こんにちは。
毎週、TBSドラマ「不適切にもほどがある」を楽しく見ています。
このドラマの中ではキャストの皆さんの会話の途中で、
ミュージカル風な劇中歌が流れて来ます。
最初は「えっ?」てびっくりしたのですが、
最近は私にとって”ツボ”、それとも”沼”(笑)?
とにかくハマっています
ドラマもクライマックスに向けて盛り上がっていますが、
今回は、ドラマ「不適切にもほどがある」第6話での
劇中歌「17歳」の歌詞について詳しく見ていこうと思います。
「不適切にもほどがある」のあらすじって?
「不適切にもほどがある」は、阿部サダヲさんと仲里依紗さんが主演するTBSのドラマです。
昭和の体育教師・小川市郎が令和にタイムスリップし、不適切な言動を繰り返すコメディーです。市郎は令和でシングルマザーの犬島渚と出会い、時空を超えた恋愛や親子愛を描いていますよ。
一方、昭和では市郎の娘の純子や、令和からタイムスリップした社会学者の向坂サカエ(吉田羊)とその息子・キヨシ(坂元愛登)の物語も展開されます。脚本は宮藤官九郎さんが担当されています。
最初、主人公・小川市郎の言動が、
現代では「ほとんどアウトでしょ」って思っていたのですが、
最近は一郎の娘を思う気持ちや人情味の熱いところは
いつの時代になっても忘れてはいけないのかなと
思うようになりました。
ジェネレーションギャップがありすぎて
よくわからないって方も多いかもしれませんが、
時代がこんな風に変化して来て
今につながってるんだと思うと
とても興味深いですね。
劇中歌「17歳」の歌詞を詳しく!
ここから歌詞の意味を見ていきますね。
(新聞配達しているイメージ図)
エモケン先生は、90年代ごろ大活躍された大物脚本家だそうです。
俳優の池田成志さんが演じられています。
エモケン先生が17歳の頃に夢中になっていたドラマは
優作(松田優作)の「探偵物語」と歌っています。
俳優・松田優作さんのプロフィール
松田優作さんは、1949年9月21日に山口県下関市で生まれた俳優、歌手です。1973年にドラマ『太陽にほえろ!』でジーパン刑事として人気を得て、以後、映画やテレビで活躍しました。
代表作には、『人間の証明』『蘇える金狼』『家族ゲーム』『探偵物語』などがあります。
1989年にハリウッド映画『ブラック・レイン』に出演しましたが、同年11月6日に亡くなりました。二人の息子は俳優の松田龍平さんと松田翔太さんです。
ドラマ「探偵物語」とは
「探偵物語」は、松田優作さんが主演した1979年から1980年にかけて放送されたテレビドラマです。
松田さんは私立探偵の工藤俊作という役を演じて、コミカルな演技と独特のスタイルで人気を博しました。このドラマは彼の代表作のひとつとして知られています。
「ベスパ」がわからなかったので調べてみました。
「ベスパ」ってなあに?
ベスパとは、イタリアのピアッジオ社が製造するスクーターのブランド名です。1946年に初代モデルが発売されて以来、イタリアのスタイルアイコンとして世界中で愛されているそうです。
このベスパの名前はイタリア語で「ハチ」を意味し、その形や音に由来しています。ベスパには様々なモデルやカラーがあって、歴史あるモデルや最新の電動バイクなどがあるそうです。
また、ベスパは映画や音楽などのポップカルチャーにも影響を与えており、多くのファンやコレクターがいるようですね。
17歳のころ、エモケン先生は「ベスパ」というスクーターに
憧れて、新聞配達のバイトを頑張っていたんですね。
「ベスパ」の公式サイトはこちら↓
「宮藤ちゃん、宮藤ちゃん知らないの?
終わってるー」
「未来に希望が持てなくなると
昔話をするんだよ」っていうような内容が
ドラマの中にあったのですが、
一郎は「これはただ17歳だった頃の思い出を話してるんだよ」と
伝えたいのかもしれないです。
(駅前に集まっているイメージ図)
渚の17歳の頃、夢中になってたドラマが気になりますが。
第6話の前半での、渚と羽村(ファーストサマーウイカ)の会話にヒントがありましたよ。
※羽村由貴は、渚と同期のドラマプロデューサーの役設定です。
「あれ?エモケンといえば、あのカラーギャングのやつ、新橋の」(渚)
と言いかけて、
「SSLP 新橋SLパーク、マネしたよねSLボーイズのファッション」(羽村)
と答えています。
「SSLP、新橋SLパーク」のドラマとは、新橋の駅前に集まるカラーギャング集団「SLボーイズ」の活躍を描いたものです。(といっても、架空のドラマなのでお気をつけくださいね)(笑)
このドラマは、宮藤官九郎さんが脚本を手がけた代表作『池袋ウエストゲートパーク』(愛称・IWGP)のパロディーなので、タイトルや設定、キャラクターなどが似ていることになってます。(予想ですが)
このシーンでは、高校生時代(17歳)に流行ったドラマの話で大盛り上がりの二人(渚と羽村)を横目に、娘の純子のことを考えて物思いにふけている市郎の姿がありました。
将来の姿を知ってしまうのは、ある意味残酷ですね。
それにしても、渚(仲里依紗)が歌ってるシーンは
すごく可愛くて素敵ですよ
(ミュージカルの練習をしているイメージ図)
ドラマの光景とは全然違いますが(笑)
キャストの皆さんと一緒に歌ってるシーンは、
とてもキラキラ輝かれていて
振り付けも可愛いです。
松村雄基さんは、子供の頃から祖母と2人暮らしだったそうです。
17歳の時に芸能界デビューし、18歳の頃に最愛の祖母が脳梗塞で
倒れられたそうです。
その後、離れ離れで暮らすことになり、10年後には
おばあさまは帰らぬ人となりました。
加賀まりこさんって?
(「#加賀まりこ」さんのインスタグラムより)
すごくお綺麗ですね。
色あせない美しさです
もし、令和にこのままのお姿でいらっしゃったとしても
誰もが羨むくらいのビジュアルじゃないかなって思います。
歌詞のフレーズの中で、
「加賀まりこさんに
良くしてもらいました」
とあるのは、
「雨の慕情」というドラマの中で、
松村雄基さんの母親役を加賀まりこさんがされてたそうです。
ポチョムキンズ役は、ぱーてぃーちゃん・信子さんと櫻井健人さん
TikTokerポチョムキンズは、令和Z世代代表で、
『常識クイズ! 令和Z世代VS昭和おやじ世代』のクイズ番組に出演している設定です。
だから、昭和の事はわからないし生まれてないしって
歌っていますよ。
「今は若くても、もれなくみんな
歳を取っちゃうんだよ」って。
このシーンでは市郎が若いポチョムキンズに向かって
優しく歌っていますよ。
今の流行のTikTokも何十年後かには昔話になるんですね。
「おじさんやおばさんが昔話しちゃうのは」
17歳のような若い時に戻りたいけど、
それは無理だし、もう戻れないと分かっているから
少し大目に、「仕方がないなあー」ってぐらいの気持ちで
聞いてほしいんだって言ってるようですね
(女子高生のイメージ図)
ドラマの中の純子は、今まさに17歳だから
自分がどんな風な人なのかを語れないし、
まだ生まれてから17年間しか生きてないから
人に昔話をするほどのエピソードがないって歌っています。
本当に純子ちゃんの歌唱力、素晴らしかったです!
それから余談ですが、
このシーンはまるで生田絵梨花さんが歌う
ディズニー映画「ウイッシュ」の「ウイッシュ〜この願い」のようで
とても素敵でした
「まだ何者でもない」の
ないの部分が「ウイッシュ」の映画を思い出すことができて
懐かしい気持ちになりました。
まとめ
ドラマ「不適切にもほどがある」の第6話での
劇中歌「17歳」の歌詞についてまとめてみましたが
いかがだったでしょうか?
この歌は、昭和世代と令和世代の時代ギャップを描くコメディーの中で、
昭和のおじさんたちが17歳に戻りたいと歌うシーンがあります。
この歌のメロディーと歌詞は、1971年に南沙織が
歌ったヒット曲「17才」にオマージュされていますが、
南沙織の「17才」は、当時の若者の心情を表現したポップスで、
サビで「私は今生きている」というフレーズが印象的です。
※オマージュする・・・既存の作品などに対して尊敬の気持ちを表すこと。簡単に言い換えると、真似たり匂わせたりすることです。
「不適切にもほどがある」の「17歳」の歌では、
そのフレーズが「私はまだ17歳」と変えられています。
これは、ドラマの主人公の娘である純子が、
9年後に亡くなることを暗示しているように感じますが、
なんとかハッピーエンドの結末を期待したいです。
この歌は、昭和と令和の世代の違いをユーモラスに表現しながらも、
純子の運命に対する哀しみや希望を感じさせる曲ですね。
もし、順子が自分の運命を知ってしまったとしたら、
どんな気持ちになって、どんな行動を起こすのかなって
思ってみたりします。
それはその時になってみないと誰にもわからないのかもしれないですね。
最終話が楽しみです
最後までお読みくださりありがとうございました!