 恋し 愛し 悲し」
ってなるのかな。
「懐かしく ねえ」
懐かしい思い出だって、しみじみ感傷に浸ってる感じがします。
そしてねえと、ところどころで優しく語りかけています。
これは自分の感情を誰かにわかってほしいっていうのもあるかもしれないですが、
自分自身にも言い聞かせてるのかなって思いました。
(愛おしい人を思い出すイメージ画像)
「滲む暑さに消える
日方と居間にひとり」
※日方・・・日が傾く方向なので、西を指していて夕暮れ時を連想させます。
暑い夏の日差しが落ち着こうとする時の情景を歌ってるので、
歌い手の孤独感が増しますね。
「描いてく 描いてく
夢のつづき」
一人で過ぎ去った日々の余韻に浸ってる様子が伝わってきます。
ここのフレーズは、
まるでポエムのように美しいですね!
サビの部分ですが、前述のサビと違うところは、
このフレーズの最後が「every 」だけになってるところです。
nightやtimeが続いてないということは時間の指定やその瞬間ってことではなくて
君と永遠に一緒にいたいということを強調しているのかなと思いました。
(夜が明けるイメージ画像)
このフレーズから曲の雰囲気がが変わります。
歌詞の内容も過去を振り返ってばかりいた自分ではなくて、
自分自身を信じて自分らしく生きていこうとする気持ちを歌っています。
「掴まることさ 何世紀も 寝ても 覚めても 見せて」
というフレーズは、夢や目標を追い続ける決意を示してるようですね。
それを何世紀にもわたって、どんな時でもずっと示し続けるよって。
「真っ白なままに
朝が来る」
すっきりとした気持ちで前に進めそうですね。
恋愛だけに限らず、もし辛いことがあったとしても
この「No Time To Lose」の曲のように気持ちを前向きにしていきたいです。
最後のサビの部分は、コーラスが加わって
より力強さが増してます。
最初のサビでは心の揺らぎが伝わるような歌い方でしたが、
「We」を主語にすることによって
「僕たちはそれぞれ」時間を無駄にすることはできないって強調しているようですね。
でも心の奥底では、
「Cause I want
to be with you
every night」
(君と一緒にいたいから 毎晩)
って思ってるんですね。
そんな簡単に傷は癒えないけど、いつか心が穏やかに過ごせる時が来るといいなと思います。
まとめ
(NIKO NIKO TAN TAN)が歌う「No Time To Lose」の歌詞を見てきましたが、いかがだったでしょうか?
「No Time To Lose」の歌詞が醸し出す世界観がとっても素敵で、何度でも聞きたくなるような曲ですね。
ぜひ一度聴いて見てくださいね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
⭐️miletさんが歌う「hanataba」も素敵な曲ですよー