こんにちは。
2024年6月19日、tuki.さんが歌う「星街の駅で」がリリースされましたね。
この曲は5番目のデジタルシングルで、tuki.さんらしさ満載の切ないメロディアスな楽曲です。
MVを拝見したのですが、アニメーションと歌詞が本当にマッチしているのと、優しい色彩からは悲しさよりもほのぼのした感情が芽生えました。
「いつも素敵な曲をありがとうございます」
「天才すぎる」
「歌声曲ともに素晴らしい」
「歌が優しくて好き」
など、ファンの方々から感嘆のコメントがたくさん届いていました。
tuki.さんは音楽界の宝のような存在だと思います。
これからもtuki.さんのご活躍を願っています
今回は、tuki.さんが歌う「星街の駅で」の歌詞を詳しくみていこうと思います。
「星街の駅で」のMVって?
史耕(しこう)さんは、日本の映像ディレクター兼プロデューサーで、アニメ制作スタジオ「騎虎(きこ)」の創設者です。彼は2019年にCG系の専門学校を卒業し、その後映像制作会社に入社しましたが、半年後にフリーランスとして独立しました。
2021年には、しまぐちニケさんと共同で株式会社トヨコーのCM「科学の力でサビを取る、レーザー戦隊CoolLaser」を制作し、その後アニメーションスタジオ「騎虎」を設立しました。彼のスタジオは、手描きアニメーションを中心に、ミュージックビデオやCMの制作を行っています。
最近では、YOASOBIの「海のまにまに」ミュージックビデオの副監督・プロデューサーとしても活躍されています。
なんて優しくてピュアなMVなんだろうって思います。
まるで心が洗われるようですね。
そして、「星街の駅で」のMVの監督をされたのはURARAさんです。
URARAさんは、アニメーション作家であり、イラストレーターとしても活躍されいます。彼女はtuki.さんの楽曲「一輪花」のミュージックビデオを手掛けられていました。このミュージックビデオは、URARAさんの柔らかいタッチのイラストと、tuki.さんの感情豊かな歌詞が見事に融合した作品ですね。
URARAさんの作品は、視覚的に美しく、感情が豊かに彩られるようです。彼女のアニメーションビジュアルは、物語の世界観を深く表現し、ファンの皆さんを魅了しています。
「星街の駅で」の歌詞を詳しく!
ここから「星街の駅で」の歌詞をみていきますね。
\ 「星街の駅で」MV/
※素敵なMVの内容にリンクさせながら歌詞の意味を考えてみます。
「どうか最後に会いに
来てくれないか
言葉だけじゃもう
何も埋まらないんだ」
ロボットの研究をしていた科学者(!?)の彼は、
ある日実験の途中で大爆発が起こり大事故に巻き込まれます。
最後にどうしても会いたかった彼女を、心の中で呼んでいる様子が痛いほど伝わってきます。
冒頭から辛いシチュエーションで悲しみがこみ上げてきました。
言葉だけじゃなくて、君に直接会いたい気持ちが溢れているフレーズですね。
「泣き顔でも
笑顔でもいい
君に会いたい」
どんな姿でもいいから、一目だけでもいいから
大好きな人に会いたい・・・
MVのこのシーンを見るたび、彼の心からの叫びが彼女に届きますようにと願わずにはいられませんでした。
「こんな日が来ると
思わなかったんだ
君の傍に居られなくて
ごめんね」
まさか、このまま命が尽きてしまうなんて信じられないし、
大好きな君のそばにいてあげることができなくなって・・・
何回聴いても、切ないフレーズですね。
愛する人と永遠の別れを経験するような小説は?
●「君の膵臓をたべたい」 by 住野よる
余命宣告を受けたヒロインと主人公の切ない恋愛物語です。
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●「桜のような僕の恋人」 by 宇山佳佑
難病により早く老いてしまう恋人との儚い恋愛を描いた作品です。
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「せめて星に願いを」
将来一緒に過ごすことができなくなってしまったけど、
君の幸せだけを星に願うよと歌ってるようですね。
「僕の居ない街で
当たり前に
恋をして笑って」
MVの中の、一人残された彼女がいろんなドアを開けるシーンでは、
開けては閉めてを繰り返しています。
新しい扉を開けて次へ進もうとしますが、
どうしても踏み出せない様子が描かれています。
大好きだった人を忘れてしまうことなんて、すぐにはできないですものね。
このフレーズを聴くと、彼の優しさを感じるからこそ、
より寂しさと悲しさが溢れてきます。
「待ち合わせは
星街の駅で
君が忘れていても」
いつか2人が出会える日が来るといいなと思います。
もうこれで終わるという瞬間は、
最後にふさわしいような生き様を見せたかったのかもしれないですね。
MVでは、どんなふうに描かれているの?
MVの中では、女の子が悪の組織(!?)らしき人たちから、
彼が書いた設計図に関して問い詰められてる様子が描かれていました。
女の子が普段の生活に戻ろうとしていた矢先、
彼の研究所に残されていた写真を手がかりに
女の子を見つけ出されてしまいます。
しつこく悪の一味(!?)が彼女に迫ってきたとき、
ロボット犬が助けに来てくれます。
亡くなった彼の分身のようで胸が熱くなりました
このフレーズは、2人の絆を意味してるのかなと思いました。
「離れてても過ごした
あの時間は」
生前、離れて暮らした時があったとしても
2人は深い信頼の絆で結ばれていたんだよと歌ってるようですね。
「嘘じゃないと
わかってる」
紛れもなく事実だし、大切な時間だったに違いないです。
「僕が泣いている
理由なんて
知らないで笑って」
このフレーズは、なんて優しい感情なんだろうって胸が痛くなりました。
15歳のtuki.さんの感性が眩しいくらい光っている歌詞ですね。
自分のことより相手のことに思いを馳せることができるのは、
すごく素敵なことだなと思います。
普通は、自分の辛さをわかって欲しくて誰かに聞いてほしいのですが・・・
だんだん大人になると、”自分が、自分が”って
「幸せになりたい」
「楽をしたい」
「余裕ある時間を過ごしたい」
そんなふうに思いがちですものね。
自分のことだけでなくて、tukiさんのように大切な人を思いやれる人になれるといいなと思います。
「思い出なんて
やっかいなものを
抱えてまで
どこに行きたいの」
思い出を「楽しかった」や「悲しかった」という表現ではなくて、
「やっかい」とされてるところがすごいですね。
「やっかい」の意味って・・・
「やっかい(厄介)」という言葉は、大まかには次の3つの意味を持ちます。
①トラブルや負担:迷惑や面倒なことを指します。
例:「この問題はやっかいだ。」
②世話や依存:他人の世話になることや、依存することを指します。
例:「彼は友人の家にやっかいになっている。」
③親切や恩義:他人からの親切や恩義を受けることを指します。
例:「彼女のやっかいを受けた。」
この歌詞の中の「やっかい」の捉え方ですが、
②の依存のような気もしますし、③の親切の意味のような気もします。
2人の繋がりと考えるとすると、
②の意味かなって思います。
自分との思い出が、彼女の足かせになってるんじゃないかなって、彼が想っているのかもしれないですね。
「もっと自由にしていいんだよ」
彼から彼女へのメッセージが込められてるかも。
そして、
「辿り着く場所は
同じだと
信じているから」
だからこそ、このフレーズへと続くのかもしれません。
MVでは、地球に大きな隕石が近づいていて、
多くの人たちが逃げ惑う様子が描かれていました。
もちろん彼女も不安そうに見つめています。
彼女の様子を伺っていた彼のロボット犬は、彼女と地球を救うために
その隕石に向かって立ち向かいます。
この場面は、彼の魂がロボット犬に入り込んでいるようで、
彼女への熱い想いを受け止めることができました。
まるで、ショートムーヴィーのようでもあるし、絵本のようでもありますね。
約4分間(4分4秒)のストーリーですが、
何度も心が締め付けられて泣きそうになりました。
「待ち合わせは
星街の駅で
いつか笑えるように」
”星街の駅”で、男の子とロボット犬は彼女のことを待っていたんですね(MVから)
彼女がおばあちゃんになって、駅に来るまで。
最後、3人の笑顔が見れて温かい気持ちになりました。
このミュージックビデオのアニメーションが、
歌詞の世界観を繊細だけれども、豊かに膨らませてくれていて素晴らしかったです
まとめ
今回はtuki.さんが歌う「星街の駅で」の歌詞を見てきましたが、いかがだったでしょうか?
悲しい内容の歌詞ながらも泣き顔を笑顔にさせてくれるようで、また心の中に火を灯してくれるような素敵な楽曲です。
tuki.さんの弾き語りを動画で見ると、あまりにも一生懸命で健気に歌ってらっしゃるので、ますます応援したくなっちゃいました。
これからも活躍されることを願ってます
ぜひtuki.さんの思いがこもった「星街の駅で」を、一度聴いてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
⭐️tuki.さんが歌う「サクラキミワタシ」も素敵な曲ですよー