あいみょん「いちについて」癒されてすぎて涙が止まらない歌詞の意味を深掘り

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こんにちは。

2025年7月23日、あいみょんが歌う「いちについて」リリースされましたね。

スピード感とたくさんの情報が重要視される世の中で、こんなにもゆったりとした気持ちになれたのはいつ以来だろう…って、思えるくらい癒されました。

「早く結果を出さなくては」「早く完成させなくっちゃ」の日々。

いつも、”早く早く”と急かされている疲れた心に、染みわたるようなあいみょんの優しい歌声。

癒されすぎて涙が止まらない。

ありがとう…

今回は、あいみょんが歌う「いちについて」の歌詞の意味を、日曜劇場「19番目のカルテ」の内容とリンクしながらみていきますね。

目次

「19番目のカルテ」タイトルの意味は?

19番目って何の数なの?

日本の医療制度では、総合診療科を「19番目の専門分野」だとされています。
医療の窓口の役割をしているかも。
”臓器”を診るのではなくて、”人”を診る…大切な医療ですね。

日曜劇場「19番目のカルテ」キャストは?

松本 潤…徳重 晃 役(総合診療医)

小芝風花…滝野みずき 役(整形外科医)

木村佳乃…有松しおり 役(小児科科長)

生瀬勝久…北野栄吉 役(魚虎総合病院院長)

新田真剣佑…東郷康二郎 役(外科医)

池田成志…東郷陸郎 役(外科部長・康二郎の父)

清水尋也…鹿山慶太 役(内科医)

ファーストサマーウイカ…茶屋坂 心 役(心臓血管外科医)

津田寛治…成海辰也 役(整形外科科長)

田中 泯…赤池 登 役(離党の医師・徳重の恩師)

岡崎体育…大須哲雄 役(麻酔科医)

本多 力…平手 秀 役(耳鼻咽喉科医)

池谷のぶえ…豊橋安希子 役(看護師)

松井遥南…瀬戸舞子 役(看護師)

🔷松本潤さんは、ご自身の30年のキャリアの中で初めて医師役に挑戦されています。徳重晃医師がどう”人”や”命”と向き合いながら、患者の苦しみを見抜いていくのかが見どころですね。

※参照元:「19番目のカルテ」公式サイト相関図

あいみょん「いちについて」歌詞の意味を詳しく!(ドラマのネタバレも含みます)

※個人的な感想をもとに、歌詞の意味をまとめています。「そこはちょっとちがうかも?」と思われるかもしれませんが、「そんな考えもあるのかな?」と思っていただけると嬉しいです。

簡単に幸せになれる方法を
探してる
そんな検索ばかり

馬鹿馬鹿しい?
いいよ笑って
透明な瞳で世間を見られたら
どこまでも楽になれるのだろうか

出典元:Apple Music「いちについて」
検索をしている女性のイメージ画像です。
image Illustration/ heartful life salon

タイトルについて考えてみる

「いちについて」は日曜劇場「19番目のカルテ」の主題歌ですが、まず”いち”ってなんだろうって考えてみました。

・スタートライン(新しい挑戦の始まりの線)
・一番(トップや一位になるという意味)
・一人(自分だけになる・ぼっち)
・初めの一歩(踏み出してみるきっかけや勇気の意味)
・「いちについて」(陸上競技で一列に並んでスタートする時の掛け声)
・原点(すべての物事が始まる場所やその地点、またはその人の想い)
・個性(他にはないその人らしさ・自分が持つ光)
・単独(他とは交わらない一つのもの)など
※”いち”の意味の例をあげています。

もしかしたら、もっと他の意味もあるかもしれないですが…。

あいみょんの楽曲「いちについて」は、一つだけに限定されずにさまざまな”いち”が含まれてるような気がします。

ドラマのシーンを観ながら、「これはどの”いち”の意味なんだろう?」とか、「どういうメッセージが隠されているのだろう?」って考えてみるもの素敵ですね。

「笑うなら笑っていいよ」という想い

ここ数年で生成AIがすごく進化していて、AIが相談相手みたいにチャットで悩み事を聞いてもらったり、どうしたら解決するのかまで提案してくれたり。

AIに依存してばかりいたら、自分で考える力が無くなるよと世間の人たちは、批判してくるかもしれない。

2024年にマイクロソフトとカーネギーメロン大学が319人の頭脳労働者を対象に行った研究では、生成AIを使う労働者の間で批判的思考能力が低下していることが明らかになったそうです(参照元:東洋経済オンライン

でも「最短ルートで幸せになれる方法を探すのがなぜ悪いの?」「だって今は苦しい状況だから一日でも早く幸せになりたいんですもの」というメッセージが含まれている気がします。

だから、世間に対して「笑うなら笑ってもいいよ」といってるのかもしれません。

「19番目のカルテ」での滝野みずきが、”なんでも治せるお医者さん”になりたいと思って、苦悩してる姿が、歌いだしのフレーズとリンクするなあって思います。

整形外科医のみずきは、患者さんに寄り添いもっと全体的に診て上げれるようなお医者さんに早くなれる方法を探す日々。

透明な瞳で世間を見られたら

もしも煩わしいことを考えずに、ピュアな心で世の中を俯瞰(ふかん)できたらもっと楽になれるのかなって。

どうなんだろう…。

落とされた世界が
少し泥濘んでいた
はじめからつまづいた
ピストルの音を誰かが遮る
傷つけて形を

変えていく生き方で
そうやって居場所を見つけたよ
変わりたくて生きて

出典元:Apple Music「いちについて」
陸上競技のスタートラインの光景
image Illustration/ heartful life salon

スタートラインに立つ人へ

たとえば、スタートラインが
他の人と比べて悪状況だったと
したら?

突然ですが、世界陸上競技大会で100メートル走のスタートラインに立つときに、自分のスタートポジションだけに水溜まりがあったとしたら?

こんなシチュエーションはなさそうですが 笑

だけどもし水溜まりがあれば、他の選手より圧倒的に不利な状況ですよね。

自分の力を100%発揮できないどころか、力強くダッシュをきれなさそう。

次に、もしもスタートの合図音を誰かが妨害して聞こえないようにしたら、いつスタートしていいかわからないです。

フライングどころか試合ができない状況で混乱しそう。

ライバルに差をつけたのはなぜ?

どうして、ライバルを蹴落として生きていく人がいるの?と疑問なのですが、その答えは次のフレーズが表してると思います。

そうやって居場所を見つけたよ
 変わりたくて生きて

ひどい手段を使って自分の立場を有利にするのは、きっと自分が過ごしやすくて居心地がいいからかもしれないですね。

人より遅れを取ってたら、社会では自分の存在が目立たないかもしれないし、立場もどんどん悪くなるのも辛いから…たぶん。

自分の今の状況を少しでも良くして生きていきたい思ってる人がいるのも現実なんですよね。

あいみょんは、もしこんな人たちがいたらどうなんだろうと、歌詞を通して問いかけてくれてるような気がします。

それで、もう一歩深掘りしてみるのですが…。

「いちについて」の数々のフレーズからは、人を蹴落とすような風潮へはゆるやかに反発し、その逆にうまくスタートできなかった人や状況の変化に弱い人たちを温かく肯定するメッセージが伝わってきます。

人が「これってどうなの?」と思う時は、その奥には「もしかして違うんじゃないの?」という心理が隠れているから。

判断が鈍くなる善の端くれで指を切る
気持ちの悪い笑顔が心舐め回す
もう砕いて

出典元:Apple Music「いちについて」
綺麗な球が砕ける様子を描いています。
image Illustration/ heartful life salon

バグった状況をなんとかしたい

このセクションのフレーズ、本当にすごいです。

何がすごいの?と思われるかもしれませんが、あいみょんの風刺画のような表現力は唯一無二というかなかなか思いつかないです。

自分のことは後回しにしてでも人のために尽くそうって思って行動したのに、トラブルに巻き込まれてしまう。

何が何でも救ってあげたいという想いばかりが先行して、正しい判断が冷静にできなかったような状態。

そんな状況を「善の端くれで指を切る」と表現されてるなんて…。

そして、次のフレーズへ。

上手に言語化できないけれど、例えば表面だけはいい顔をして心では真逆のことを考えている人が、私やあなたの心に入り込もうとする状況が目に浮かびます。

ほんと、「もうやめて!」「気分が悪い!」ってなっちゃいますよね。

この歌詞の想いから、なんとかしたいし変わりたいんだという気持ちが伝わってくるなあって。どう思われますか?

追記:第2話(ヒーローも、怪獣も、)(7月27日放送)

17歳の岡崎拓君のエピソード

ドラマの後半、ずっと号泣でした。

小さい頃から心臓の悪い弟のさくちゃんのために、お兄ちゃんとして頑張ってきた拓君。

父親は仕事が忙しく母親は苦しい生活に耐えられず家を出る…そして、拓君はヤングケアラーに。

そんな拓君の存在に、スポットライトを当ててくれた徳重先生の言葉に胸が熱くなりました。

聞かせてください、あなたの話を」(徳重先生のセリフ)って。

”人を診る”医療というのは、まさにこういうことなんだなって教わった気がします。

どこにでもあるような
お決まりの不幸で
その先で腐るかは

自分次第なのか
残された時間が

焦りを誘い戸惑う
行きたかった遠くまで
汽笛の音さえ誰かが遮る

出典元:Apple Music「いちについて」
遠くで列車が走っている光景を描いています。
image Illustration/ heartful life salon

そんなすぐには変われない

この世の中は自分の思い通りにいかないことが多いし、嫌な思いを経験するなんてざらだけど…。

次のフレーズであいみょんが問いかけてくれてます。

その先で腐るかは自分次第なのか」って。

確かに、そうですよね。

悪い状況の中でへこんだりやる気がなくなったりするのは、自分の気持ちによるのかな。

でも、強い気持ちを保ち続けるのは難しい時もあります。

それに、自分の性格はすぐには変えれないですものね。

追い打ちをかけるように…

次の「残された~」のフレーズなのですが、もしかすると日曜劇場「19番目のカルテ」の中で起きる試練を予期してるような感じがします。

現在(7月25日)は、ドラマがまだ始まったばかりなのでどんな展開が待ち受けてるのかわかりませんが、歌詞の内容とリンクするシーンがあれば、また追記していきますね。

徳重 晃先生(松本潤 演)に対抗するような勢力が、第1話でちょっと描かれてました。

東郷外科部長親子が敵になるのか、それとも息子の康二郎先生が味方になってくれるのか、今のところ全然予想がつきません。

また、注目して観ていきますね。

運命があまりに
静かに蝕んでくる
なぜ自由は優しいふりをして
落とし穴を作るの

出典元:Apple Music「いちについて」
落とし穴のイメージ画像を描いています。
image Illustration/ heartful life salon

知らず知らずのうちに

このフレーズの状況は、かなりダメージが大きいなあって思いました。

知らないうちに悪い状況に
されちゃうのは、どんな
シチュエーションがあるかな?

例えば
①毎日忙しくてストレスも感じてるけど、これが「普通の生活」「当たり前」だって思い込むうちに、気が付けば慢性疲労や心の不調につながる場合。

②フェイクニュースや誤情報が広まって、無意識のうちに信じ込んでしまい取り返しのつかない状況になる場合。

どんな場合だとしても、気づいた時に「あっ」て深い暗闇に落とされたら怖いです。

なんとか、最悪の状況になる前に気付けたらと思います。

ドラマの中でも様々なことが起こりそうですよね。

そして、

このフレーズ「~落とし穴を作るの」のあと、サビが続きます。

最後のフレーズを強調するようにあいみょんは心を込めて繰り返して歌います。

変わりたくて
変わりたくて生きて
変わりたくて生きていく


作成:あいみょん

出典元:Apple Music「いちについて」
前向きに生きようとする女性の姿を描いています。
image Illustration/ heartful life salon

本当に伝えたいこと

ラストのフレーズですが、

「いちについて」の歌詞の中で一番ド直球で、胸に突き刺さったフレーズです。

曲調から紐解いてみると、最初は静かなアコースティックサウンドから、徐々に力強さを増していくような構成になってます。

特に、中盤で転調してからは穏やかさの中から決意へと移っていくように、感情が高まる様子がサウンドでも表現されていますね。

そして、ラストのフレーズはあいみょんの力強い歌声が響き渡り、迷ったり悩んだりする心に一歩踏み出す勇気を与えてくれます。

ほんとに、ラスト必聴なので、チェックしてみてくださいね。

まとめ

今回は、あいみょんが歌う「いちについて」の歌詞の意味をみてきましたが、いかがでしたでしょうか?

執筆時点では、まだドラマのスタートラインということでしたので、歌詞とドラマのシーンをリンクしたとはいえませんが、回を重ねるごとに追記していきたいと思います。

最初この楽曲を聴いた時、「あーこんなにもゆっくりしてもいいんだ」って感じて。

なんだかほっとしたら、涙が止まらなくなってしまいました。

タイトルにも書いたのですが、「癒されすぎて涙が止まらない」という状況が、本当に起きた瞬間でしたよ。

また、大好きな曲が一つ増えました!こんなにも素敵な曲に出逢えて、ほんと幸せです。

ぜひ、一度とは言わず何度でも聴いてみてくださいね

最後までお読みいただきありがとうございました!

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