こんにちは。
私はどちらかというと人と話すのが苦手です。
保育園で2〜3歳の子どもたちと会話するときでも、会話力の高い先生から出てくる言葉は
子どもたちの気持ちを”がしっ”と引き寄せることができています。
年齢が低いからって、決して侮れません。感のいい子どもたちは、先生の言葉の内容や声のトーン、顔の表情や仕草などからその先生の人となりまで読み取っているのでは・・・って思う時もあります(笑)
こちらの記事では、私の保育園勤務でのエピソードや「頭のいい人が話す前に考えていること」(安達裕哉著 ダイヤモンド社)の内容などをまとめて紹介します。
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ある日保育園の子どもが、自分で何やら一生懸命にブロックで創作物を作っています。
それを先生に見せたくて先生のところまで持ってきました。
その時の先生の反応が、
「へえー」
「可愛いいね」
「がんばったね」
「面白いね」
って、適当な言葉でその子に対応してしまったとします。
すると、その子は何か言葉を言いかけようとしましたがその先が続かず、
また自分の遊びの世界に戻って行きました。
その場しのぎの適応な言葉は、相手の心には響きません。
目の前にいる人の心を掴むには・・・
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「目の前の人を尊重すること」
たとえ大人であっても
子どもであったとしても
尊重した思いで発した言葉は、必ず目の前の人に伝わります。
先ほどの保育園の話ですが、
「可愛いいね」で終わると、せっかくのコミュニケーションの機会が台無しです。
せっかく勇気を出して見せに来てくれたのだから、
その気持ちを尊重して相手に寄り添う対応が求められます。
もしこんな言葉を返していたら?
「見せに来てくれてどうもありがとう!」
もし、その創造物が家のように見えたら
「家に遊びに行ってもいい?」
「お邪魔しまーす」
そこから、延々とブロック遊びが続きます(笑)
登場人物を決めたり、部屋の中のレイアウトを決めたり・・・
どんどん世界が広がります。
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※「頭のいい人が話す前に考えていること」の中には
先日、「頭のいい人が話す前に考えていること」(安達裕哉著 ダイヤモンド社)という本を買いました。
この本を買うきっかけは、某TV番組で人気の本ですと紹介されていたからです。
「どれだけ考えても、伝わらなければ、考えたことにならない」
との、著者の言葉には身に染みました。
どこのご家庭でも出勤前はとても忙しく時には、
家族の言葉も上の空で聞いているということもあるのではないでしょうか・・・
ある朝のことですが、主人の出勤時間のタイムリミットが近づいているので、主人に
「もうそろそろ出なくちゃ間に合わないんじゃないかな」
と、私は伝えたのですが、一向に椅子から立ち上がろうとしません。
すると少し経って、
「どうして時間教えてくれなかったんだ」って言われました。
「えっ時間のこと伝えたよ」と答えると、
「俺は、わかったって返事をしたか?」と聞かれました。
確かに、何か考え事をしている感じだったので主人からの返事はなかったって思い出しました。
私は伝えたつもりでも、本人は別のことを考えていたので、主人には
伝わっていなかったようです。
相手の心に伝わらなければ、いくらこちらが伝えたと思っても実際は伝わったことになっていなかったんですね。
「だれでも結論から話せるようになる法」(※p192〜より)
最初にもお話ししましたが、私は話すのがどちらかというと苦手です。
グルメリポーターのように、上手な食レポするもの苦手です。
私の場合、今日あった出来事を誰かに伝える場合、「これがこうなって、ああなって・・・」と
だらだらと話してしまうことがよくあります。
「結局どうなったの?」
「結論はどうなの?」
と主人から聞かれます。
順番に話しているうちに自分でも何を伝えたいか分からなくなってしまいます。
「朝頼まれてたことは、無事に済ませたから安心してね」
忙しくて疲れている主人は、このことが知りたいだけなのです。
「頭のいい人が話す前に考えていること」(安達裕哉著 ダイヤモンド社)
の本の中には、
「「結論から言え」というのは、本質的には、自分がしたい話ではなく、相手が聞きたい話を最初にしろということ」
と書いてありました。
確かに、相手が聞きたい話を先にする方が伝わりやすいですね。
この部分を気をつけるだけでも、話し方がかなり変わってくるかもしれないです。
有名人からのさまざまなアドバイスとは?
「話す」ということをシンプルにアドバイスしてくださっています。
いくつかご紹介していきますね。
「話すということは、自分の考えを相手に伝えるだけでなく、相手の考えを受け入れることでもある。」(アメリカの作家・スティーブン・キング)
この言葉の意味は、コミュニケーションにおいて、自分の意見や感情を表現することはもちろん大切ですが、それだけでは不十分であるということです。相手の話をしっかりと聞き、相手の考えや立場を理解し、尊重し、受け入れることも必要だということです。
話すということは、一方的な伝達ではなく、双方向の交流であるということです。
話すということは、自分の考えを相手に伝えるだけでなく、相手の考えを受け入れることでもあるという言葉は、コミュニケーションのスキルや姿勢を向上させるために参考になると思います。話すときには、自分の話だけに集中するのではなく、相手の話にも耳を傾けることを意識していこうと思います。😊
「話すということは、自分の感情を表現することでもある。感情を抑えて話すと、話はつまらなくなる。」(日本の作家・村上春樹)
「話すということは、自分の感情を表現することでもある。感情を抑えて話すと、話はつまらなくなる。」という言葉の意味は、以下のように解釈できます。
話すということは、単に情報を伝えるだけではなく、自分の気持ちや考え方を相手に伝えることでもあるということです。自分の感情を表現することで、話に色や味がつき、相手にも自分の人柄や個性が伝わります。
感情を抑えて話すと、話はつまらなくなるということは、自分の感情を隠したり、抑制したりすると、話に生気や魅力がなくなるということです。感情を抑えると、話のトーンや表情も平坦になり、相手にも興味や関心を持ってもらえなくなります。
この言葉は、コミュニケーションの重要性や効果を説くために使われることが多いです。自分の感情を素直に表現することで、話が面白くなり、相手との関係も深まるというメッセージを伝えることができると思います。
「話すということは、自分の知識を共有することでもある。知識を共有すると、自分も相手も学ぶことができる。」(イギリスの物理学者・スティーブン・ホーキング)
言葉の意味は、以下のように解釈できるかなと思います。
話すということは、自分が持っている情報や経験を相手に伝えることでもあるということです。自分の知識を共有することで、話に内容や価値がつき、相手にも自分の専門性や信頼性が伝わります。
知識を共有すると、自分も相手も学ぶことができるということは、自分の知識を相手に教えるだけではなく、相手の知識やフィードバックを自分に教えてもらうこともできるということです。知識を共有すると、話のレベルや質も高まり、自分も相手も新しい発見や気づきを得ることができます。
この言葉は、コミュニケーションの効率性や相互性を説くために使われることが多いです。自分の知識をオープンに共有することで、話が有意義になり、自分と相手の成長につながるというメッセージを伝えることができます。
「話すということは、自分の人生を語ることでもある。人生を語ると、自分も相手も感動することができる。」(インドの指導者・マハトマ・ガンジー)
この言葉の意味は、人と話すときには、ただ事実を伝えるだけではなく、自分の感情や思いや価値観などを表現することが大切だということです。人生を語るということは、自分の人格や人間性を語ることでもあります。それによって、自分は自分の人生に対して深い理解や認識を持つことができます。また、相手は自分の人生に対して共感や関心を持つことができます。そうすると、自分も相手も感動することができるのです。
心理学者の池田和浩さんも、自分の研究成果を紹介する記事の中で語られています。池田さんは、過去に起きた出来事を何度も繰り返し語ることには、様々な目的や効果があるということを調査しています。たとえば、ポジティブな出来事をポジティブに語ることは、人と楽しさを共有することに役立ちます。ネガティブな出来事をポジティブに語ることは、辛い過去から立ち直ることや前向きに変わることに役立ちます。池田さんは、自分の人生を語ることは、自分の人生を書き換えることにもなると言っています。
また、同じような言葉はコミュニケーションの重要性や効果を示す言葉としても使われています。たとえば、経済ジャーナリストの鈴木敏文さんは、人生にモヤモヤしている人に効く「最強の言葉」として、この言葉を紹介しています。鈴木さんは、人生を語ることは、自分の人生に対して自信や誇りを持つことにもなると言っています。また、人生を語ることは、相手の人生に対しても尊敬や感謝を持つことにもなると言っています。そうすると、自分も相手も幸せになることができるのかなと思います。
この言葉は、私にとってもとても響く言葉です。私は、人に上手に伝えることは苦手ですが、人と話すことは好きです。人と話すことで、自分の人生を振り返ったり、自分の人生に対して新しい発見や気づきを得たりすることがあります。
また、人と話すことで、相手の人生に触れたり、相手の人生に対して学んだり感動したりすることがあります。そうすると、自分も相手も人生を豊かにすることができると感じます。私は、人と話すことは、自分の人生を語ることでもあると思います。人生を語ると、自分も相手も感動することができると信じています。
「話すということは、自分の信念を示すことでもある。信念を示すと、自分も相手も行動することができる。」(アメリカの政治家・マーティン・ルーサー・キング・ジュニア)
この言葉の意味は、人と話すときには、自分の考えや主張をはっきりと伝えることが大切だということと解釈できます。
自分の信念を示すということは、自分の価値観や目標を示すことでもあります。それによって、自分は自分の信念に基づいて行動することができます。
また、相手は自分の信念に対して理解や共感を持つことができます。そうすると、自分も相手も信念に沿った行動を起こすことができるのではと感じます。
以上、5人の方の言葉を紹介しました。
どれもためになる言葉ばかりなので、話すことの大切さを改めて深く心に刻むことができましたよ。
ご参考になれば嬉しいです。
まとめ
今回は、「話すのが上手になるためのシンプルな方法とは?」ということをまとめてみました。
いかがだったでしょうか?
人と話をすることは、自分の人生も豊かになっていくことなので、これからも怖がらずに楽しんで話していけたらいいなと思います。
「話す」ということのさまざまなノウハウがあるかもしれませんが、あまり気負わずに自分らしく話していけたらいいですね。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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