こんにちは。
TVerで520万回再生突破(10月21日TBS公式サイト発表)、今期人気No.1ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』。
TVer登録者数も現在(10月29日)131万人を超えています。
第1話の「完璧な俺の、何がダメだったんだ!?」(勝男)に イラッとした視聴者も多いはず。
でも、回を重ねるごとに勝男(演:竹内涼真)が料理を通して自分の過ちに気付いていき、気持ちや行動に変化が…。
初回の第一印象から一転、なんだか応援したくなる存在になっていくんですよね。
今回は、竹内涼真さんが演じる勝男は、ウザいけど可愛い化石男(ごめんなさい 笑)がどうしてこんなにも刺さるのかを深掘りしていきますね。
第1話 勝男(化石男)が炎上した理由は?(ネタバレを含みます)
第1話を視聴したときに、何回「えっ?」「うーん?」という心の声が聞こえてきました。
「完璧な俺の、何がダメだったんだ⁉」
この勝男のトゥー・セルフコンシャス(自意識過剰ぽい)フレーズが炎上の原因だったのかもしれません。

少しドラマの内容を振り返ってみますね。
勝男(演:竹内涼真)は夜景の見えるレストランで恋人・鮎美(演:夏帆)へ婚約指輪を用意し、プロポーズを試みました。
それは、、トレンディドラマ(劇中の)「フォーエバーラブは東京で」を参考にした完璧な演出だったと思われましたが…。
その結果は、勝男にとって予想外の「別れたいの」(鮎美のセリフ)でした。
プロポーズを断られた理由が分からなくて混乱する勝男。
画面を観ている私たちは、そこなんじゃないかなって冷静にわかるのですが…笑。
どんなセリフが炎上するのかな?
勝男の数々の昭和的な発言がダメなんじゃないの?って声が聞こえてきそう。
では、ドラマの中のどんな言動が問題視されるのかリスト化してみますね。
✔ 「冷凍食品の弁当は手作り弁当ではない、解凍弁当」と言ってしまう
✔ 「めんつゆで料理するなんて手抜き」
✔ 「家で料理作って愛する人を待つのは女の幸せ」
✔ 「ルーで作るカレーは料理って言わない」
✔ 合コンで大皿料理を当然のように女性に取り分けさせるところ
他にもあるかもしれませんが、毎日こんな感じの価値観だったら一緒にいるのはちょっと無理かもと思いたくなりそうですよね。
親譲りなの?
勝男の両親のエピソードがえがかれていました。
母・陽子(演:池津祥子)が勝男と電話中、父・勝(演:菅原大吉)が「ご飯のおかわり」を要求。陽子は当然のように電話を切ってご飯をつぐ。
『この親にしてこの子あり』と言われそうなエピソードですね。
勝男の家庭環境が、勝男の人格をつくってきたのかもしれないです。どう思われますか?
”ウザいけど、可愛い”と思えるのはなぜ?

なんだか勝男のマイナスポイントばかり並べちゃいましたが、ここから形勢逆転に…。
勝男はそんなに悪い人間じゃないですよね。
次は、”勝男はとても素直で行動力があるんだよ”というエピソードですよ。
職場の後輩・白崎ルイ(演:前原瑞樹)と南川あみな(演:杏花)に「鮎美の気持ちを知るために筑前煮を作ってみたら」と言われると、すぐにレシピを検索し、慣れない買い物と料理に挑戦する。
こういうところが勝男って可愛いなあって思います。
何度も失敗しながら作った筑前煮は、見た目も味もとても合格点ってわけにはならなかったのですが、諦めずに挑戦する勝男の姿に応援したくなるんですよね。
ウザくてイラつく→「愛おしい」へ変化していく
勝男は、冷蔵庫に残されていた鮎美の筑前煮を見つけます。
その時初めて、もうこの部屋には鮎美はいないんだなと気付かされます。彼女は自分にとってこんなにも大きな存在だったんだろうって。
切ない勝男を見ていると、なんだか愛おしくなるのかもしれません。
勝男だけじゃない、鮎美身も変化が

一方鮎美はどんな風になったかというと、次のエピソードを見てくださいね。
勝男のプロポーズを断り、彼の家を出た鮎美は、知り合ったばかりの美容師・吉井渚(サーヤ)の家に転がり込む。渚はフレンドリーで、鮎美を「鮎メロ」と呼び、その日のうちにもつ焼き屋やバーに連れて行く。
鮎美は落ち込んでいるどころか、
「世界ってこんなにキラキラしてたっけ?」
ですって。
髪の毛をピンクに染めたり、テキーラを飲んだり。
なんだか弾けちゃいましたね 笑。
ハッとさせられた言葉

「別にわかってもらおうとは思わないんで」
この言葉をきっかけに、勝男は価値観をおしつけてきた自分を見直していきます。
次のエピソードは勝男がちょっと成長が感じられますよ。
勝男は、南川から「もつ焼きとコークハイは最高!」と勧められたのですが、頭ごなしに否定します。
南川は、「別にわかってもらおうとは思わないんで」と勝男に告げます。
このフレーズどこかで聞いたことがあるような…と勝男は鮎美から別れを告げられた時の言葉を思い出し、ハッとします。
南川に言われた言葉と鮎美に言われた言葉が一緒だったなんて。
その後、勝男はもつ焼きとコークハイの組み合わせを試してみて、その良さに初めて気づきます。
勝男が自分と周りの人は違う価値観を持っているわかる…ここは、ちょっと勝男が成長した瞬間ですね。
「決めつけてばっかじゃ新しい世界広がらないすよ」(南川のセリフ)
たしかに。
第3話 勝男の号泣の意味は?

勝男はマッチングアプリで出会った椿(演:中条あやみ)の前で大泣きしてしまいます。
椿の心無い言葉にモヤモヤを募らせ、勝男は絶望してしまったのですが、自分も全く同じことを鮎美にしてしまっていたんですよね。
椿と同じように、
「ああやって毎日、鮎美の心を踏みにじっていたんだ」
と気付いたからこその号泣だったんですね。
せっかく椿のためにつくったおでんを「なんだ、おでんか。コンビニでも買えるじゃん」と言われたときの気持ち。
勝男が鮎美に、「おかずとみそ汁の具がかぶってる」「強いて言うなら全体的におかずが茶色すぎるかな」と傷つけていたこと。
まるでミラーリング。
自分を映す鏡が椿のよう。
勝男の気づき
✅分かれてもなお鮎美のことが好き。
✅鮎美が何を好きで何を食べたいのか知らないし、今まで聞いたことなかった。
第3話の勝男の号泣シーンは、今まで相手の気持ちより一方的に決めつけて生きてきた自分の過ちに気付いたから。
思わずもらい泣きしてしまったシーンですね。
勝男がんばって、と言いたくなる 笑。
鮎美も変わろうとしてるけど、ちょっと心配な展開に。
また、第4話以降追記していきますね。
番外編(主題歌「シェイプスター」の歌詞の深い意味は?)
ドラマのいいところで流れてくる主題歌「シェイプスター」が気になるので、少しまとめてみますね。
「シェイプスター」
・アーティスト:This is LAST
・リリース日:2025年10月8日
・作詞・作曲:菊池陽報(This is LASTのボーカル&ギター)
・特徴:ドラマのために書き下ろされた楽曲で、This is LASTにとってGP帯テレビドラマ初の主題歌
「シェイプスター」という言葉の意味は?
「シェイプシフター(Shape-shifter)」とは、本来「姿を変える者」を意味する言葉です。妖怪や異能の存在を指す言葉として知られていますが、この楽曲では「変化を恐れずに、自分を柔軟に更新し続ける人」という現代的な解釈がなされていますよ。
歌詞に込められたメッセージは?
歌詞には、「どこで間違えたんだろう」「理想が遠くなっていく」「不器用な愛」といった言葉が登場します。
なんだか、現実と理想の自分のギャップに苦しんでる勝男にリンクするような…。それに、「自分らしさ」取り戻そうとしている鮎美にも通じるところがありますよね。
この楽曲からは、「たとえ完璧じゃなくったっていいんだよ」「人生は何度だってやり直せるんだよ」というメッセージが伝わってきます。
こんな風に背中を教えてもらえると、ちょっと気が楽になりますね。
とっても素敵な歌詞なのでぜひ注目してみてくださいね。
まとめ
今回は、竹内涼真さんが演じる勝男は、ウザいけど可愛い化石男がどうしてこんなにも刺さるのかをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
勝男はウザくてちょっと苦手なタイプと思っていたのですが、本当はすごく素直で一生懸命に変わろうとしている姿に応援したくなってしまいました。
竹内涼真さんが出演してきたドラマ、例えば「ブラックペアン」(日曜劇場)や「六本木クラス」(テレビ朝日系)「陸王」に「下町ロケット」(日曜劇場)などたくさんあります。
どれも好きなんですが、この「じゃああんたが作ってみろよ」もきっと竹内涼真さんの代表作になりそうな予感がします。
今後、勝男と鮎美がどんなふうに成長して、どういう展開になるのか楽しみですね。
毎週、勝男沼にハマりたいと思います 笑。
最後までお読みいただきありがとうございました!
