※本記事は2026年1月に内容を見直し、最新情報に基づいて全面的にリライトしました。
宮世琉弥さんがプロデュースした香水シリーズ「but real」。
2024年10月をもって販売終了となり、「もう手に入らないの?」と驚いた方も多いと思いました。 中でも、独特の癒やしを感じさせてくれた香水「ヒノキスピリット」は、ファンにとって思い出が詰まった特別な香りでした。
「とても気に入っていたので残念です」「寂しすぎる」などと宮世琉弥さんの香水シリーズ「but real」を惜しむ声がSNSに寄せられていました。
寂しさや“香りロス”を感じている方のために――実は、その世界観や香料の構成が近い香水は、身近なブランドにも存在します。 この記事では、元アロマセラピストの筆者が「ヒノキスピリット」の香りに似た代わりの香水を徹底比較してご紹介します。
宮世琉弥プロデュース「but real」の香水「ヒノキスピリット」とは?

「but real 」の香水は、宮世琉弥さんが”自分の香りのルーツと好み”を元に完全プロデュースした特別なシリーズ。
その香水は3種類あり、アロマ的にもとても完成度の高い香りです。
その3種類それぞれに明確なコンセプトがあり、どれも宮世琉弥さん自らが香料構成にこだわり抜いた逸品です。
①ヒノキ スピリット(オードパルファム) 実家がヒノキでできていたという宮世さんの思い出が詰まった香り。
②フラワー ドリーム(オードパルファム) 「自分の気分を上げたいときに使いたい」と宮世さんが語る、スイートフローラルの香り。
③オレンジ ブロッサム(ルームディフューザー) 「家の空間は一年中、柑橘系にしている」という宮世さんがチョイスした柑橘の香り。
※残念ながら、3種類とも現在(2026年1月)は終売しています。(メルカリには、いくつかの出品が確認できました)
【ヒノキスピリット<オードパルファム>】
森林浴を想像させる香り
- 容量:50ml
- 価格:4,950円(税込)
宮世さんの実家がヒノキ造りであることから、「幼い頃から慣れ親しんだ香り」をテーマに作られた香り。
🔶香りの構成🔶
Top:オレンジ・グレープフルーツ・ヒノキ
Middle:フローラ・ピンクペッパー・シダーウッド・パチュリ
Last:アンバー・ムスク
(引用元:PRTIMES)
最初に香ってくるのが、柑橘系とヒノキです。清涼感がありつつも、どこか懐かしくて安心する香りの構成になっています。
「ヒノキスピリット」の代わりになる香水は?

BAUM ヒノキフォレスト
特徴
- みずみずしいひのきの森で深呼吸するような香り。
- パッケージは木製パーツにひのきを採用し、、ボトル底面に森や葉をイメージしたグリーンを施した限定デザインの説明あり。
価格
17,600円(税込)/60mL(参考小売価格)
※公式に「店によって異なる場合がある」と明記されています。

【ヒノキスピリット】と【BAUM ヒノキフォレスト】の成分比較
ここでは、ノート(香りの流れ)ごとに比較していきます。
トップノート比較
🔶トップノート🔶(最初に感じる香り)
・【ヒノキスピリット】—ヒノキ・オレンジ・グレープフルーツ
・【BAUM ヒノキフォレスト】—ヒノキ・ライム・フィグ(いちじく)・ローズマリー
似ているところは、どちらの香水もまずトップノート(※)がヒノキであるという点です。
※「ノート」とは?
香水の「ノート」とは、香りが変化する時間の段階(香りの流れ)のことです。
トップノート:つけてから約10〜30分。最初に感じる軽やかな香り(柑橘系など)
ミドルノート:約30分〜3時間。香水の中心となる香り(フローラル、スパイス系など)
ラストノート:3時間以降。最後まで残る深い香り(ムスク、ウッディ系など)
香水は時間とともに香りが変化していくため、店頭で試す際は少し時間を置いて香りの変化を確認するのがおすすめです。
オレンジ・グレープフルーツやライムは、大きなくくりでいうとシトラス系だと言えますので、この点も似ている理由の一つです。
ミドルノート比較
次にミドル(中間)ノートを比べてみましょう。
🔶ミドルノート🔶(香水の中心となる香り)
・【ヒノキスピリット】—フローラル・ピンクペッパー・シダーウッド・パチュリ
・【BAUM ヒノキフォレスト】—ヒノキ(枝・幹のチップ)・バイオレットリーフ・サイプレス
「ヒノキスピリット」のシダーウッドと「BAUM ヒノキフォレスト」の成分の一つであるサイプレスは、同じヒノキ科に属します。
どちらもスパイシーでシャープな香りと言えます。
さらにサイプレスは「西洋のヒノキ」とも呼ばれていますので、BAUM ヒノキフォレストの方がよりヒノキの清涼感が増す構成になっていますね。
ヒノキ中心のウッディ系の香水にバイオレットリーフ(スミレの葉)を加えるとより自然で清々しい印象になりますが、【ヒノキスピリット】のパチュリは温かくて官能的な印象になります。
この点においては2つの香水は真逆の成分が使用されていますので、両者は完全に似ているわけではありません。ですが、ヒノキを中心とした成分構成においては似ていますので、宮世琉弥さんの【ヒノキスピリット】の香水のように、ヒノキの香りに包まれたいと思われる場合は、【BAUM ヒノキフォレスト】が代替香水になるかもしれません。
ラストノート比較
🔶ラストノート🔶(最後まで残る余韻の香り)
・【ヒノキスピリット】—アンバー・ムスク
・【BAUM ヒノキフォレスト】—ヒノキ(幹)・シダーウッド・ベチバー・ムスク
【BAUM ヒノキフォレスト】はラストノートで、シダーウッドが使用されていますので、【ヒノキスピリット】のミドルノート成分と一緒です。
ラストノートでは重くて持続するような香料を使用することが多く、ベースノートとも言われています。どちらの香水もムスクが入っていますが、最後にくる香りが同じような印象かといえばそうではないかもしれません。
両者ともヒノキを主体としたウッディ系にムスクが重なるため“方向性は似ている”ものの、アンバーとベチバーの違いによって甘さの質と香りの余韻に大きな差が生まれるからです。
アンバーとベチバーの違いとは?

アンバーは、樹脂やバニラを思わせる“温かく丸い甘さ”で香りにコクととろみを足し、ムスクと重なると肌にしっとり密着するような甘い余韻を残しやすい一方、ベチバーは根や土を思わせる“乾いた渋み”で香りを引き締め、甘さを増やすというよりドライで静かな落ち着きとして残ります。
そのため、同じヒノキ主体のウッディにムスクが重なる構成でも、最後は甘く包み込む方向(アンバー)か、乾いて引き締まる方向(ベチバー)かで、印象が大きく変わってくるのです。
結 論
このような方には【BAUM ヒノキフォレスト】が【ヒノキスピリット】の代替品になるでしょう。
・ヒノキスピリットの「爽やかなヒノキ感」が好きな方
・「甘すぎない」方が好みの方
・日常使いしたい方
一方で、次のような方には物足りない可能性があります。
・ヒノキスピリットの「最後まで残る甘い香り」が好きな方
・アンバーの温かく官能的な香りが好きな方
BAUMの最大の特徴は、「甘さ控えめ」で 「最初から最後まで爽やか」な点です。 口コミでも、 「森林浴をしているような香り」 「清々しいヒノキの香りが続く」 「甘さがなく爽快感がある」 と高評価を得ています。
ヒノキスピリットの「爽やかなヒノキ感」こそが 魅力だと感じている方には、 十分に代替できる香水と言えるでしょう。
最後に
今回は、販売終了してしまった「ヒノキスピリット」の代わりになる香水をご紹介しました。
大好きだった香りが手に入らなくなるのは寂しいですが、香りの記憶は似た香りをまとうことで鮮明に蘇ります。完全に同じ香りではなくても、BAUMの持つ清々しい森の空気感は、きっとあなたの「香りロス」を優しく埋めてくれるはずです。
宮世琉弥さんがこだわった「癒やしのヒノキの香り」。その心地よさを、今度はBAUMという形で日常に取り入れてみませんか?
素敵な香りとの出会いがありますように。
最後までお読みいただきありがとうございました!





