こんにちは。
2024年4月から始まったドラマ”9ボーダー”は、19歳、29歳、39歳という各年代の終わりを象徴する「9」に焦点を当てたヒューマンラブストーリーです。
このドラマは、大台を迎える前のラストイヤーである3姉妹が集結し、彼女たちが「LOVE」「LIFE」「LIMIT」の3Lをテーマに人生を歩む物語ですよ。
毎週楽しみに見ていていますが、特に5月10日(金)の第4話での主人公・大庭七苗と記憶喪失のコウタロウとのおおば湯での会話シーンは本当に胸キュンでした。
また、このドラマを彩る主題歌「Romantic」をフルサイズで拝聴しました。Fukaseさんの甘い声と歌詞の内容がドラマのストーリーラインを反映しているようでとても素敵です。
今回は、移ろいゆく季節の恋物語のようなドラマ主題歌「Romantic」の歌詞について見ていきますね。
”9ボーダー”(第4話)のあらすじって?
先日、第4話を見たばかりですので、
この回のあらすじを振り返ってみますね。
このエピソードでは、3姉妹がそれぞれの人生の岐路に立たされます。
次女の七苗は仕事を辞め、将来について深く考え始めます。
一方で、長女の六月は離婚届を出せずにいる状況に直面し、
三女の八海は自分の進路について悩んでいます。
第4話では、七苗とコウタロウの関係が進展し、
二人の間には感動的なハグシーンがありますよ。
(このシーンは何度見てもキュンキュンします
)また、六月は松嶋朔との間で心を開き始め、
彼からの優しさに触れます。
さらに、おおば湯の経営状態も描かれ、
3姉妹が「おおば湯が大好き」という結論に達します。
最後に、おおば湯を探す謎の少年が登場していました。
この少年が今後の物語において
重要な役割を果たすことが予想されますね。
”9ボーダー”の主要キャスト陣って?
●川口春奈・・・大庭七苗(なな)役(おおば湯の次女・)
●木南晴夏・・・成澤六月(むつき)役(おおば湯の長女・公認会計士)
●畑 芽育・・・大庭八海(はつみ)役(おおば湯の三女・浪人生)
●松下洸平・・・コウタロウ 役(記憶喪失中・バル手伝い)
●木戸大聖・・・高木陽太 役(酒屋の息子)
●井之脇 海・・・松嶋 朔 役(新米会計士)
●伊東俊介・・・梅津 剣 役(おおば湯アルバイト)
●山中 聡・・・成澤邦夫(六月の離婚相手)
●齋藤 潤・・・謎の少年(実は、なな達の弟の九吾)
●YOU・・・辻本あつ子(バルの店主)
「Romantic」の歌詞を詳しく!
⭐️このドラマ主題歌「Romantic」について、Fukaseさんが次のようにおっしゃっていました。
「先日結婚した妹が、今のパートナーに出逢う前の時期をモデルにして歌詞を書きました」(Fukaseさんのコメント)」
でも、”9ボーダー”の内容にビッタリで、
このドラマのために書き下ろされたような印象受けました。
ここから歌詞の意味を考えてみますね。(ドラマ”9ボーダー”の内容のネタバレも含みます)
(二人で桜を見ているイメージ)
ドラマの中で、七苗は仕事だけを頑張ってきて
彼氏のいない現状を嘆く様子が、
ふとした表情やため息から伝わってきます。
そんな彼女は、記憶喪失だけど
幸せそうな表情をしているコウタロウと出逢います。
「優しい嘘で包んでよ
春が来るって誰かが」
ドラマの第1話の終盤で、
七苗とコウタロウは2人で桜を見に行きます。
次の2人の会話のシーンが
この歌詞のフレーズにぴったりだなあって思いました。
「大丈夫、素敵な人だから幸せになるさ、きっと」(コウタロウ)
「なれるかな・・・
一人で? 好きな人もいないのに」(七苗)
「じゃあ俺のこと好きになっていいよ」(コウタロウ)
引用元:「9ボーダー」第1話より
「春がくる」=「幸せになる」
このフレーズは、恋の予感を物語ってるようですね。
記憶のない人と恋に落ちることは、
なんだか嘘の世界の上に成り立ってるような気がするので、
もし記憶が戻って現実世界に引き戻されたら
って思うと切ないですね。
(雨が止んで朝が明けるイメージ)
「止まない雨は無いとか
明けない夜は無いだとか」
人は時に、
「辛いことは続かない」
「きっと幸せになる」
っていうけど、
「逆も然りなんでしょ
いつも同じ」
このフレーズからは、
少し投げやりな諦めの感情すら伝わってきます。
(姉妹で食事をしているイメージ)
このフレーズは、
太陽が昇ることや朝が来ること
(新しい人と出会ったり、恋をしたりすること)が
新しい始まりや希望を象徴しているように見えますが、
実際には地球の自転によるものであり、
何も変わらない日常の一部であることを歌っています。
つまり、外見上は新しいことが起こっているように見えても、
実際には変わらない日々のルーティンの中で生きているという皮肉を込められているようですね。
(幸せが溢れているイメージ)
一般的に「幸せ」とは何かと問われると、
多くの人が感情的な答えを想像するかもしれませんが
この歌詞ではそれを「セロトニン」と具体的な化学物質に結びつけています。
セロトニンとはどんな物質なの?
セロトニンは、私たちの脳内で生成される神経伝達物質の一つで、しばしば「幸せホルモン」と呼ばれます。この物質は、気分を良くしたり、安定させたりする効果があるため、心の健康に非常に重要です。具体的には、以下のような効果がありますよ。
①気分の向上
セロトニンは、ポジティブな気持ちや満足感をもたらし、やる気や集中力を高めることが知られています。
②リラックス効果
ストレスを感じた時にリラックスするのを助け、心を落ち着かせます。
③睡眠の質の改善
セロトニンはメラトニンの前駆体であり、良い睡眠を促進する役割を果たします。
④食欲の調節
食欲をコントロールし、過食や食欲不振を防ぐのに役立ちます。
⑤痛みの軽減
体の痛みを感じにくくする効果があります。
セロトニンが不足すると、気分が落ち込んだり、不安やイライラを感じやすくなったり、睡眠障害や食欲異常などの問題が生じることがあります。そのため、セロトニンのバランスを保つことは、心身の健康を維持する上で非常に重要です。
「笑わせないで」
というフレーズは、
幸せが単なる感情や状態じゃあなくって
生物学的なプロセスによってもたらされるものだよと
歌ってるようですね。
また、
「生活は幸せで溢れていて
それを感じられるか」
というフレーズは、
私たちの周りには幸せが満ち溢れているけど、
それを実際に感じ取ることができるかどうかが大切だよ
という意味かもしれないですね。
実際は、セロトニンという物質が生成されるから
幸せを感じるかもしれないけど、
日々の出来事をポジティブに感じることに
よっても、幸福感がアップするものかもしれないです。
そう思うと、些細な日々の出来事を
幸せだなって思える感性を
身に付けたいですね。
間奏が入ります
(まだ肌寒いイメージ)」
この歌詞の部分は、
期待する気持ちと現実の状況とは違う結果だと
歌っているようですね。
春になったら、もうそろそろ
例えば、結婚しようって言ってくれるのかな?
でも、実際はそんなことにはならなかった・・・
という気持ちかなと思います。
”9ボーダー”のドラマの中(第4話)で、
七苗がコウタロウが「おおば湯」のお風呂に
入りにきてくれなくて、ヤキモキするシーンが
ありました。
いい感じに2人の距離が縮まっていくのを
期待していたのに、スマホ(携帯)を持ってないコウタロウに
連絡する手段がないって愚痴ってしまう七苗。
「肌寒いこの春服が
やけに陽気で
私みたい」
その場面で、このフレーズが思い浮かびました。
一人で盛り上がってるけど、
期待通りに行かないってギャップを感じます。
※ドラマでは、コウタロウが七苗に対して気持ちが薄れたから姿を現さなかったのではなくて、実は安定した仕事を探すために就活してたのですけどね
(ちょっとキザなイメージ)
特定の瞬間を「一度しかない奇跡」だよって
魔法のような甘い言葉で言うよりも、
もっと現実的ではっきり気持ちが伝わるような
言葉で伝えて欲しいと言ってるような気がします。
それは、「そんな詭弁はいいから」
と言うフレーズに現れてますね。
また、「白馬の王子様なんてダサいしキザだわ」
というフレーズは、
従来のロマンチックなイメージや物語に対して
否定的な感じを受けました。
現代の視点から見ると、
白馬に乗った王子様が迎えにきてくれるイメージは
ちょっと違うんだと言ってるかもしれないですね。
でも、
いつの時代になっても
「それにご立派なのはご両親ね」とあるように
ご両親の存在は素晴らしいし、
両親からの影響が大きいことが伝わってきます。
最後の「私、だいぶ末期かも」という表現は、
自己の状態に対する自嘲的(※)なコメントであり、
理想と現実のギャップに疲れたり、
失望したりしている心情を表していると解釈できます。
この歌詞は、理想論ばかり追い求めるより
もっと地に足がついた考え方をしたほうがいいよ
と促してるのかもしれないですね。
間奏が入ります。
歌の主人公は、
「春になったらって期待してたけど、何も起こらなかった」と感じていて・・
だからこそ、
夏が来たから何か起こることなんて
期待できないって、
思っているみたいですね。
「背伸びしたこの夏服が
なんでか
本当の私みたい」
今の自分はちょっと無理をしてるのかな・・・
このフレーズからは、
期待と現実の狭間で悩む気持ちが
見え隠れします。
(サンタさんに願い事を話してるイメージ)
「ちょっと聞いて
別に多くは求めてないの」
ないものねだりをしてるつもりはなくて
素直になって言うと、
ただ幸せになりたいだけなの。
って、このフレーズから感じました。
「私いい子にしてたよ」
私は毎日一生懸命に頑張ってたから、
私の願いを叶えて欲しいって
言ってるのかもしれないですね。
ずっと、高望みをして期待しすぎてたようだけど、
なんだか本当のありのままの自分に
なれたようなフレーズで可愛いです
(彼が迎えにきてくれるイメージ)
1年を通して気持ちの変化があったような歌詞ですね。
「まだ秋服のままの私」
まだ、心の準備はできてない気がしますが、
「温かい君の冬服が
私、案外チョロイみたい」
あなたの優しさに包まれると、
私は背中を押されて
あなたのもとへ思い切って
飛び込んでみようと、
気持ちが一歩前に進む感じが
最後に伝わってきました。
思わず、
「ご結婚おめでとう!!」
って言いたくなっちゃいますね
”9ボーダー”の3姉妹の恋の行方がどうなるのか気になりますが・・・
最後、この「Romantic」の歌詞のように
幸せな結末だったらいいなって思います。
追記:6月21日最終回(ネタバレを含みます)
大好きだった「9ボーダー」終わってしまいました。
最終回では、みんなそれぞれ未来について葛藤する様子が描かれていましたね。
「どうなるのが幸せなのかな?」(むつき)
「私は私のままでいい。そう思えることなんじゃない」(あつ子)
このシーンが胸にグッときました
そして、
ななとコウタロウは・・・
思い出の場所での再会。
最後みんなの笑顔
幸せのお裾分けもらったようで嬉しかったです。
⭐️ドラマ「9ボーダー」の第6話では、SEKAI NO OWARIの「ユートピア」が挿入歌で流れましたよー
まとめ
今回は、移ろいゆく季節の恋物語のようなドラマ主題歌「Romantic」の歌詞についてみてきましたが、いかがだったでしょうか?
この「Romantic」の楽曲は、”9ボーダー”のドラマの内容にとてもマッチしてて、心の奥をくすぐるようなロマンティズムを感じるし、それでいて現実を見つめる大切さを教えてくれるような素敵な曲ですね。
SEKAI NO OWARIが歌う「Romantic」をぜひ一度聞いてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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