離婚伝説「紫陽花」希望が紡ぐ歌詞の意味とは?「対岸の家事」主題歌

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こんにちは。

毎週TBSドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」を楽しみに見ています。

「雨上がりの紫陽花が見せる七色の輝き。その意味を心に問いかけながら、日常を輝かせる物語を紡ぐ。」そんな壮麗なテーマで描かれた離婚伝説の楽曲「紫陽花」。

そして、家事や人間関係に悩むドラマ『対岸の家事』の主人公たち。

それぞれのストーリーが織り成す共鳴の瞬間をご存知ですか?

今回は、紫陽花の歌詞がドラマとどんなふうに織りなしていくのか、ドラマの感動のエピソードを交えながら歌詞の意味を探っていきますね。

目次

ドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」のあらすじ

「対岸の家事」は、家事をテーマに描いた新しい視点の物語です。このドラマでは、異なる価値観を持つ3人の主人公が、家事や育児、仕事を通じて互いに影響を受けながら成長していく姿が描かれています。

主人公の村上詩穂(多部未華子)は、14歳で母親を亡くし、それ以来家事を担ってきました。その経験から「同時に複数のことをこなせない」と感じてしまい、結婚後は専業主婦として生きることを選びました。

しかし、時代の流れや周囲の環境の中で、時には自分の選択に疑問を持つことも。

一方、ワーキングマザーの長野礼子(江口のりこ)や完璧主義の官僚育休パパ中谷達也(ディーン・フジオカ)と出会い、それぞれの背景の違いや葛藤を抱えながら、3人の人生が織りなす様子が展開されますよ。

詩穂が専業主婦としての日常に焦りを感じる中で、礼子の働く母としての奮闘や、中谷の厳しい育児スタイルを目の当たりにし、次第に互いの世界を理解しようとする展開から目が離せないですね。

離婚伝説「紫陽花」の歌詞の意味を詳しく!(ドラマのネタバレも含みます)

ここから歌詞の意味をみていきますね。

歌いだし~「空を見てたんだ」まで

気付けば
いつの間にか
大人になって
探してたものも
見つからないまま
ぼんやりと空をみてたんだ

出典元:Apple Music「紫陽花」
女性がぼんやり空を見上げている光景を描いています。
image Illustration/ heartful life salon

ドラマ「対岸の家事」のヒロイン詩穂は、過去の経験から自分は2つのことを同時にできないと感じ、専業主婦になる道を選びました。

忙しいワーキングママからすれば、専業主婦は時間もたっぷりあって楽な存在だと見えるし、今時”絶滅危惧種”だよねと皮肉の一つや二つ言いたくなってしまう。(たぶん羨ましいから)

ドラマの前半で、育休明けから会社に復帰した長野礼子が、詩穂をちょっと見下してましたね。

最悪の出会いから始まった2人。

まさか、住まいが隣り合わせになるなんて。

詩穂は専業主婦を選んだものの、「今日も誰とも話せなかった」と落ち込み、なんだか世界から自分だけが取り残されてしまう怖さを感じていました。

探してたものも
  見つからないまま
  ぼんやりと空をみてたんだ

自分が選んだとはいえ、誰とも話せなかったり、夫も疲れて帰ってきた日は自分の話を聞いてくれない。

夫は職場で辛いことがあると家に帰ってまで、妻の悩みを聴く気持ちの余裕がないんですよね。

それはそうだけど、妻は聞いてほしいって思ってしまう。

誰とも話せない日はひとりごとが増える”って、これわかります。

なんかしゃべってないと、孤独感が増すような気がして…。

ぼんやりと空を見ていた」というフレーズが、詩穂や礼子の気持ちを表してて、ドラマのシーンがさまざま思い出されましたよ。

困ったな
今日からしばらく雨だって
傘も差さずにどこへ行くの?
ってさ、話しかけてくれたんだ

出典元:Apple Music「紫陽花」

このフレーズを聴いてると、第1話で礼子が長男の篤正くんから締め出されちゃった場面が頭によぎりました。

篤正くんがカギを開けてくれたけど、家に入った瞬間、ガチャって!

「えー」と思いながら見てました。

ゲームオーバー」とつぶやいた礼子の気持ちが、痛いほど突き刺さりました。

熱が出てる子どもを抱っこして両手は荷物でふさがってる状態、、しかも家に入れないって…。

”誰か助けて”と叫びたくなります。

困ったな
 今日からしばらく雨だって
 傘も差さずにどこへ行くの?
 ってさ、話しかけてくれたんだ

もうダメだっていう状況の時に、詩穂が声をかけてくれたんですよね。

礼子から”絶滅危惧種”と陰口を言われてから、お隣さんとはいえ、見て見ぬふりをしてきた詩穂

対岸の火事”のことわざのように、自分には関係ない、他人の出来事と割り切ってきたものの、さすがにこの状況はほっておけないですものね。

優しい詩穂の対応に涙腺が崩壊しました 笑。

第1話から号泣ポイントがありすぎますね、ほんとに!

苦しんでいる人がいたら他人事とは思わずに、詩穂のように一歩ふみだして声をかけることが大切なんだって教わりました。

繋いだ手を離さずに
ぎゅっと握って笑ってくれた
いつかきっと巡り逢う
誰かに返せるように
同じ空を見上げているんだ
僕らは雨に打たれながら
それでも明日を照らしてる
七色に咲く花のように

出典元:Apple Music「紫陽花」
ママと女の子が雨の中歩いている光景を描いています。
image Illustration/ heartful life salon

第1話で、深夜詩穂礼子がマンションの屋上に上って、夜景を見るシーン。

ここもおすすめのシーンですよ。

本当に人生をゲームオーバーにしようとしていた礼子に対して、詩穂が声を掛けます。

そして、詩穂が関係者以外立ち入り禁止みたいなところに礼子を誘うと、

「怒られるよ」と礼子が。

次の詩穂の言葉にぎゅっと心が掴まれましたよ。

「怒られたっていいじゃないですか。ちょっとぐらいルール違反しても。
ゲームオーバーになるよりましです!」

こういって、礼子を救ってくれたんですよね。ほんとにそうかもしれません。詩穂のいうとおりですね。

繋いだ手を離さずに
 ぎゅっと握って笑ってくれた
 いつかきっと巡り逢う
 誰かに返せるように

第3話で、礼子の娘の星夏ちゃんが病気になり会社を休まなくちゃいけないことに…。やっと会社に復帰したのにと思うと肩身が狭くなる気持ちよくわかります。

子どもが病気だから仕方がないと思っても、自分が休むと同僚に負担をかけてしまうのは心苦しいですよね。

でも、そんなときに同僚の今井君が仕事の引継ぎをしてくれました。

そして、今井君が大変なときは礼子さんが肩を貸すよって…。

詩穂が礼子を救ったように、今度は礼子が今井君に優しい言葉を。

こんなふうに悩んでる人を救うような優しさの連鎖が、ずっと続くとしたらとても素敵ですね。

同じ空を見上げているんだ
 僕らは雨に打たれながら
 それでも明日を照らしてる
 七色に咲く花のように

紫陽花の花は、環境に応じて色が変わる特性から、柔軟に対応する力が人間にとっても重要だということを教えてくれます。

人生ではいろんな変化が訪れるけれど、それに合わせて自分自身を調整し、新しい環境の中で最善を尽くす姿勢が大切なんですね。

また、雨の日でも美しく咲き誇る紫陽花を見れば、困難な状況でも輝いていかなくちゃと勇気をもらえます。

悲しい時やつらい時でも、自分の中の「色」を忘れずに、前向きでいられるようにしたいです。

紫陽花の花のように…。

気付けば
いつの間にか雨は上がって
日差しを浴びた花たちもまた
鮮やかに見えたんだ

出典元:Apple Music「紫陽花」
雨が上がって虹が出てマンションの前の旗たちが輝いている光景を描いています。
image Illustration/ heartful life salon

このフレーズは、壁にぶつかりながらでも負けないで前に進めば、きっと問題が解決していくんだよと言ってくれているようで勇気が出てきます。

雨が降っていても紫陽花は綺麗ですが、雨がやんで紫陽花に陽の光が差し込んでくると、よりキラキラと輝いて見えます。

私たちも紫陽花のように、どんな状況であっても自分らしく輝いていけたらいいですね

なんだか
背中を押してくれた気がして
歩き続けたこの日々も
大切に思えたんだ

出典元:Apple Music「紫陽花」

詩穂が14歳の時に母親が亡くなり、その日から父と2人の生活が始まりました。

詩穂は父と二人の家事分担表を作り、なんとか学校と家事を両立しながら生活してたのですが、だんだんと詩穂に家事の比率が大きくなって…。

この詩穂の回想シーンもううっときました。

部活も続けたいし、友だちと学校帰りにアイスを食べたい。

当たり前のことが自分だけできないジレンマを抱えて苦しんでた詩穂。

あれもこれも一度にはやりこなせないと感じた経験があるので、結婚してからは専業主婦を選んだんですね。

でも、詩穂はそんな自分の選択が間違っていたのではと不安になります。

「私が専業主婦を選んだことで、いちごからなんらかの機会をうばっているとしたら」

こう詩穂が後悔する言葉を言ったとき、礼子が励ましてくれました。

「そんなことない」って。

なんだか
 背中を押してくれた気がして
 歩き続けたこの日々も
 大切に思えたんだ

もう、このフレーズが詩穂と礼子のやり取りのシーンにぴったりすぎて、心打たれましたよ。

友達に自分の選んだ道は間違ってないと言ってもらうと、今までの経験が無駄じゃなかったと思えるようになるから不思議ですね。

他にも心に響くセリフがたくさんあったので、ぜひチェックしてみてくださいね!

ずっと探していた
幸せはいつでも側にあって
繋いだ手を離さずに
ぎゅっと握って笑ってくれた
いつかきっと巡り逢う
誰かに返せるように

出典元:Apple Music「紫陽花」
親子3人で幸せそうに歩いている光景を描いています。
image Illustration/ heartful life salon

ずっと誰か自分の悩みを聞いてくれる人いないかなと思っていた詩穂でしたが、ちょっと苦手だった礼子と何でも話せる友だち関係に。

それに、いつも詩穂の味方でいてくれる優しい夫と可愛いいちごちゃんが側にいてくれるって、ほんと詩穂は幸せだなあとつくづく思っちゃいました。

もしかしたら自分の選択に迷いがでてくると、仕事を続けてるから幸せだとか専業主婦だから不幸せだとか、またその逆にも感じるかもしれないです。

でも、きっとそんなことなくて、自分が選んだ道が正解だし幸せなんだと思います。

大丈夫これでよかったんだと生きていきたいですね。

そして、

いつかきっと巡り逢う
 誰かに返せるように

自分と同じような悩みを抱えてる人と出会ったら、”大丈夫だよ”と言ってあげたい、ですね!

同じ空を見上げているんだ
僕らは風に吹かれながら
それでも明日を照らしてる
どれだけ遠く離れても

心は繋がってるんだって
あなたがいつも
教えてくれたこと
大事にしまってたんだ
気付けばいつの間にか
大人になって
こうして会えたから

出典元:Apple Music「紫陽花」
リビングに絵本が置いてある光景を描いています。
image Illustration/ heartful life salon

あなたがいつも
 教えてくれたこと
 大事にしまってたんだ
 気付けばいつの間にか
 大人になって
 こうして会えたから

このフレーズのあなたというのは、詩穂のお母さんのことなのかなと思いました。

時おり詩穂の回想シーンで、登場するお母さんがいつも読んでくれた絵本。

優しい声で読んでくれたお母さん。

詩穂にとってはとても大切な思い出です。

いつも読んでもらっていた絵本を今度は娘の苺に読んであげるママになってたんですよね、詩穂も。

そして、

こうして会えたから”のフレーズは、もしかすると詩穂とお父さんの再会を意味してるのかな。

高校の卒業式以来、一度も実家には帰ってないと詩穂が言っていたので。

いつか父と娘のわだかまりが溶ける日が来るといいなと、思いながら聴いてました。

昨日までの自分とは
そっとさよなら
上手くは言えないけど
これからもずっと側にいて
七色に咲く花のように

作成:RIKON

出典元:Apple Music「紫陽花」
道端に咲く紫陽花を描いています。
image Illustration/ heartful life salon

ラストの歌詞もすごくいいですよね。

昨日までの自分とは
 そっとさよなら

自分の苦手なとこは急には変えれないけど、”そっと”とあるように少しずつでもいいから克服できるといいなと思います。

上手くは言えないけど
 これからもずっと側にいて
 七色に咲く花のように

大切な家族や友だちには照れくさくて、気の利いた言葉を言えないけど、

言葉にして伝えたいですよね。

このフレーズのように”これからもずっと側にいて”って。

まとめ

今回は、紫陽花の歌詞がドラマとどんなふうに織りなしていくのか、ドラマの感動のエピソードを交えながら歌詞の意味を探ってきましたが、いかがでしたでしょうか?

現在(ドラマ第5話時点)でも、既に感動ポイントがありすぎて、書ききれないです 笑

ドラマの後半に向けて、まだまだ感動エピソードてんこ盛りの予感がしますので、また追記していきますね。

離婚伝説の「紫陽花」の歌詞とドラマの内容が共鳴しあってるからこそ、私たちに深い感動を与えてくれます。

それだけではなく、ボーカルの松田歩さんの優しい歌声と心地よく響くメロディーのトリプル効果が、さらに気持ちを高めてくれますよ。

ぜひ一度、離婚伝説が歌う「紫陽花」を聴いてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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