「かっこいい」「生き様が刺さる」「彼女の言葉に救われた」。
国内外で熱狂的なファンを増やし続けるアーティスト、ちゃんみな。なぜ彼女の音楽と生き方が、これほどまでに私たちの心を掴んで離さないのか知りたくなります。
今回は、ちゃんみなが放つ唯一無二の魅力と、多くのファンが共感する人気の理由を徹底解剖。
さらに、自分らしく生きる勇気をくれる彼女の名言もご紹介しますね。お楽しみに…。
ちゃんみなってどんな人?
圧倒的なパフォーマンスと共感を呼ぶリリックで、音楽シーンに鮮烈なインパクトを与え続けるちゃんみな。彼女はいったいどのような人物なのか気になりますよね。
そのプロフィールや異名、そして多くの若者を惹きつける背景に迫ってみますね。
日本語・韓国語・英語を操るトリリンガルラッパー

ちゃんみなは、日本人の父と韓国人の母の間に生まれ、幼少期は韓国、日本、アメリカを行き来して育ちました。そのため、日本語、韓国語、英語を巧みに操るトリリンガルです。
幼い頃からピアノやバレエを習い、音楽の素養を身につけていましたが、もう少し大きくなってからアヴリル・ラヴィーンを知り、ファンになったそうで、「勇気を出したいときにはよく聴いています」とインタビューで語られていました。
バレリーナだったちゃんみなの母親はクラシック音楽や芸術への関心が高かったと言われています。そのおかげで音楽的素養や表現力の基盤ができ、今の音楽活動に繋がっているそうですよ。

インタビューでは、どんなふうに
話されているの?
「お母さんは、本当はバレエより歌がやりたかったみたいで、小さい頃は作曲もしていたみたいです」
「私がお腹にいるときから『この子は歌が上手になりますように』ってお願いしていたらしいです」
「一歳くらいの時、私がお母さんに『歌手になっていい?』って聞いたら大賛成で(笑)、ピアノとかバレエを習わせてくれました」
参照元:Billboard Japan「PAIN BEAUTY」
このエピソードを読んで、ちゃんみなのお母さんの娘に対する深い愛情が感じられて、すごく素敵なお話だなあって思いました。
お母さんにとっては、ちゃんみなの存在がとても愛おしいし、きっといつまでも最大の理解者でいらっしゃるんだろうなあ。本当に強い絆を感じますね。
「練馬のビヨンセ」と呼ばれる理由
ちゃんみなの愛称として有名なのが「練馬のビヨンセ」。これは、彼女がデビュー前、高校生時代に活動拠点としていた東京・練馬区に由来します。
当時から、彼女のパフォーマンスは規格外のパワフルさを誇っていました。その堂々としたステージングや圧倒的な歌唱力、そして観客を魅了するカリスマ性が、世界的な歌姫であるビヨンセを彷彿とさせたことから、仲間たちの間で自然とそう呼ばれるようになったと言われていますよ。
今では彼女の存在感と実力を示す、代名詞的なキャッチフレーズとして広く知られています。
Z世代を中心に支持される背景
ちゃんみながZ世代から熱狂的に支持される最大の理由は、その「リアルな言葉」にあります。
彼女の歌詞には、容姿へのコンプレックス、世の中の理不尽さ、恋愛の痛みなど、誰もが一度は抱えるであろう悩みや葛-藤が、一切着飾ることなく綴られています。
「綺麗じゃないとダメ?」「太っているのは悪?」といった社会の風潮に、彼女は「NO」を突きつけ、「“美人”の基準は自分自身で決める」と力強く歌い上げます。
すごくかっこいいですよね。やっぱりどうしても周りの人の評価が気になっちゃうんですけど、そうじゃないんだよとちゃんみなが教えてくれているようで心強いですよね。
このような、自分の弱さや葛藤を隠さず、むしろそれをパワーに変えて表現するちゃんみなの姿が、「私のことを歌ってくれている」「ちゃんみなの言葉に救われた」と受けとめられます。彼女の存在そのものが、「自分らしく生きていいんだ」という強いメッセージだなあと思います。
※余談なのですが、私は自分の顔が人より大きんじゃないかなと思い込んでた時期があって、悩んでいた過去を思い出しました。そこで、セルフケア頑張ったのですが、少しほっそりになると、今度は、「体調大丈夫?」「なんかやつれてる?」と言われ、心配させてしまう結果に。
だからこそ、ちゃんみなの言葉はすごく胸に刺さります。ありのままの自分を大切にして、あまりコンプレックスを感じないようにしたいです。
女性としてのかっこいい生き方

ちゃんみなのかっこいい生き方を次の3つにまとめてみました。
自立した姿勢や努力家としての一面がある
- 常に自分で道を切り拓く。
- 作詞も作曲もセルフプロデュース。
- 努力を惜しまない姿勢が、彼女の強さを表している。
ファンの声
- 「憧れる」
- 「強くて美しい」
- ただのアーティストじゃない。生き方そのものがファンを勇気づけている。
名言紹介
「絶対どこかで咲くんだろうな、この子は」
「次に咲かせる花をぜひ見たいなと思います」
この発言があったのは「No No Girls」のエピソード4でのこと。3次審査を終えた候補者(KAIちゃん)に向けて、ちゃんみなが語った言葉です。
ちゃんみなは一人ひとりに対して愛情をもってコメントされているので、その言葉を受け止めた時、誰もが「また頑張っていこう」って気持ちになるんだと思います。
そういう言葉かけができるちゃんみなは、心が豊かで優しい人なんだなあって感じますね。見習っていきたいです。
メッセージ性の強い歌詞
「美人」に込められた想い
ちゃんみなの楽曲「美人」は、デビュー当時に受けた容姿への誹謗中傷がきっかけで制作された楽曲です。
17歳の時に受けた「醜いブスが歌ってんじゃないよ」「You can’t be beautiful」といった中傷の言葉を忘れられず、4年後の22歳になって制作されました。
CINRAのインタビュー記事でちゃんみなは次のように語られています。
「歌詞の中に「ちゃんみな」って自分の名前を入れるのも本当に久しぶり。ただ、自分のことを書くだけじゃなくて、この曲ははじめて「人を救いたい」と思って作った曲なんですよね。はじめて苦しんでいる人に手を差し伸べるイメージで作ったので、自分的にはすごく新鮮でしたね」(CINRA)
さらに続けて
「そのイメージ(※)によって受けた中傷は本当にしんどかったし、自ら死んじゃいたいと思うぐらいでした。女の子だったら誰でもコンプレックスはあると思うんですけど、そこを攻撃されて、しかもそこに勝っていくのって一番難しいなと思います」(CINRA)
※「可愛くはないけど実力のあるラッパー」というイメージです。
本当に、ちゃんみなのおっしゃる通りだなあと思います。容姿といったような「どう見られているのか」「どう映ってるの」という部分に、いろいろ言われるのはしんどいですよね。
触れられたくないものは誰にでもあるので…。
落ち込んだり嫌なことを言われたときは、温かい言葉や音楽が救いになります…きっと。
歌手の枠を超えた表現力

2023年に参加したオーディション企画 「No No Girls」 でのちゃんみなの姿は、単なる歌手にとどまらない審査員として表現されていました。
候補生たちに対して「身長、体重、年齢はいりません。ただ、あなたの声と人生を見せてください」と語りかけた場面は、音楽を超えて 生き方そのものを肯定するメッセージ でした。
このメッセージは、候補者一人ひとりの個性や背景を深く尊重するものであり、単なるオーディションの審査員という立場を超えた、一人の表現者としてのちゃんみなさんの哲学が凝縮されています。
そして「音楽を超えて生き方そのものを肯定するメッセージ」として、多くの視聴者に感銘を与えました。
まとめ
今回は、ちゃんみなが放つ唯一無二の魅力と、多くのファンが共感する人気の理由を徹底解剖してきましたが、いかがでしたでしょうか?
ちゃんみなというアーティストが放つ、むきだしの魅力。
彼女が紡ぐ言葉やメロディー、そしてその生き様すべてに触れると、私たちは「自分らしくいること」の強さと美しさを教えられるような気がします。
ちゃんみなの強さの中に隠された優しさ、痛みを知るからこその愛。
その唯一無二の輝きが、これから世界という舞台でどんな光を放つのか。未来への期待を胸に、そっと見守っていきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました!

