葬送のフリーレン2期主題歌「lulu.」歌詞に込められた意味を深掘り

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こんにちは!

約2年ぶりの続編となるTVアニメ『葬送のフリーレン』第2期が、2026年1月16日からスタートしました!ファン待望の「封魔鉱」エピソードを皮切りに、物語は新たな局面へ。

そしてOP主題歌は1期のYOASOBI「勇者」から一転、Mrs. GREEN APPLEが担当されています。すでに「lulu.」を聴かれたファンからは「神曲すぎる」「聴いてるだけで涙が出てくる」などと多くの声が寄せられていましたよ。

第2期30話まで(1月24日現在)観たのですが、新曲「lulu.」とオープニング映像があまりにも合いすぎてて、『葬送のフリーレン』の世界がより濃く彩られていました!

今回は、アニメの展開と歌詞の世界を重ね合わせながら、Mrs. GREEN APPLEが歌う「lulu.」に込められた意味をみていきますね。

目次

タイトル「lulu.」に込められた意味は?

「lulu.」という言葉は、実は世界中の言語で「大切な人」「愛しい存在」を意味します。

各言語ではどういう意味なの?

  • スワヒリ語・アラビア語:「真珠(pearl)」
    真珠=貴重で美しい宝物=かけがえのない存在
  • ドイツ語:「大切なもの」「宝物」
    ちなみに「ヒンメル(Himmel)」はドイツ語で「天国・空」を意味します
  • 英語圏:「Lulu」は愛称として使われます
    例えば、Louise、Lucy、Lucyなどの短縮形
  • ハワイ語:「平和」「穏やか」を意味します

「To my dearest lulu」― カバーアートに込められた手紙

「lulu.」のカバーアート(ジャケット写真)には、 一通の手紙が描かれています。

「To my Dearest lulu. All the time I spent with you is a treasure. Every moment I spent with you was irreplaceable.」
引用元:Mrs. GREEN APPLE Instagram

これは、次のような意味になります。

(最愛のluluへ。 あなたと過ごした全ての時間が宝物です。 あなたと過ごした一瞬一瞬がかけがえのないものでした。)

この手紙の意味を考えてみます

この手紙は、まさにヒンメルからフリーレンへ、 あるいはフリーレンからヒンメルへ向けた、 届かなかった想いを表現しているかのようです。

「あなたと過ごした時間」―― 魔王討伐の10年間の旅。 ヒンメルにとっては人生で最も輝いていた時間であったと思います。 フリーレンにとっては、失ってから気づいた宝物にあるのかもしれません。

実は、この手紙は2025年11月に開催された Mrs. GREEN APPLEのライブ「BABEL no TOH」でも 来場者に配られていたそうですよ。

ということは、「lulu.」は、「葬送のフリーレン」中ではフリーレンとヒンメルを指しながら、 同時にMrs. GREEN APPLEからファンへの 「あなたたちも私たちにとってのlulu(大切な人)です」 というメッセージでもあるのかな。

Mrs. GREEN APPLE「lulu.」の気になる歌詞から思うこと(パート1)

※個人的な感想をもとに「lulu.」の歌詞の意味を考えています。「そこは違う」と思われるかもしれませんが、「そんな考えもあるのかな」と思っていただけると嬉しいです。

エルフが丘から景色を見ているイメージ
©2026heartful life salon AI-generated image

2人の気持ちから回想してみると

冒頭では、まるで別れの瞬間を前にしたような、戸惑いやためらいがにじむ始まり方をしています。

この部分は、フリーレンの気持ちとしても、ヒンメルの気持ちとしても受け取れるところがあって、とても印象的でした。ここでは、それぞれの立場から考えてみます。

◆ フリーレンの気持ち

フリーレンは、ヒンメルたちとの冒険のあとに「また50年後に」と約束していました。けれど、実際に再会したヒンメルはすでに年老いていて、残された時間も長くはないように見えました。

フリーレンにとっての50年は、ほんのわずかな時間です。見た目も感覚もほとんど変わらないまま、彼女だけが同じ場所に立っているような感覚だったのかもしれません。

でも、ヒンメルに再会したことで、その50年が人にとってどれほど重く、かけがえのない年月だったのかを初めて実感したのではないでしょうか。だからこそ、別れが訪れるときに何を伝えればよかったのか、そんな思いがあとから押し寄せてきたとしても不思議ではありません。

その一方で、、ヒンメルの側から見れば、また違った切なさがあります。

◆ ヒンメルの気持ち

ヒンメルは、自分がいなくなったあとにフリーレンが少しでも寂しくないよう、いろいろな形で想いを残そうとしていたように見えます。だからこそ、最期に何を伝えれば相手の心に温かく残るのか、そんなことを考えていたとしても自然だと思います。

こうして考えると、2人ともそれぞれの立場で「本当に伝えたかったこと」を言葉にできないまま、時間だけが過ぎてしまったのかもしれません。

ただ、作品全体を通してみると、より強く感じるのはフリーレン側の後悔です。ヒンメルを失ってから初めて、もっと相手を知ろうとすればよかった、もっと向き合えばよかったという思いが少しずつ彼女の中に育っていったように思えます。

そう考えると、冒頭の印象的な始まりは、別れの場面そのものというより、大切な人を失ったあとに初めて気づく感情を表しているようにも感じられます。

交錯する想いとは?

続く部分には、相手を思いやる優しさがにじんでいるように感じました。

ここは、ヒンメルの気持ちを映しているようにも読めます。第1期を振り返ると、ヒンメルはずっとフリーレンのことを思い続けていましたよね。

たとえば、彼女があとで困らないように、あるいは寂しくならないように、自分たちの存在がどこかに残る形を選んでいましたし、最期の直前までフリーレンとの思い出を語っていました。

また別の部分では、フリーレンが、かつてヒンメルから向けられた言葉や想いを、今になって強く思い返しているようにも感じられます。

たとえば、かつてヒンメルが語っていた「自分たちの冒険には特別な意味があったのだと思いたい」というような気持ち。あの頃のフリーレンには、その重みがまだ十分にはわかっていなかったのかもしれません。

けれど、ヒンメルを失ったあとになって、その言葉の意味が少しずつ胸に返ってくる。だからこそ、昔の何気ないやりとりが、いまのフリーレンには痛いほど深く響いているのではないでしょうか。

TVアニメ29話「じゃあ行こうか」(第2期1月16日放送)のエピソード

第29話では、フリーレン、フェルン、シュタルクが危機的な状況に置かれる場面がありました。

その中で交わされたやりとりを見ていると、フリーレンの中にヒンメルの存在が今も生き続けていることがよくわかります。かつてヒンメルが仲間に向けていた言葉や態度が、形を変えて今の旅の中にも受け継がれているように感じられるんですよね。

フリーレンとシュタルクのやりとり

・フリーレン→シュタルクに命を預けている
・シュタルク→「いざという時に逃げ出す男だぞ」と言っている
・フリーレン→「じゃあ一緒に逃げようか」って
(29話での一コマ)

このシーンの2人の会話とフリーレンの回想がすごく呼応してて「ああ本当にヒンメルの言葉が、フリーレンの中に残っているんだなあ」って感動しました。

ヒンメルの言葉

「逃げたくなったらみんなで逃げよう。ぼくたちはパーティんなんだから」
それじゃあ逃げようか
(29話回想シーン)

ヒンメルの言葉が今でもフリーレンの心の中に息づいているんですね。あと、シュタルクがフリーレンとフェルンを連れて逃げる時、フリーレンの口元が少し微笑んでいたような…。きっとヒンメルを思い出していたのかな。なんとも言えないくらい素敵な表情してました

Mrs. GREEN APPLE「lulu.」の気になる歌詞から思うこと(パート2)

ドイツの麦畑のイメージです。
©2026heartful life salon AI-generated image

フリーレンの想い

楽曲の中盤では、忘れたわけではないのに、時間だけが遠ざかっていくような感覚が描かれているように思います。

フリーレンにとってヒンメルは、もう隣にいる存在ではありません。それでも彼の面影や言葉は消えていない。その距離の遠さと記憶の近さが同時に存在しているところに、この曲の切なさがあるのではないでしょうか。

また、フリーレンが何かを選ぶとき、迷ったとき、心の中で「ヒンメルならどうしただろう」と考えているようにも感じられます。もう会えない相手なのに、その人の価値観が今の自分の中に生きている。そんな関係性がとても丁寧に描かれているように思いました。

◆ TVアニメ30話(1月23日放送)

フリーレンたちは、ある城下町を訪れました。その領主であるダッハ伯爵から「魔族から宝剣を取り戻してほしい」と言われて引き受けることに・・・。
フェルンがフリーレンに「よく引き受けましたね」って話しかけていました。
そのあとのフリーレンの言葉、すごく感動しました!
その宝剣はヒンメルが取り返したもの。「ヒンメルだったらきっと見捨てないよ」って。

このシーンの時に、主題歌「lulu.」の歌詞がじーんと胸に響いてきました

”南の勇者”が遺したものは?

それは、「未来への希望」と「七崩賢(注釈1)との戦い(犠牲)」だと思います。

未来が予知できる南の勇者は、フリーレンに「「世界を救うのは彼(ヒンメル)だ」(要約)という希望を持てるような言葉を告げていました。

結局、彼の未来視の能力で予知した通りの結果になりつつも、ヒンメルたちが魔王を倒す未来のための基礎を築いてくれたんですよね。

未来を見通す力を持っていた彼の存在は、ヒンメルたちがたどり着く未来を支える土台そのものだったように感じられます。すべてが報われるわけではないとしても、誰かの選択や犠牲が、のちの時代に確かな意味を残していく。そんな作品全体の流れとも重なります。

そしてこの曲にも、悲しみだけでは終わらない希望が流れています。穏やかで優しい世界を思わせるような広がりがあって、それは魔王討伐後の世界や、フリーレンたちが今歩いている旅路ともつながって見えました。

七崩賢(しちほうけん)って何?

◆注釈1◆

 七崩賢(しちほうけん)は、『葬送のフリーレン』に登場する、魔王直属の“最強クラスの大魔族”7人の総称です。魔王軍の中でも特に別格の存在で、ひとりひとりが圧倒的な魔力と、人間の常識では対処しづらい固有の魔法を持っています。

七崩賢として名前が挙がるメンバーは アウラ/ベーゼ/マハト/グラオザームの4名です。

アニメ第30話では「人類最強」と呼ばれた南の勇者の話が描かれ、過去の戦いで七崩賢がいかに大きな脅威だったかが示されます。
(参照:ピクシブ百科事典

Mrs. GREEN APPLE「lulu.」の気になる歌詞から思うこと(ラスト)

この最後の歌詞とTVアニメ「葬送のフリーレン」の内容と呼応するところを考えてみますね。

ドイツの田舎町に青い花が咲いている光景
©2026heartful life salon AI-generated image

”帰りたい場所”ってどこだろう?

フリーレンにとっての“帰りたい場所”は、単なる地名ではないのかもしれません。

それはきっと、ヒンメルたちと旅した10年間そのものだったり、今フェルンやシュタルクと積み重ねている日常だったりするのではないでしょうか。信頼できる誰かと一緒にいて、自然体でいられる時間。そういう記憶や関係性こそが、彼女にとっての帰る場所なのだと思います。

だからこの曲は、過去の冒険を懐かしむだけの歌ではなく、いま目の前にある新しい旅にも静かにつながっているように感じます。

”受け継がれていくもの”から感じること

この曲を聴いていると、『葬送のフリーレン』が一貫して描いているテーマが浮かび上がってきます。

それは、人の命は短くても、その人が残した言葉や行動、ぬくもりは、別の誰かの中で生き続けるということです。

フリーレンは、ヒンメルたちとの思い出を失っていたわけではありません。ただ、長い時間を生きる彼女にとって、その重みをすぐには理解できなかっただけなのだと思います。

でも、新しい旅の中で彼女は少しずつ変わっていきます。過去に置いてきてしまった大切な感情を、一つひとつ拾い直すように。そんな姿が、この曲のやわらかな余韻ととてもよく重なって感じられました。

まとめ

今回は、アニメの展開と重ねながら、Mrs. GREEN APPLEの「lulu.」が描いている世界について考えてみました。

この曲には、大切な人を失った悲しみだけではなく、その人と過ごした時間が今も自分の中に残り続けているという、静かで温かな感情が流れているように思います。

『葬送のフリーレン』の物語を見ていると、思い出とは過去に置いていくものではなく、これから先を歩くための支えにもなるのだと感じさせられます。

「lulu.」は、そんな作品の空気をやさしく包み込みながら、聴く人の心にもそっと余韻を残してくれる楽曲ですね。

多幸感で満たされる楽曲、「lulu.」。ぜひ、フルサイズで聴かれてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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