「鬼滅の刃」の主題歌MY FIRST STORY×HYDEが歌う「夢幻」歌詞の魅力に迫る

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こんにちは。

楽しみにしていたTVアニメ「鬼滅の刃」(柱稽古編)が5月12日(日)から始まりましたね。

これは原作の15巻128話「ご教示願う」〜16巻136話「動く」までの内容が、「柱稽古編」に当たります。

比較的短い箇所ですが、重要な訓練と登場人物の成長のストーリとなっていますので、とても期待が高まりますね。

「柱稽古編」の第1話をテレビで見たのですが、とても原作に忠実に映像化されていて「鬼滅の刃」の世界観そのものを感じることができました。

さらに「柱稽古編」の主題歌は、MY FIRST STORY×HYDEが歌う「夢幻」ですが、とてもドラマティックで緊張感のある曲調が特徴的です。

今回は、TVアニメ「鬼滅の刃」(柱稽古編)を盛り上げてくれる素敵な主題歌「夢幻」の歌詞についてみていこうと思います。

タップできる目次

「鬼滅の刃」(柱稽古編)のあらすじって?

炭治郎たちは、刀鍛冶の里での戦いを経て、上弦の鬼との激闘を乗り越えました。その後、炭治郎は蝶屋敷で傷を癒していましたが、鬼舞辻無惨を倒すため、柱たちが集まり柱合会議が開かれます。会議では、柱たちがより強くなるために痣の発現が急務とされ、炭治郎たちは各柱の直接指導で己を極限まで鍛え上げることになります。

柱稽古編では、炭治郎を含む鬼殺隊の隊士たちが、柱たちからそれぞれの得意分野に基づいた厳しい訓練を受けます。この訓練を通じて、炭治郎たちは新たな力を手に入れ、成長していきます。特に、炭治郎は家族や煉獄のことを思い出しながら、痣を発現させ、それを維持できるようになります。これは彼の成長と精神力の向上を象徴しています。

MY FIRST STORYはどんなグループなの?

MY FIRST STORY(マイ・ファースト・ストーリー、略称:MFS)は、日本のロックバンドで、2011年夏に東京都渋谷で結成されました。

バンドは、ボーカルのHiro、ギターのTeru、ベースのNob、ドラムのKid’z、そしてギターのShoで構成されています。彼らは、2012年にデビューアルバム「MY FIRST STORY」をリリースし、以降、全国の大型フェス出演や海外アーティストとの共演も行っています。

彼らの音楽は、ロックやラウドロックといったジャンルに分類され、特に若者の間で人気があります。また、バンドはインディーズながら、全ての曲にタイアップが付いていることでも知られています。2024年には、テレビアニメ「鬼滅の刃」柱稽古編の主題歌を担当するなど、その活動は多岐にわたります。

MY FIRST STORY×HYDEが歌う「夢幻」歌詞を詳しく!(少しネタバレも含みます)

ここから歌詞の意味をみていきますね。

永遠の意味
知らぬ君に
答えを示すときだ
夢幻に続く螺旋の先へ

出典元:Apple Music「夢幻」
和室でお話をしているイメージ

(和室でお話をしているイメージ)

TVアニメ「鬼滅の刃」(柱稽古編)の第1話では

病床に伏せているお館様(産屋敷輝哉)(うぶやしきかがや)の代わりに

妻のあまね様が柱合会議のMCを務めていました。

(とっても清楚で気品があって素敵です

永遠の意味」ですが、

不老不死のことではなくて、

信念や親から子へ継承したい心根のことかなと思いました。

お館様は人間なので私たちと同じように

いつか寿命が尽きる時がきます。

でも、お館様の成し遂げたい理想の世界の建設は

きっと子どものような弟子たちが

叶えてくれるという思いが、このフレーズに

こもっていると感じました。

答えを示すときだ

さあ、これから私の代わりに

戦って欲しいと言ってるのかもしれません。

夢幻に続く螺旋の先へ

現実とは違う、理想世界へと

魂の継承をお願いしたいという意味が込められているようですね。

言い訳に聞こえた理由は
儚い未来手繰った弱さ
それを強さと
はき違えている

出典元:Apple Music「夢幻」

このフレーズは、誰に向けての内容かなと

考えてみたのですが、

産屋敷あまね様のセリフから想像してみますね。

「日の光を克服した鬼が現れた以上

 鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)は

 目の色を変えてそれを狙ってくるでしょう

「鬼滅の刃」(第128話「ご教示願う」より)

極悪な鬼舞辻無惨は、太陽の光がこの世にあるから

自分は暗闇の中でしか生きれないと考えている・・(言い訳に聞こえた理由

だから、無惨が日の光を克服した禰豆子を自分の中に

取り込んだらきっと自分は永遠の命を

手に入れることができると考えていたとしたら、

これが

儚い未来手繰った弱さ」のことを

意味してるのかなって思いました。

禰豆子が太陽の光を克服したシーン(刀鍛冶の編のラスト)では・・・

自分の体が焼けただれてボロボロになりながらも、

炭治郎を蹴り飛ばして仲間の救出に向かわせた禰豆子の姿。

この禰豆子の尊くて強い心があったからこそ

太陽の光を克服できたんじゃないかな。

自分の幸せよりも、人の幸せのために行動を起こした炭治郎と禰豆子。

この2人のような尊い心を持つ人が

本当に強い人なんだって感じました。

そんな2人と比べて無惨は、人を切ったり奪ったりすることで

力を得ようとしているので、

次の歌詞が刺さります。

それを強さと
 はき違えている

だから、もしかしたら無惨は

心の強さでは炭治郎と禰豆子に負けるのかもしれないですね。

※個人的な考察なので、「ちょっとその意味違うかも」と思われるかもしれないですが、「そんな考えもあるのかな」と思っていただけると嬉しいです

憎い憎い
月を隠すほどの
黒く黒く
淀む心
君さえ居なければ

ゆらいでるゆらいでる
花のように
意思をつなぐ
奪っていく
奪っていく

嵐のように心を裂く

出典元:Apple Music「夢幻」
嵐が起こっているイメージ

(嵐が起こっているイメージ)

このフレーズが、誰のことを指しているのかなって考えたのですが、

憎い」や「黒く淀む心」のフレーズから

連想されるイメージは、

鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)

のような気がしました。

鬼舞辻無惨を詳しく教えて

彼は1000年以上生きている鬼であり、すべての鬼の始祖とされています。平安時代に生まれた無惨は、病に苦しんでいた人間の男性でしたが、ある出来事をきっかけに鬼へと変貌しました。

その後、彼は自身の血を与えることで他の人間を鬼に変える能力を持ち、多くの鬼を生み出しました。

無惨は冷酷で残虐な性格をしており、部下の鬼たちに対しても容赦がないことで知られています。彼の最終目標は、「青い彼岸花」を見つけ出し、日光に弱い自身の弱点を克服することでした。

青い彼岸花の意味は?

鬼舞辻無惨が探し求めた「青い彼岸花」は、漫画『鬼滅の刃』に登場する架空の植物です。この花は、無惨が日光に弱い鬼の体質を克服するための重要な鍵とされていました。

それは平安時代に無惨に投与された薬の原料として使われていたもので、その薬が効果を発揮することで無惨は強靭な体を手に入れましたが、同時に日光に弱い体質にもなってしまったのです。

青い彼岸花は非常に希少で、1年にわずか2〜3日間、昼間のみ開花し、その開花時間も非常に短いという特性がありました。さらに、花が閉じると土筆のような形になり、見分けがつきにくくなるため、夜行性の鬼たちには見つけることができなかったとされています。

君さえ居なければ

産屋敷輝哉(うぶやしきかがや)から見れば、

極悪非道な無惨さえいなければ、と解釈できますが

逆に、無惨側から見れば、産屋敷輝哉さえいなければって

なるのかもしれないですね。

ゆらいでるゆらいでる
 花のように
 意思をつなぐ
 奪っていく
 奪っていく

 嵐のように心を裂く

というフレーズですが、

花と嵐という対比が

人間の内面にある繊細さと、

時に避けられない強い感情や衝動を表しているように思われました。

永遠の意味
知らぬ君に
答えを示すときだ
夢幻に続く螺旋の先に

待つのは誰

出典元:Apple Music「夢幻」

Aメロの後に

待つのは誰」と続きます。

夢や幻のように続いていく命の継承を行うのは

いったい誰なのでしょう・・・

お館様(産屋敷輝哉)の意思を繋いでいく者たち

それは、鬼殺隊の柱たちや炭治郎や子どもたちのことです。

そうなって欲しいとの希望が込められてるように感じました。

生まれ落ちた
運命を飲んだ
背負った数の名前を覚えた
爛れるほど
心を燃やす感情

出典元:Apple Music「夢幻」

生まれ落ちた
 運命を飲んだ

この世に生まれてきた意味を知り、

それを使命として受け入れた

鬼殺隊の一人一人は、今まで出会った者たちからの想いを受け継いでいます。

例えば、

「錆兎(さびと)が生きていたらすごい剣士になっていただろうなあ」(富岡義勇の言葉)

引用元:「鬼滅の刃」第131話(来訪者)より

「煉獄さんならいつか無惨を倒せたんじゃないか」(炭治郎の言葉)

引用元:「鬼滅の刃」第131話(来訪者)より

だからこそ、

爛れるほど
 心を燃やす感情

このような感情を持って

大切な人たちの想いを次に繋いでいくんだって伝わってきます。

憎い 憎い
醜い 醜い
世界を分つほどの
怒り 怒り
燃やす心
君さえ居なければ

ゆらいでいる
ゆらいでいる
花のように意思を繋ぐ
奪っていく
奪っていく
嵐のように心を裂く
永遠の意味知らぬ君に
答えを示す時だ
夢幻に続く螺旋の先で

出典元:Apple Music「夢幻」

憎い 憎い
 醜い 醜い

 怒り 怒り

といった負の強い感情を繰り返しています。

このフレーズは、敵に対する気持ちが

強く噴き出すような印象を受けました。

鬼哭に耳を傾けた仕舞よ
好みに宿る万物で終いよ
夢幻を他者に託した
弱き人
命の輝きは幾星霜に
祈りの瞬きが
照らす斜陽に
千夜を身に宿し
解を押し付ける

出典元:Apple Music「夢幻」

ここからのフレーズは、とても文学的な表現で

すごくかっこいいなって思った反面、

意味を考えるのに苦労しました(難しかったです)

難しい単語の意味をまず調べてみますね。

鬼哭(きこく)

「鬼哭(きこく)」は、鬼が泣くほど悲しい、悲痛な声や叫びのことを指します。この言葉は、非常に強烈な感情や状況を表現する際に使われます。何か非常に残念な出来事や深刻な状況に直面した際に、「鬼哭」を用いてその悲しみや苦しみを表現することがあります。

また、「鬼哭」は亡霊が浮かばれないで泣くことを指し、その声をも表します。亡くなった人の霊が安らぎを得られずに泣く様子を意味しています。この言葉は、その場の雰囲気が非常に重苦しく、怖ろしい感じを持っているときにも使われます。

浮かばれない想いを悲しむイメージ

(浮かばれない想いを悲しむイメージ)

(しまい)

いくつか意味がありますが、3つほど挙げてみますね。

能・芝居・舞踊などでの舞いや演技

「仕舞」は、能や芝居、舞踊などで舞ったり演技したりすることを指します。特定の一部分をシテ(主役の役者)一人が紋服や袴のままで、謡だけを伴奏にして舞う形式です。

物事の終わりの部分や最後という意味

「仕舞」は物事が終わることや物事の終わりの部分を指すこともあります。例えば、本を最後まで読み通すことや、品物が売り切れてなくなることを表現します。

処置すること、決着

「仕舞」は処置することや決着をつけることを表すこともあります。

斜陽(しゃよう)

自然現象としての斜陽

西に傾いた太陽、つまり夕日や入り日を指します。夕方に西に傾く太陽のことで、その美しい光を表現する言葉です。

斜陽

(太陽が沈むイメージ)

比喩的な意味での斜陽

勢いや富貴などが衰えていくことを指します。かつて栄えていたものが時代の変化についていけずに衰退していく様子を表す言葉です。

語句の説明が長くなっちゃいましたが、

ここの箇所の意味を考えてみますね。

鬼哭に耳を傾けた仕舞よ

このフレーズは、

鬼(無惨)は不死と言われているので

その苦しみは永遠に続きます。

苦しみというのは日の光のもとでは生きていけない

ってことかなと思います。

なので、ここでの”仕舞”の意味は

「終わりにする、もしくは決着をつける」という意味で

使われてるのかも。(違うかもしれませんが・・・うーん、どうでしょうか)

だから、その苦しみをおわらしたいし、

終わらせる者が必要だって歌ってるのかもしれません。


好みに宿る万物で終いよ


このフレーズは、すべてのものは終わりを迎えるが、

その終わりは個々の好みによって異なる

つまり、それぞれ違ってくるという意味かな。


夢幻を他者に託した 弱き人


ここでは、「夢幻」(幻想的なもの)を

他人に託す弱い人々を指しています。

無惨が鬼を増やし、あらゆる手を使って不死を手に入れようとしている姿を表しているのかなと思いました。

夢幻というのは現実と非現実の境界線上で揺れ動くものであり、その力を他者に託すことで、自分の弱さを克服しようとしているのかもしれないですね。

もしかしたら、

産屋敷輝哉(お館様)も、自分のことは弱いと思っていて

自分の夢を他者に授けようとしていることを

指しているって考えられるかもしれないです。


命の輝きは幾星霜に
 祈りの瞬きが
 照らす斜陽に
 千夜を身に宿し
 解を押し付ける


この部分は、命の輝きが長い時間を経て輝き続け、

祈りの瞬間が斜陽に照らされることで、

人々が正解を見つけることを表しているのかな。

千夜(長い時間)を心に秘めながら

解決を求める姿勢を持つことが重要なんだよと

この歌詞から教えられた気がします。

ここのフレーズは、とても難しかったです(汗)

枯らしていく
枯らしていく
夢幻の夜に花を裂く
繋いでいく
繋いでいく

嵐に種を撒いていく
ゆらいでいる
ゆらいでいる

奪っていく
奪っていく
嵐のように心を裂く
永遠の意味知らぬ君に
答えを示す時だ
夢幻に続く螺旋の先で

待つのは誰

作成:CHIMERAZ,
MY FIRST STORY

そして、いよいよラストのフレーズですね。

枯らしていく
 枯らしていく
 夢幻の夜に花を裂く

この部分は、夢幻的な夜において、

花を枯らしていく様子を描いています。

花は美しさや生命の象徴なんですが、

その美しさを夢幻的な世界で崩壊させていくことで、

何かの終わりや変化を表してるのかなと思いました。

その美しい花を裂くということは

残虐で破壊的な行為なので、余計にそのギャップが強調されていますね。


 繋いでいく
 繋いでいく

 嵐に種を撒いていく

こちらは、逆に繋げていく行為を表しています。

嵐に種を撒くことで、新たな命や希望を生み出す意志を示しているようですね。

嵐は荒れ狂うものであり、

その中で種を蒔くことはまるで困難な状況に立ち向かい、

未来への希望を持ち続けることが大切なんだよと伝わってきます。

ゆらいでいる」から最後までのフレーズは、

前述の内容を参考にしてくださいね。

まとめ

今回は、TVアニメ「鬼滅の刃」(柱稽古編)を盛り上げてくれる素敵な主題歌「夢幻」の歌詞についてみてきましたが、いかがだったでしょうか?

とても深い意味が込められた歌詞でしたので、的外れな考察になってなければいいのですが(笑)

原作「鬼滅の刃」とその主題歌「夢幻」は、作成者の熱い思いが込められた素晴らしい作品だって改めて感じました。

ぜひ一度聴いてみてくださいね。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!

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