手術を受けるかどうか迷っているあなたへ:最善の選択をするためのポイント

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2019年に直腸の手術をして、もう早4年が経ちます。

今、「手術をしたほうがいいかな?」「やっぱり手術はしたくないな・・・」と悩んでる方もいらっしゃるかなと思いますが、そんな時に、手術の経験のお話やお役に立てるような情報をまとめてみました。この記事が何かの参考になれば嬉しいです。

私の4年前に受けた直腸がんの1回目の手術は、内視鏡手術で悪性腫瘍(癌細胞)を切除したのですが、まだ皮膚組織に細胞が残っているかもしれないということで、すぐ2ヶ月後に2度目の手術をしました。

手術のイメージ画像

2回目の手術というのは、内視鏡手術支援ロボット「ダビンチで行いました。

その時初めて聞く名前でしたが、入院した病院に偶然にもロボット手術の名医と呼ばれる先生がいらっしゃたので、受けることにしました。

その先生が名医と知ったのは、一番最初に診察してもらった消化器系内科の先生が、

「もし自分が病気になって手術をしてもらうとしたら、絶対〇〇先生にしてもらいます!」と、かなり強く押されてたからです。

現役の先生が、そこまで確信持って言われるんだったら間違い無いかなと思い、ロボット手術に同意しました。

タップできる目次

日本ロボット外科学会発表の

ためらいがないと言ったら嘘になるけど・・・

同意したと言っても、心の中では「もう腫瘍は一応削り取ったし、直腸を切らずにあとは食事療法やホメオパシーとかで大丈夫なんじゃないかな」と思っていました。手術の日まで心は揺れ動いていました。

ただ、「癌細胞の転移するかも」という言葉と、先生からの「切らない選択をしたら、2年後の命の保証はないですよ」って言葉が怖かったので、ためらいつつも決断しました。

人間の直腸の長さは、長くて約20cm(人によって個人差がありますが)で、私の場合は約18㎝(ほぼ直腸がなくなりました)切りました。

腫瘍があった場所は2〜3cmぐらいなのですが、念のためにいい部位まで全て切り取らなくてはなりませんでした。ついでに直腸近くのリンパも切り取りました。

95%ストーマ(人工肛門)をつけたほうがいいと勧められる

私の直腸にできた腫瘍の位置が肛門の方に近かったため、主治医からは何度もストーマを勧められました。

何度も先生や看護師さんと話を重ねましたが、どうしても承諾できずにいました。

これは手術後の生活を大きく変えることになるのはわかってましたし、

様々な制約が出てくることになると考えるとどうしても、「はい、わかりました」とは言えませんでした。

肛門の機能を残すか残さないかは、私にとってあまりにも大きな決断です。

ストーマの種類は Dear Care 様のサイトが詳しいのでリンク貼っておきます。

入院している女性

     どうしよう・・・

手術の前日決断しました

悩んで悩んで、手術の前日の主治医に伝えました。

「先生に全てお任せします!」

最善を尽くします」

手術当日!

手術室

生まれて初めての大きな手術

医療系のドラマで観ていた通り、全身麻酔されると10秒以内で意識がなくなりました。

プライベートではよく海外の医療系ドラマを見ていました。

・レジデント 型破りな天才研修医

・グレイス・アナトミー

・ドクターハウス

   ・・・

例をあげればキリがありませんが(笑)

今まで他人事として観ていたのが当事者になるとは夢にも思いませんでした。

5時間!

これは、手術にかかった時間です。

長いような短いような・・・

夢を見ていたような無だったような

ほとんど覚えていません。

看護師

優しい看護師さんが私の名前を

呼ぶ声で目が覚めました。

感動!!

目が覚めて、「ありがとうございました」とお礼を言ったあとしたことは

お腹を触ったことです。

「あれ?  ない!」

前日まで先生たちがストーマをつけると言われてたのに。

感動で涙が溢れました。

主治医からのコメント

「ストーマ(人工肛門)をつけなかったのは、

手術時、かなり出血が少なかったことと

それよりも何より、

患者さんの強い意志を尊重したかったからです

自分の手術の経験から、手術を受ける前には、「自分の気持ちを素直に伝えておくことが大事なポイントだと学びました。

最後に・・・

今思えば、何度も手術まで主治医と話し合った時に、自分の気持ち(自分の肛門を残してほしいという気持ち)を強くお伝えしていたことが先生の脳裏に残っていたのかなと思います。

感謝、感謝ですね

手術って、本当に人生において大きな決断ですよね。どうしようと迷われたり悩まれたりされるのも当然のことだと思います。不安になられる方も多いかと思います。

もし、手術をどうしようかと悩まれているようでしたら、何度もご家族や主治医の先生と話してみてくださいね。

「病気」というのは、「病」と「気持ち」が合わさって「病気」になると聞いたことがあります。

ご自分の気持ちが定まれば、きっといい方向に向かっていけると思います。

私の場合は、

「手術したほうがよかった」ですが、体調が悪くなった時や後遺症が辛かったときは、「するんじゃなかった」と弱気な気持ちが出てくる時もあります。

でも、悩んで出した結果は、必ず「意味があること」と自分を信じてあげることが大事かなと思います。

ここまでお読みくださってどうもありがとうございました!

またいつか、手術後の後遺症のエピソードをお話ししたいと思います。

お腹が痛い女性

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