『窓ぎわのトットちゃん』の主題歌「あのね」が教えてくれる、友情の大切さ

窓際のトットちゃんの主題歌「あのね」
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こんにちは。

先日2023年12月8日にテレビ朝日開局65周年を記念して「窓ぎわのトットちゃん」が公開になりました。この映画は、黒柳徹子さんの自叙伝の初の映像化になるそうです。

「窓ぎわのトットちゃん」は、現在全世界累計でなんと、”2511万3862部”(2023年9月末情報)売り上げられているとのことで、もうすでにこの記録は塗り替えられているかもしれないですね。

黒柳徹子さんは、いつもウィットに富んでいて魅力的な女性だなって拝見しています。そんな素敵な黒柳徹子さんの映画「窓ぎわのトットちゃん」が気になるのですが、今回はあいみょんさんが歌う主題歌「あのね」にフォーカスを当ててまとめてみようと思います。

目次

あいみょんさんが歌うミディアムバラード「あのね」って?

『窓ぎわのトットちゃん』の主題歌「あのね」を聴いていると、映画の場面が静かによみがえってきます。
この曲は、ただ映画に寄り添うだけではなく、トットちゃんの心の奥にあるやさしさや、親友との時間の尊さまで、そっとすくい上げているように感じました。

今回は、あいみょんさんが歌う「あのね」から受け取ったことを、自分なりにやさしくまとめてみます。

※個人的な感想をもとに書いています。「そこは少し違うかも」と思われるかもしれませんが、「そんな見方もあるのかな」と思っていただけたら嬉しいです。

主題歌「あのね」の歌詞から思うこと

あいみょんさんが歌う「あのね」という曲の歌詞の中には、実は”あのね”というワードは一言も出てこないそうです。

確かに!

何度も聞いていますが、そういえば「あのね」は出てこないですね

でも、トットちゃんの「せんせいあのね」という呼びかけの意味が、ちゃんとこの歌曲の中に込められているので、トットちゃんを連想させてくれるんですね。

この曲が描いているのは、子ども時代だけではない気がする

映画を観たあとにこの曲を聴くと、私は「これは子どものトットちゃんだけでなく、もっと時間がたったあとに振り返っている心にも重なるのでは」と感じました。

楽しかった日々の記憶って、その時はただ夢中で過ごしているだけなのに、大人になってから振り返ると急に切なさを帯びて見えることがありますよね。
「あのね」には、そういう“あとからわかる大切さ”が流れている気がします。

ただ懐かしいだけではなく、
あの時もっと一緒にいたかった、
もっと話したかった、
もっと伝えたかった、
そんな気持ちまで含まれているように聞こえるんです。

トットちゃんと泰明ちゃんの友情を思い出す

この曲を聴いていると、やはり強く重なるのは、トットちゃんと泰明ちゃんの関係です。

トモエ学園で出会った二人は、ただ仲の良い友達というだけではなく、相手をそのまま受け入れて、自然に寄り添える特別な関係でしたよね。
トットちゃんは泰明ちゃんのさみしさや不安を、言葉にならないところまで感じ取っていたように思いますし、だからこそ一緒にいられる時間をとても大切にしていたのだと思います。

この曲のやさしさは、そんな“相手の気持ちをわかってあげたい”という願いに近い気がしました。
元気づけたい、笑ってほしい、ひとりじゃないよと伝えたい。
そういう気持ちが、静かに、でも強く流れているように感じます。

原作の単行本の中では、トットちゃんが
「泰明ちゃんが貸してくれた本を最後まで読んでいないのに」って思い出す場面があったのですが、出会った時間の短さや悲しみを感じました。
できることなら長く生きていて欲しかったです。

仲良しの2人が夢の国を旅しているイメージ図
画像はイメージです/ heartful life salon


トットちゃんは、鳥の背中に乗って自由に飛び回っている姿を想像しています。

でも、その鳥はガラスでできていて、儚く繊細なものです。

それからガラスの鳥っていうのは、純真で美しいものを象徴しているのかな。

トットちゃんの心の中にある無垢な想いを表しているように感じました。

イラストはガラスの鳥ではなくて、歌詞の意味をうまく表現できませんでしたが、

想像する未来に楽しく笑う2人の姿があればいいなと願いたいですね。

トットちゃんは、泰明ちゃんが笑っている姿を見て幸せになります。

でも、もしかしたらその笑顔も天使と一緒になってしまうかもしれないという恐れも感じているのかなと思います。トットちゃんは、泰明ちゃんとずっと一緒にいたいと願っているんですね。

寝癖のついた男の子が少し怒っているイメージ図
画像はイメージです/ heartful life salon


ありのままの相手を愛おしく思う気持ち


トットちゃんは、泰明ちゃんの自然体でいる姿が好きです。

あいみょんさんはコメントの中で、「寝癖」から子供っぽさと泰明ちゃんのことをイメージしたと言われていました。

個人的には、どこかしら完璧では無かったり、人とは違っている泰明ちゃんの方が、しっかり生きているかもしれない印象を受けました。

本当に好きな相手って、きれいなところだけではなく、その人らしい癖や弱さまで含めて心に残りますよね。
この曲には、そういう“ありのままの相手を大切に思う視線”があって、そこがすごく好きです。

トットちゃんが泰明ちゃんに向けるまなざしも、きっとこういうものだったのではないかなと思いました。

映画では、トットちゃんは、泰明ちゃんの怒った時に見せるふくれっ面や仕草が愛おしく感じます。特に、トットちゃんがわざと腕相撲で負けた時に、本気で怒った時の泰明ちゃんの姿。トットちゃんは、泰明ちゃんの幼さやかわいらしさを大切に思っています。
ただ、あいみょんさんはこの曲の主人公を「もっと大人になっているイメージ」を表現するために歌詞に工夫されたそうです。
大人だけど、顔つきは幼いってことが伝わってきますね。

もし、映画の内容と照らし合わせるなら、映画の主人公であるトットちゃんと、彼女の親友である泰明ちゃんとの関係を表現しているのかなと思います。

トットちゃんは、泰明ちゃんの儚さ(はかなさ)や孤独を感じ取り、一緒に楽しいことをしたり、寄り添ったりしてあげたいと思っています。

また、トットちゃんは、泰明ちゃんのありのままの姿を受け入れていて、寝癖があっても、怒っても、愛おしく思っているかもしれないですね。

女の子が強くハグをしているイメージ図
画像はイメージです/ heartful life salon

「守りたい」というより「寄り添いたい」に近い

この「あのね」の曲が、もしいろんな人へ向けてメッセージを伝えてるとしたら、次のような想いが込められているのかなと思いました。

もし君が、今は孤独で不安がいっぱいだとしても、いつもそばで君の味方でいるよ。

個人的には、歌詞からこんなメッセージを受け取ることができましたよ

トットちゃんの優しい人柄、その思いを汲み取れるあいみょんさんの感性。

お二人ともとても素敵だなって思います。

トットちゃんの泰明ちゃんへの気持ち

トットちゃんが泰明ちゃんの死を告げられたときのことを考えました。

トットちゃんは、泰明ちゃんに感謝の言葉を伝えたいと思っていましたが、その言葉には不安や恐怖も含まれていました。なぜなら、その言葉が最後の別れの言葉になるかもしれないからです。

トットちゃんは、素敵な言葉だと思っていた「ありがとう」が、泰明ちゃんとの思い出や絆を消してしまうかもしれないと感じていたのかもしれないですね。

歌詞から、トットちゃんの切ない気持ちを深く伝わってきます。

私は、この曲が伝えたいメッセージは、

大切な人との想いを分かち合うことの大切さや、優しさとぬくもりを離さないことの大切さ

なのかなって思いました。

気軽に「ありがとう」っていうこともありますが、

ありがとう」の言葉から

こんな心が繊細で、深い意味のこもった歌詞を

醸(かも)し出すあいみょんさんは

すごいなあーって思います

(水たまりを飛び越えるイメージ図)
画像はイメージです/ heartful life salon

心に残る”水たまりのシーン”

映画でのトットっちゃんが水たまりを飛び越えようとして、

飛び越えられなかったシーンをあいみょんさんは次のように語っていました。

「水たまりのシーン、めっちゃいいシーンですよね。最後にトットちゃんが学校の前の水たまりを飛び越えようとするけど、飛び越えられてないのがまたいいんですよ。」

引用元:あいみょん「あのね」サイト

この歌詞は、トットちゃんが泰明ちゃんの死を乗り越えることができれば、心の中で泰明ちゃんに会えるという希望を表しているように感じました。

実際には、飛び越えれなかったから、余計に泰明ちゃんが亡くなって辛く悲しい気持ちが、より鮮明に伝わってきます。

水たまりは、トットちゃんが泰明ちゃんの死を知ったときに転んで泣いた場所で、悲しみの象徴となっています。トットちゃんの切ない気持ちと強い気持ちが織り混ざった歌詞ですね。

超えれなかった水たまりを、もし超えることができたら、きっと、自分はこの辛い現実を乗り越えられるんだ」

っていうふうにも感じました。

トットちゃんの気持ちになれば、

「きっと、いつかどこかで 会えるんだ」

っていうことかもしれないですね。

「ありがとう」という言葉の重さ

この曲を聴いていて感じたのは、「ありがとう」という言葉の重さです。

普段は何気なく言える言葉なのに、本当に大切な人に向けて言おうとすると、とても深い意味を持ってしまうことがありますよね。
感謝だけではなく、別れの気配や、もう戻れない時間への気持ちまで重なってしまうことがあります。

トットちゃんがもし泰明ちゃんにこの気持ちを向けていたとしたら、それは単なるお礼ではなく、
出会ってくれてありがとう、
一緒にいてくれてありがとう、
でも、もっと一緒にいたかった、
という、たくさんの感情が重なった言葉だったのかもしれません。

この曲には、そういう言葉にならない想いの深さがあると思います。

雨の中一人で帰っていくイメージ
画像はイメージです

この曲が伝えてくれる友情の大切さ

「あのね」を聴いていると、大切な人とは、完璧に理解し合える相手というより、わかろうとし続けたい相手なのかもしれないと思えてきます。

相手の孤独に気づくこと。
言葉の裏にある気持ちを想像すること。
離れてしまっても、心の中でずっと大切に思い続けること。

そうした積み重ねが、友情の深さなのだと、この曲はやさしく教えてくれる気がします。

トットちゃんと泰明ちゃんの関係は、ただ仲良しというだけではなく、短い時間の中で互いをしっかり思い合っていたからこそ、今もこんなに胸を打つのだと思います。

大切な友達を抱きしめているイメージ図
画像はイメージです/ heartful life salon

まとめ

今回は、『窓ぎわのトットちゃん』の主題歌「あのね」について、友情の大切さという視点から考えてみました。

この曲は、ただ映画の内容をなぞる歌ではなく、
大切な友達を思う気持ち、
言えなかった言葉への後悔、
それでもずっと心の中でつながっていたいという願いを、やさしく包み込んでいるように思います。

トットちゃんと泰明ちゃんの友情を思い出すと、いっそう胸にしみますよね。
ありのままの相手を大切に思うこと、そばにいたいと願うこと、そのぬくもりを離さないこと。
この曲は、そんな友情のかけがえのなさを静かに教えてくれる一曲だと感じました。

映画を観た方も、これから観る方も、ぜひ主題歌「あのね」にも耳を澄ませてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました!

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