北欧が日本で人気になったのはいつからでしょうか?
それは・・・
1990年頃からと言われています。
北欧の政治・社会・歴史に関心を寄せる研究者集団「バルト=スカンディナヴィア研究会」の
3つの文化団体による長年の活動実績もあり北欧デザインや文化は
日本でも広く愛されるようになりました。
北欧発の家具や食器、衣類に雑貨に至るまで、
いろんなジャンルのアイテムが人気ですが、
今回は「美しい北欧の自然から誕生したオーガニックコスメ」をご紹介したいと思います。
※オーガニックコスメのご紹介の前に、少し北欧に魅力についてお伝えしますね。お忙しい方は飛ばして読んでくださいね。
美しい北欧の景色や文化

北欧の文化にご興味ある方は下記の辞典に詳しく載っていますので、
またご覧になってくださいね。
日本のマンガ・ゲーム文化になぜ北欧神話が登場するのか
まずは、コスメ紹介の前に”北欧神話”のことについて書かれている記事がありました。
気になる方はちょっと寄り道してみてください。
早くオーガニックコスメが知りた〜いって方は、飛ばして次へ行かれてくださいね。
⭐️「日本のマンガやゲームに北欧神話が広まった歴史」
信州大学人文学部の伊藤盡さんが興味深いお話をされています。
「日本のマンガやゲームに北欧神話が広まった歴史」の記事はこちら

北欧の魅力とは
北欧デザインが日本で人気になった理由は、
日本の「わび・さび」文化と共通する点が多く、
北欧デザインは、日本人らしい考え方である「職人の手仕事に価値を感じる」
「良いものを長く使いたい」と共通する部分があるためだと言われています。
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北欧の魅力は、美しい自然、自然と調和された街、
スタイリッシュだったり可愛らしいデザインにあふれ、
目にするもの全てが素敵に感じます。北欧の各国にはそれぞれの特徴があります。
スウェーデンは美しいアーキテクチャと水辺の都市、
ノルウェーは壮大な自然と絶景スポットの宝庫、
フィンランドは自然溢れる国とデザインの先駆者、
デンマークはカラフルな風景と美術の宝庫、
アイスランドは火と氷の国です。
スウェーデンで人気のオーガニックコスメ5選

スウェーデンで人気のオーガニックコスメには、
L:A BRUKET(ラ・ブルケット)、Estelle & Thild(エステル&ティルド)
True Organic of Sweden、Care of Gerd(ゲルド)、
Marja Entrich(マリヤ・エントリッチ)などがあります。
これらのブランドは、自然由来の成分を使用し、
肌に優しいとされています。
①L:A BRUKET(ラ・ブルケット)
L:A BRUKETは、
スウェーデンの西海岸で作られる天然オーガニックスキンケアブランドです。
リップクリーム・ハンドクリームやボディソープ・ボディローションなどがあります。
ラベンダー、ローズマリー、グレープフルーツなどの香りが特徴的です。
②Estelle & Thild(エステル&ディルド)
Estelle & Thild は、スウェーデン・ストックホルムで2007年に Pernilla Rönnberg(ペルニラ・レーンバーグ) が創業したオーガニックビューティーブランドです。
創業者自身が化粧品に含まれる多くの合成化学成分のリスクに気づいたことをきっかけに、かわいい娘たち(EstelleとMathilde)のために、できるだけ肌に優しく、安全で効果的な製品をつくろうと設立されました。
※公式サイトはこちらからご覧になれます。
特徴
- Ecocert認証のオーガニック成分を使用し、合成添加物や農薬を排除した処方
- 純粋なバイオアクティブ成分を配合し、肌に確かな結果をもたらす処方設計
- ヴィーガン対応・クルエルティフリー(動物実験不使用および動物由来成分不使用)
- 自然由来原料や環境への配慮も強く、サステナブルなラグジュアリービューティーを目指す姿勢が特徴です
③True Organic of Sweden
True Organic of Sweden(トゥルーオーガニック・オブ・スウェーデン) は、スウェーデンに拠点を置き、創業者の Tina Saare de Sousa(ティナ・サアレ・デ・ソウザ) によって設立されたナチュラルコスメブランドです。
ブランドの信条は「Less is more(少ないほうが、よりよい)」。肌との相性を最大限に引き出すため、認証済みオーガニック成分を極力少ない数で配合し、相乗効果を狙った処方を追求しています。
自然・環境への配慮にも強く、ガラス容器や砂糖キビ由来のバイオチューブなど、出来る限りサステナブルな素材を選定。また、ビーガン&クルエルティフリーとして、動物実験や動物由来成分を一切使用していません。
また、ブランドはNatural Organic Cosmetics(NOC) Sweden の認証も受けており、業界内で高いオーガニック基準を保っています。
さらに数々のオーガニックビューティー賞を受賞するなど、世界で評価されています。代表作である多目的クリーム “All You Need Is Me” はカルト的人気を誇っていますよ。
True Organic of Swedenの情報はこちら↓

④Care of Gerd(ゲルド)
Care of Gerd(ゲルド)は、
スウェーデン北部のラップランドにある小さな町ヨックモックにある
エコロジカルビューティーケアのブランドです。
創設者は、スウェーデンコスメ業界のトップスタイリストであるヨハンと、
ナチュラルスキンセラピストであるアナレナ姉弟です。
ブランド名の「GERD」は、彼らが愛する母の名前であり、
スウェーデンの北欧神話に出てくる誇り高き名前でもあります。
この名前が象徴するものは「愛」「純粋」「心地よさ」であり、
この3つはブランドのコンセプトにマッチしているという点から
母への感謝の気持ちも込めブランド名を
「CARE of GERD 」と名付けました。
製品には、ボディオイルやボディクリーム、フェイスクリームなどがあります。
※公式サイトの情報はこちらご覧になれます。
⑤Marja Entrich(マリヤ・エントリッチ)
Marja Entrich(マリヤ・エントリッチ)は、
スウェーデンのスキンセラピストが約70年前に創業した自然派スキンケアブランドです。
現在も、天然原料にこだわったトータルスキンケアを提案しています。
製品には、アボカドオイルやボディクリーム、ヘアケア製品などがあります。
ノルウェーで人気のオーガニックコスメ2選

ノルウェーで人気のオーガニックコスメには、
Marina Miracle(マリナ・ミラクル)やWeleda(ヴェレダ)などがあります。
①Marina Miracle(マリナ・ミラクル)
Marina Miracle(マリナ・ミラクル)はノルウェーで開発されたラグジュアリー&ナチュラルなオーガニックスキンケアブランドです。
すべての製品は
- 天然・オーガニック植物由来成分で構成
- 再生可能・生分解可能な材料を使用
- クルエルティフリーでヴィーガン対応
- 添加物・香料・マイクロプラスチック・ナノ素材フリー
- 皮膚科テスト済み
という高い基準を満たしており、ノルウェー国内でもその品質と真摯な製品づくりで評判です。
※Marina Miracle(マリナ・ミラクル)の公式サイトはこちらからご覧になれます。
②Weleda(ヴェレダ)
Weleda(ヴェレダ) は、1921年にスイスで誕生した自然医薬品メーカーです。
創業以来100年以上にわたり、独自の植物観察と研究を通じて、植物が持つ生命力とエネルギーを引き出したオーガニック化粧品をつくり続けています。
全製品に100%天然由来成分を使用し、その多くに有機栽培原料を採用。
環境への配慮と高い品質基準を守りながら、オーガニックコスメのパイオニアとして世界中で愛されています。
ヴェレダの哲学は、人と自然の調和。
植物や鉱物など自然界の恵みを最大限に活かし、肌・心・体のバランスを整える製品づくりを大切にしています。
代表的な製品には、世界中で愛され続ける濃厚保湿クリーム 「スキンフード」、スポーツやマッサージケアに人気の 「アルニカマッサージオイル」、そして赤ちゃんのデリケートな肌をやさしく守る 「カレンドラベビーケアシリーズ」 などがあります。
※ヴェレダの情報はこちらからご覧になれます。
フィンランドで人気のオーガニックコスメ4選

フィンランドで人気のオーガニックコスメには、
FRANTSILA(フランツィラ)やNIKI NEWD(ニキニュード)などがあります。
北極圏の長く厳しい寒い冬を生き延び、
白夜の太陽をたっぷりと浴びて育った素材から、
肌や健康に良いものを選んで製造されています。
①FRANTSILA(フランツィラ)
フランツィラ(=フランシラ)はフィンランドで
300年の歴史を誇るハーブ農園から生まれたオーガニックコスメブランドです。
同社は、自社農園で製品の有効成分である植物や花を栽培しています。
再生農業のルールを守りながら、土がどんどん良くなっているか見るために、いろいろなやり方で畑に炭素をためているそうです。
FRANTSILA(フランツィラ)は、ワセリン・香料・合成着色料・PARA(パラベン類)などを排除し、動物実験なし・遺伝子組み換え不使用など、徹底した自然派仕様ですよ。
商品の特徴
フェイスクリーム、ヘア・ボディケア、オイル、バームなど多彩なアイテムを展開。
北欧自社農園のハーブを活かした自然の力をそのまま肌へと届ける製法で、健康・肌・癒しを両立する製品が揃います。
フランツィラの情報はこちら↓
②NIKI NEWD(ニキニュード)
NIKI NEWD(ニキニュード)は、
フィンランド・ヘルシンキに拠点を置くスキンケアブティックです。
NIKI NEWDは、世界で最高品質の食品グレードの原材料から
超新鮮な自然派スキンケア製品を製造することに情熱を注いでいます。
今から15年前にフィンランドのヘルシンキ湾岸で始まりました。
NIKI NEWDは、100年以上前から家族から代々伝わる顔用のレシピに基づいてい製造されています。
すべての製品は注文後に少量ずつブレンドされ、保存料・添加物は一切使用せず、100%成分のトレーサビリティを確保しています。
ニキニュードの情報はこちら↓

デンマークで人気のオーガニックコスメ2選

デンマークで人気のオーガニックコスメのブランドは次のようなものがありますよ。
①Rudolph Care(ルドルフ・ケア)
創立者は元テレビ司会者の Andrea Elisabeth Rudolph。妊娠中に化粧品に含まれる化学物質の問題を公にした体験をきっかけに、Nordic Ecolabel(デンマークのエコラベル)認証基準を満たす製品を目指して2009年に設立されました。
環境・肌への安全性・高い品質を重視したオーガニック&エコ認証ブランドとして、デンマーク国内で「カルト的」な人気を得ています。
商品の特徴
- アサイーオイルをはじめとした抗酸化成分を用い、肌に栄養を与えながらエイジングケアにも対応する点が高評価。
- 紫外線対策アイテム(Rudolph Sunシリーズ)や香水ラインも展開し、総合的なスキンケアとライフスタイルブランドとして充実しています。
※公式サイトはこちらからご覧になれます。
Woods Copenhagen(ウッズ・コペンハーゲン)
完全にデンマークで企画・製造されるスキンケアブランド。ナチュラルさ、エコロジー、そして確かな効果を兼ね備えた“クリーンなハイパフォーマンス”を追求しており、スカンジナビアならではの品質管理と自然派処方が特徴です。
商品の特徴
- 天然成分に重点を置いた処方でありながら、肌への効果を重視した設計。ボディ・フェイシャルともに、素材のエコ性と高い機能性を両立しています。
- デンマーク国内で製造されている点も、品質管理と透明性の裏づけとなっています。
※公式サイトはこちらからご覧になれます。
アイスランドの人気のオーガニックコスメ1選

アイスランドの人気オーガニックコスメブランドには、
Sóley Organics(ソーレイ・オーガニクス)があります。
Sóley Organics(ソーレイ・オーガニクス)
アイスランドの女優 Sóley Elíasdóttir により設立されたブランドで、無添加・自然派処方の製品を丁寧に提供しています。代々受け継がれてきたハーブレシピをもとに、アイスランドの湧き水や野生のハーブを使用したアイテムを展開しているのが特徴です。
商品の特徴
自然由来・オーガニック成分を使用しています。アイスランド産の野生ハーブや湧水をベースにした製法で、添加物を排除したナチュラルなスキンケアが魅力です。
Lind Conditioner / Shampooは、保湿力と香りのよさで、旅行者には「再購入目的で再訪した」ほどの人気アイテムです。
まとめ
今回は、美しい北欧の自然から生まれたオーガニックコスメをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
北欧のコスメに共通していたのは、ただ肌を美しくするだけでなく、その背景にある自然環境や動物、そして私たち自身を大切にするという哲学でした。
厳しい自然の中で育まれたパワフルな植物の恵みを、サステナブルな形で毎日のスキンケアに取り入れる。それは、肌だけでなく心や暮らしまで豊かにしてくれる、新しい美しさの発見かもしれません。
この記事が、あなたのコスメ選びの新たな視点となり、心地よい毎日を送るきっかけになれば嬉しいです。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

