AI共存時代の新しい働き方/人間らしさを武器にする選択と可能性

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こんにちは。

最近、AIがますます身近になり、仕事の中でも「AIに任せる部分」が増えてきました。でも、ふと考えてみたのですが、「じゃあ、自分にしかできないことって何だろう?」って。

医療や介護、教育や創造的な分野など、人の気持ちを理解し、寄り添い、判断する力は、やはり人間ならではのもの。

大きく変わりゆく時代だからこそ、この先AIとどう共に働き、どう生きていったらいいんだろうと不安になりますよね。

今回は、人にしかできない仕事を考えながら、AIと一緒に生きる道を深掘りしていこうと思います。

目次

AIによる雇用創出の可能性とは

Aiが雇用を作り出しているイメージ画像です。
image Illustration/ heartful life salon

① 新たな職種の誕生

AIの進化によって、これまでなかったような新しい仕事が生まれています。たとえば「AIエンジニア」や「データサイエンティスト」は、AIをつくったり、データを分析したりする専門的な仕事です。

また、AIが正しく判断できるようにサポートする「AIトレーナー」や、AIチャットボットの会話内容を調整する「会話デザイナー」など、人の力が必要な仕事も注目されています。

こうした仕事は少し専門的ですが、AIと人間の間をつなぐ大切な役割として、これからどんどんニーズが高まっていくかもしれないですね。

②業務効率化が進むメリット

最近、AIが単純な作業を代わりにやってくれる場面が増えてきました。そのおかげで私たちは、もっと「考える」「工夫する」仕事に集中できるように。

たとえば、お客様対応ではAIが最初の案内をし、人間は難しい相談にしっかり向きあえるようになってきています。

スムーズにいかないケースもあります。

先日、自分のクレジットカードの利用明細のお知らせメールがきていました。でも利用した覚えのない内容だったので、心配になりカスタマーセンターにお電話したところ・・・。

最初は、AIがいくつか質問をしてきて、番号で答えるように言われ、途中から「はい」か「いいえ」で答えるように言われました。

でも、「はい」でもないし、「いいえ」でもないしどうしようと考えていると、「聞き取れませんでした」って。

オペレーターの人と話せるまでに、かなり時間がかかってしまいました 笑。

まだ、もどかしいエピソードもありますが、近い将来は頼れる相棒のような存在になってくれたらいいなと期待しています。

③学び直しで広がる未来

AIがどんどん職場に広がる今、「新しいことを学び直すこと(リスキリング)」の大切さが増しています。

企業も、社員がAIやデジタルの知識を身につけられるように、さまざまな研修や講座を用意するようになりました。

IT企業だけでなく、銀行や製造業などでも「AIの基本を学ぶ講座」が広がっており、働き方に合わせたスキルアップが進められています。

このように学びの場もどんどん多様になり、オンライン講座や動画学習など、誰でもチャレンジしやすい環境が整いつつあります。

AI導入のメリットをわかりやすく紹介

AI導入のメリットをわかりやすく紹介しているイメージ画像です。
image Illustration/ heartful life salon

AIが私たちの生活にとって、なくてはならないものになりつつありますが、企業がAIを導入するのはどんなメリットがあるのか、以下にまとめてみますね。

① 長期的な人件費の削減と作業の自動化

ありがたいことにAIは文句も言わず、24時間ずっと働き続けてくれます。もちろん休憩も残業代もいりません。

たとえば、「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」という仕組みを使えば、面倒な事務作業を自動で処理できるようになり、月に数百時間分の人手を節約できたという企業もあるほどです。すごいですよね。

② 人手不足や高齢化社会への対応策

今の日本では、働く人の数がどんどん減ってきています。特に製造や介護の現場では、「人が足りない」という声が後を絶ちません。

そこで注目されているのがAIです。重たい荷物を運んだり、商品の検品をしたりといった身体的にきつい作業をAIが代わってくれるようになり、現場の負担が軽くなっています(介護の現場は、まだまだ負担は大きいですが)。

③ サービスの質アップと競争力の強化

AIは「データを読む力」がとても高く、お客さま一人ひとりの好みや行動パターンを素早く理解できます。

たとえばネットショップでは、AIが「この人にはこういう商品が合いそう」と提案してくれたおかげで、売上がぐんと伸びたというケースもあります。

こうしたAIの活用が、サービスの質を上げて、新しいお客さんを引きつける力にもつながってるのは嬉しいポイントですよね。

日本の労働市場におけるAIの影響

介護施設での見守りAIのイメージイラスト
image Illustration/ heartful life salon

次は、私たちが住む日本では、AIがどんなふうに影響をもたらすのかまとめてみますね。

① 高齢化と人材不足がAI導入を後押し

日本は世界でも最も高齢化が進む国の一つで、なんと2040年までに労働人口が約20%減少すると予測されています。

これって、ほんと遠くない未来なので不安になります。

もし、このまま人口が減少し続けたとしたら、介護や製造業、流通業などあらゆる分野で人手不足が深刻化していくのが想像できますよね。

そこでAIの導入が生産性維持の手段として注目されています。たとえば、介護現場では見守りAIや移動支援ロボットの導入が進んでおり、現場スタッフの負担軽減に貢献してくれるようになります。

② 終身雇用・年功序列といった日本型雇用制度とのギャップ

日本では長らく「終身雇用」や「年功序列」が一般的な働くときのルールや習慣でしたが、AIが活用される時代では、働く人がいろんなスキルを使ったり、仕事で頑張った結果が、ちゃんと認められるような働き方が必要です。

AIの導入で仕事の内容が変わる中で、経験年数だけで昇進する仕組みがうまくいかなくなり、仕事と人のミスマッチが増えていくことも。この変化がきっかけで、会社の文化を変える必要が出てきています。

③ 中小企業や地方の対応遅れとその課題

都市部の大企業と比べて、地方の中小企業はAI導入において資金面・人材面でのハードルが高くなると予想されます。

もし、中小企業においてIT専門人材を抱えていない場合は、AIの選定や運用が難しい状況かもしれません。また、地方の経済に良い影響があまり広がらない、という問題も言われています。

これからの対策と人間らしさとは

image Illustration/ heartful life salon

じゃあ、これからの対策はどうしていったらいいの?と思いますよね。私たち人間の価値は?って。

① 新しい仕事に必要なスキルの学び直し

AIの時代には、今までの知識だけでは不十分になってきています。たとえば、事務作業のような仕事はAIが代わりにできるようになり、人は「データを読み取って判断する力」や「AIを使いこなす力」が必要とされる時代に。

そのため、どの世代の人にもパソコンやAIの基本的な使い方を学ぶチャンスが必要です。また、大人になってからも”いつでも学べる仕組み(生涯学習)”が大切になってきます。

最近では、会社がオンライン研修を取り入れたり、国が「デジタル人材を育てるための支援制度」を用意したりと、サポートの動きも広がっています。

② AI一緒に働くという考え方

AIは、計算や決まったパターンを見つけるのが得意です(ほんと、かないません 笑)でも、人の気持ちを考えたり、自由な発想をすることはまだ難しいです。だからこそ、人にしかできない仕事がこれからもっと大切になります。

たとえば、介護や教育の現場では、AIがデータを集めたり見守ったりする一方で、人は寄り添う気持ちや柔軟な対応で支える役割をしています。

これからの働き方では、AIを「人の代わり」ではなく、「サポートする仲間」として考えることが大切になります。

今、”AIエージェント”が熱い!

NVIDIAのジェンスン・フアンCEOが「2025年はAIエージェントの年」と位置付けられていますが、先日はオープンソースライブラリとしての「Dynamo」を公開されました。
「これって、何?」って気になりますよね。

簡単に説明すると…。

「NVIDIAが作った無料の便利なツールがあって、それを使うとAIがもっと早く動けるように。さらに、大きな仕事をたくさんのコンピューターで効率的にやることもできるし、AIを使うときに動きがよりスムーズになるように工夫されているそうですよ」

③ AIを使うときのルールと配慮

AIが会社の中で「人を評価する」場面も増えています。たとえば、AIを使って採用の判断をする会社もあります。でも、「なぜ不採用だったのか」が説明できなければ、働く人にとっては不安や不満の原因になります(これは、ぜひ聞きたいですよね)。

また、AIは過去のデータから判断するため、性別や年齢などによって不公平な判断をすることもあるので、最初からそうならないような工夫が必要です。

さらに、社員の動きをずっと監視するようなシステムを入れる場合は、プライバシー(個人の情報)を守ることも忘れてはいけません。「信頼できるAIの使い方」が、これからの大きな課題になります。

AI時代を生きる私たちの希望とは

image Illustration/ heartful life salon

① 共感力と感情理解の価値

人間には、相手の感情や悩みを察する「共感力」というAIにはない強みがあります。この力は、医療や教育、カウンセリングの分野で特に重要で、一人ひとりに寄り添うサポートが可能です。

例えば、相手の表情や声のトーンから感情を読み取ったり、声にできないSOSを感じとったり。AIが情報処理を担う時代だからこそ、人と人がつながる温かい仕事の価値が高まっています。

② 創造性と複雑な問題解決能力

人間には、AIでは生み出せない創造力があります。未知の問題にも柔軟に対応し、革新的なアイデアを考えることが得意です。

芸術や音楽、デザインなどの分野では、常識を超えた発想が重要です。

また、倫理的な判断や価値観を伴う複雑な決定には、人間の経験や直感が欠かせません。AIを活用しつつ、人間の創造性を活かすことで、新しい価値を世界にもたらすことができます!

③ コミュニティ形成と社会的価値の共創

人間は、コミュニティを作り、互いに支え合う力を持っています。この「つながり」を生み出し守る力は、AIにはない人間だけの特性です。

対話を通じて信頼を築き、新しい価値を共に作り出すことができます。地域活性化やチームの成功には、この人間同士の絆が欠かせません。AIを活用しつつ、人間ならではの協力と絆を育む仕事の重要性は、ますます高まっていくと思います。

まとめ

今回は、AI共存時代の新しい働き方を考えながら、人間らしさのある仕事を深掘りしてみましたがいかがでしたでしょうか?

AIやテクノロジーは、これからもどんどん進化していきます。きっと、それを止めることはできないと思います。でも大切なのは、変化を恐れるんじゃなくて、「どう向き合うか」「どう活かすか」なんでしょうね。

今、私たちはただ“働く”ということの意味を、改めて問い直すタイミングに来ています。収入を得るためだけでなく、「やりがい」や「人とのつながり」、そして「誰かの役に立つこと」──そうした人間らしさのある仕事を、どう残し、どう育てていくかが問われています。

AIにできることと、人間にしかできないこと。その違いを見つめながら、AIと手を取り合って生きていく未来を、私たち一人ひとりが考え、選び取っていくことが求められているんですね。

最後までお読みいただきありがとうございました!


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