こんにちは!
2024年は年頭から思いもよらないことがたくさん起こり、
心休まらない日々が続いていらっしゃると思います。
被災された皆様の無事安穏と1日でも早い
復旧・復興を心よりお祈りしています。
今日、我が家の愛犬バーディーの朝の散歩の時に
雲の合間から太陽の光が差し込む光景がとても綺麗でした。
暗雲の隙間から太陽の光のシャワーが
降り注いでいました。
明けない夜はないと思っています。
1日も早く暗雲がなくなり心が
晴れ渡る日が来ますように。
その願いを込めて、今回は、「葬送のフリーレン」のオープニングテーマ、ヨルシカさんが歌う「晴る」を詳しく見ていこうと思います。
ヨルシカの新曲「晴る」は「葬送のフリーレン」の主題歌
2024年1月5日(金)から「葬送のフリーレン」第2クールが始まりました。
第2クールでは、【一級魔法使い試験編】が展開されます。フリーレンとフェルンが北部高原に入るために必要な「一級魔法使い」の資格を得るために、選抜試験に挑みます。そこで、様々な魔法使いたちとのバトルやドラマが繰り広げられます。
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ヨルシカを詳しく
ヨルシカは、コンポーザーのn-bunaと、ボーカルのsuisによる日本の男女2人組のロックバンドです。2017年に結成され、2019年にユニバーサルJからメジャーデビューしました。
お二人のプロフィールや顔出しなどをされてないので、自分の中だけのイメージ像しかありませんが、歌詞の内容や声などから想像すると、言葉選びのセンスが良くていつも情景が目の前に広がるような歌詞を書かれている印象を受けています。
ヨルシカの音楽は、魅力的なメロディと独特な歌詞が特徴で、多くのファンを魅了しています。代表曲には、「だから僕は音楽を辞めた」、「花に亡霊」、「ただ君に晴れ」などたくさんあります。
今まで「晴」ってワードが、ヨルシカさんの楽曲には
いくつか登場しますよ。
例えば、
「雨晴るる」という曲は、ヨルシカの4枚目のアルバム「エルマ」に収録された楽曲です。2019年8月28日にリリースされました。
この曲の歌詞は、雨が降ったり晴れたりする夏の日に、恋人と別れた主人公の心情を描いています。青い空や白いカーテンなどの色彩が印象的に使われています。
メロディは、ヨルシカらしい爽やかで切ないロックサウンドに仕上がっています。
「晴る」の歌詞を詳しく!
ここから、「晴る」の歌詞の意味を見ていこうと思います。
個人的な感想ですので、
「ちょっと違うかも」と思われるところも
あるかもしれないです。
いろいろな意味を楽しんでくださいね!
「貴方は風のように」〜の歌詞について
「貴方は風のように 目を閉じては夕暮れ」
この部分は、歌の主人公が恋する相手に対する想いを
表しているのかなと思います。
想ってる相手は風のように自由で、もしかしたら目を閉じると夕暮れの色に染まるという美しい姿をしているのかもしれません。
この歌詞の主人公は、相手が何を思っているのか、自分の気持ちに気づいてくれるのか、不安になります。
「何を思っているんだろうか」
この部分は、主人公の疑問と願望を示しています。相手の心の中に入りたいと思いながらも、それができないというもどかしさを感じています。
それに、相手に自分のことを考えてほしいという期待も込められているのかもしれないです。
「目蓋を開いていた」〜の歌詞について
「目蓋を開いていた 貴方の目はビイドロ」
思いを寄せている彼の目はビイドロ(ガラス玉)のように透き通っていて、主人公はその中に映る自分の姿を見つめています。ビイドロは、美しさや儚さの象徴としてよく使われる言葉です。
このフレーズは、恋する相手の瞳に惹かれる様子を表しているようですね。
「少しだけ晴るの匂いがした」
晴るの匂いとは、どんな匂いかなと思ったのですが、雨が上がった後に感じる爽やかな空気のことかな。
雨に洗われた土や樹々の匂いも感じるかもしれないです。
勝手な想像ですが、雨上がりの「晴るの匂い」のように
大切な人の目に晴れ間が見えたように感じて、
ほんの少しでも幸せになれるかもしれないと。
「晴るの匂い」は、季節の変化や感情の移ろいを象徴する言葉なので、彼との関係に希望を感じる瞬間を表しているような気がします。
「晴れに晴れ、」〜の歌詞について
「晴れに晴れ、花よ咲け」
というフレーズは、春の訪れと恋が実りますようにっていう思いがこもっている気がします。
「咲いて晴るのせい」というのは、恋人の笑顔が私の心を晴れにしてくれることかなと思います。
「降り止めば、雨でさえ、貴方を飾る晴る」というのは、雨がやんだ後に見える虹や水滴が、恋人をより美しく引き立たせてくれるようですね。
このサビの部分からは、美しい光景が想像できるような気がします。
「胸を打つ音よ凪げ」〜の歌詞について
「胸を打つ音よ凪げ」というフレーズは、
悲しみや苦しみに打ちひしがれた心が静まっていくことを表しています。
”凪(なぎ)”っていうのは、「風が止んで、波が穏やかになって、海面の様子が静かになる状態のこと」です。ここでは、「凪げ」と歌われていますので、穏やかになって欲しいや落ち着いて欲しいって想いが込められているのかなと思います。
「僕ら晴る風」というのは、
「僕ら」なので、例えば、私と貴方・・・恋人との思い出が晴れの日の風のように心に残っていることです。
「あの雲も超えてゆけ」というのは、
恋人との別れが雲のように視界を遮っていたけれども、それを突き抜けて前に進めるということです。遠くまだ遠くまでというのは、恋人との距離や時間を感じながらも、自分の夢や目標に向かって走り続けるということです。
ここでは、主人公が恋人との別れや死別を乗り越えて、新しい未来に向かっていくことを表現しているように感じます。
「葬送のフリーレン」の中で、フリーレンがヒンメルやハイターたちとの別れを乗り越えて、前に進んでいこうとする情景が思い浮かびました。
「貴方は晴れ模様に」〜の歌詞について
ここでは、フリーレンがヒンメルたちのことを思い出しながら、自分の気持ちを抑えようとしている様子が伝わってきます。
「貴方は晴れ模様に」というフレーズは、
大切な人が晴れの日に笑っていた姿をイメージしていることを表しています。
「目を閉じては青色」というのは、
目を閉じると好きだった人の目や空の色が浮かんでくることを表現しているのかな。
青色は、好きな人への想いや寂しさを象徴する意味で使われることがありますが、冷静になって気持ちを落ち着かせる意味でも使われることがあります。
ここでは、自分の心を平穏に保てるようにと、「青色」を使われている気がします。
「何が悲しいのだろうか」というのは、
自分の心がどうしてこんなに痛むのか、理解できないということを表しています。なんだか自問自答しているようですね。
自分に向かって、「どうして・・・何が・・悲しいの?」って。
「目蓋を開いている」〜の歌詞について
「目蓋(まぶた)を開いている」というのは、
主人公が現実に目を向けようとすることを表しています。
現実から目を逸らさずに、前を向いていることが
このフレーズから伝わってきますね。
「貴方の目にビイドロ」というのは、
恋人の目がガラス玉のようにきらきらと輝いていることを表してる印象を受けました。
「ビイドロ」って言葉が再び使われているので、詳しく調べてみました。
ビイドロとは、ガラスの古い呼び方で、ポルトガル語でガラスを意味する「vidro(ヴィドロ)」に由来します。日本では、西洋からガラス工芸品が伝わった江戸時代に、ガラス製品の総称として使われました。その後、一般的な吹きガラスを「ビイドロ」と呼び、切子などの高級なガラス製品を「ギヤマン」と呼び分けるようになりました。
また、
ビイドロは、日本各地で伝統的なガラス工芸品として作られています。代表的なものには、津軽びいどろ、江戸硝子、長崎ビードロ、肥前びーどろ、琉球ガラスなどがあります。これらのビイドロは、吹き竿に巻き取った溶かしたガラスに空気を入れて成形する「吹きガラス」の技法で作られています。吹きガラスは、さまざまな形や色を作ることができ、職人の技や感性が生かされた個性豊かな作品が生まれます。
このように深い歴史があるんですね。
この意味から想像すると、ここで歌われている「ビイドロ」っていうのは、大切な人の美しさや純真さを象徴していると思われます。
「今少し雨の匂いがした」というのは、
主人公が大切な人との別れを予感することを表しているように感じました。「雨の匂い」からは、別れや悲しみが伝わってくるような気がします。
「泣きに泣け、空よ泣け」〜の歌詞について
ここの段落では、主人公が恋人との別れや死別を乗り越えて、新しい未来に向かっていくことを表現しているように感じました。
「泣きに泣け、空よ泣け」というフレーズは、
主人公が自分の感情を素直に表現して、涙を流すことを許すという意味合いのことかもしれません。
「泣くのを我慢しなくていいんだよ」
って、自分に言っているようですね。
話はそれるのですが、先日見たアニメ「プルートゥ」(浦沢直樹✖︎手塚治虫)の中で、
主人公のゲジヒトが死んでしまった時に、
ゲジヒトの妻ヘレナが気丈に振舞う姿が思い起こされました。
最愛の人がいなくなって辛いはずなのに、
無理して笑顔でいようとしていました。
でも、そんな彼女に天馬博士(アトムの創造者)が
ヘレナにかけた言葉が印象的でした。
「泣いてごらん。そんな時は人間は泣くんだ。そう・・・最初は真似事でもいい」
引用元:アニメ「プルートゥ」Netflix
この言葉は、高度な人工知能を持ったロボット”ヘレナ”に向けた言葉ですが、フリーレンにも当てはまるような気がして、引用させてもらいました。
本当に辛い時には、涙が枯れるまで泣くことも大事なのかなと思いました。
「泣いて雨のせい」というのは、
主人公が自分の悲しみを雨に責任転嫁することで、
少しでも楽になろうとすることかな。
「降り頻る雨でさえ、雲の上では晴る」というのは、
主人公がどんなに辛い状況でも、その先には希望があると信じることです。
その中の「雲の上では晴る」というのは、
曲のタイトルの「晴る」のダブルミーニングを示しています。晴るは、晴れるという意味だけでなく、晴れてしまうという意味もあります。
つまり、晴れの日が終わってしまうということかもしれません。
ヨルシカのn-bunaさんがどんな想いを「晴る」に込められたかは、自分の想像でしか言えないのですが・・・
「土を打つ音よ鳴れ」というフレーズは、
主人公が自分の心の音を大きく響かせることで、自分の存在を主張することです。
「僕ら春荒れ」というのは、
フリーレンが大切な人との別れや死別を春の嵐に例えているのかもしれません。
春っていうのは、新しい始まりや変化の季節ですが、同時に旅立ちや旧友との別れの季節でもあるので・・・
「あの海も超えてゆく」というのは、
好きだった人との距離や時間を超えて、
自分の夢や目標に向かって進むことを表している気がします。
「遠くまだ遠くまで」というのは、
フリーレンが大切な人との想いを胸に抱きながらも、
果てしない旅を続けているストーリーにぴったりですね。
「通り雨 草を靡かせ」〜の歌詞について
長い間奏の後に、「通り雨」からのフレーズが始まりますよ。
ここでは、主人公が恋人との別れや死別を乗り越えて、新しい未来に向かっていくことを表現しています。
「通り雨、草を靡(なび)かせ」というフレーズは、
春の雨が草花に生命を与えることを表していて、通り雨は、一時的な悲しみや困難を象徴しています。
「羊雲、あれも春のせい」というのは、
空に浮かぶ白い雲が春の兆しであることを表していて、羊雲は、恋人との思い出や幸せな日々を象徴しているようですね。
「風のよう、胸に春乗せ」というのは、
主人公が春の風に乗って新しい場所に旅立つことを表していて、「風のよう」には、自由や変化という意味があるように思います。
また、「胸に春乗せ」というのは、なんだかワクワクした気持ちが伝わってくるようですね。このことから、主人公が春のような気持ちや希望を持っている印象を受けました。
「晴るを待つ」という歌詞は、
晴れの日を楽しみにしていることを表しているので、将来に対する希望が見えるようです。
「晴れに晴れ、空よ裂け」〜の歌詞について
この歌詞は、ヨルシカの「晴る」の曲のクライマックスにあたります。
ここでは、主人公が恋人との別れや死別を乗り越えて、新しい未来に向かっていくことを表現していますよ。
「晴れに晴れ、空よ裂け」というフレーズは、
フリーレンが晴れの日を強く願って、まるで空に穴を開けるほどの力を発揮することが想像されました。
ボーカルのsuisさんの力強い歌唱が心に響きます!
ここは必聴ですよー
「裂いて春のせい」というのは、
まるで春の気分になって、自分の感情を爆発させているようですね。
「降り止めば、雨でさえ、貴方を飾る晴る」というのは、
主人公が雨がやんだ後に見える虹や水滴が、恋人をより美しく見せてくれるということかな。
「胸を打つ音奏で」というのは、
歌い手が自分の心の音を楽器のように演奏することを表しているように思いました。
「僕ら春風
音に聞く晴るの風
さあこの歌よ凪げ!」
主人公が大切な人と一緒に春の風に乗って飛んでいく様子や、晴れの日の風の音を聞いて、楽しかった思い出を感じることを表しているようですね。
そして、「さあこの歌よ凪げ」というのは、主人公がこの曲を歌い終えて、心を落ち着かせるような様子が伝わってきます。
「晴れに晴れ、花よ咲け」〜の歌詞について
ここからアカペラになりますよ。
最後のフレーズになります。ここでは、主人公が大切な人との別れや死別を乗り越えて、新しい未来に向かっていくことを表現しています。
「晴れに晴れ、花よ咲け」というフレーズは、
春の訪れと恋の成就を表しています。
「咲いて春のせい」というのは、
大好きな人の笑顔が春の原因だということかな。
「あの雲も超えてゆけ」では、今までは大切な人との別れが雲のように視界を遮っていたけれど、それを突き抜けて前に進めるということです。
「遠くまだ遠くまで」というのは、もういなくなってしまった大切な人との距離や時間を感じながらも、自分の夢や目標に向かって走り続けるという気持ちが伝わってきますね。
まとめ
今回は、「葬送のフリーレン」オープニングテーマ「晴る」の歌詞の意味を考えてみました。
いかがでしたでしょうか?
この歌詞の全体を見ると、大切な人に対する深い愛情と、
晴れの日を一緒に過ごしたいという願いが伝わってきました。
でも、曲の後半では、「泣きに泣け、空よ泣け」
という対照的なフレーズが出てきます。
これは、大切な人との別れや死別を暗示しています。
曲のタイトルの「晴る」は、晴れるという意味だけでなく、
晴れてしまうという意味もあリますので、
もしかしたら晴れの日が終わってしまうことかもしれないです。
でもラストでは、
あの雲も超えてゆけ
遠くまだ遠くまで
と力強く歌われているので、
様々な感情を超えて前に進む力をもらえるような素敵な曲です
ぜひ、「晴る」を一度聞いてみてくださいね。
最後までお読みくださりありがとうございました!
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