こんにちは。
藤井風さんの3年ぶりとなる3rdアルバム『Prema』(プレマ)は、2025年9月5日にリリースされました。
2025年6月に先行公開された「Hachikō」に続き、「Love Like This」も2025年8月1日に公開されています。
「本当の愛とは?」「永遠に続く愛はあるの?」
そんな問いをそっと投げかけてくるような、深くて美しい一曲ですよね。
聴けば聴くほど惹き込まれる完成度の高さがあり、アルバムの世界観をより印象づける楽曲のひとつだと感じました。
今回は、藤井風さんの「Love Like This」について、MVの映像とリンクさせながら歌詞の意味をまとめていきますね。
3rdアルバム「Prema」(プレマ)情報
「Prema」というタイトルの意味は?
「Prema」は、サンスクリット語で「愛」や「献身」を表す言葉だとされています。
深くやさしい感情を思わせる言葉で、アルバムタイトルとしてもとても印象的ですね。
「Love Like This」は、3rdアルバム『Prema』のDISC 1に収録されています。
さらに、初回限定盤にはDISC 2『Pre:Prema』も付属しており、こちらには「真っ白」などの楽曲も収められています。
収録曲を見ると、アルバム全体の世界観や流れにも注目したくなります。
詳しい収録内容については、タワーレコード公式サイトでも確認できます。
なお、「真っ白」は2025年2月28日にリリースされた楽曲です。
力を抜いてリラックスしたいときに聴きたくなるような心地よさがあり、個人的にもお気に入りの一曲です。
ちょっと余談ですが、
「満ちてゆく」は、2024年3月15日にリリースされました。この曲の歌詞の意味をまとめたブログを書いたこともあって、すごく思い入れの深い1曲ですよ。

「Love Like This」の歌詞から思うこと
※個人的な感想をもとに歌詞の意味をまとめています。「そこはちょっと違う?」と思われるかもしれませんが、「そんな考えもあるのかな」と思っていただけると嬉しいです。

幸せな日々
風さんにとって初めてのラブストーリー仕立てのMV。
青い海と空が美しいロケーションは南国の雰囲気が漂っていて、開放的な印象を受けます。
こんなところに住んでみたい、いえ、一度でいいから旅行してみたいって思えるくらい素敵な場所なんですよね。
MVでは、風さんが演じる男性と美しい女性が「これ以上ないほど完璧で素晴らしい」って受け止められるフレーズのように、幸せに暮らしてる様子が伝わってきました。
多分女性の家だと思うのですが、テラス(⁉)のようなところに洗濯物が干されているシーン…すごく憧れます。このランドリーを切り取って観てるだけで幸せな気分になれるから不思議ですね。
しかもそのシャツを一枚とって男性(風さん)に着てもらってました。たまたま2人でプールか海辺で遊んだ後に洗濯したのか、それとももうすでに一緒に住んでいる設定かはわかりませんが

自分を受け入れてくれた優しい人
”今まで危ない橋を渡って生きてきて、ずっと苦しかったんだ”って言わんばかりの言葉が溢れています。
”苦しさや疲れ、溺れてしまいそう”って、受け止められるフレーズのような状態の日々とは対照的に、MVの映像はあまりにも美しく描かれているので、男性(風さん 演)がやっと心から落ち着ける居場所を見つけたんだなあって。
行き場のない自分を受け入れてくれた優しい人。
そんな彼女の膝の上に横たわる彼(風さん 演)のプールでのシーン、ため息が出るくらい素敵でした。
”ついに”とか”とうとう”って受け止められるワードから、やっと出会えたって感じが強く感じられます。

繰り返されるフレーズ
この楽曲の中で、一番リピートされているフレーズは、
”こんな愛はもう絶対に見つからないんだよ”と受け止められるフレーズです。
もちろんタイトルを含んでいるからですが、歌詞の中で一番強調したかったからかなと思いました。
そこで、”なぜ繰り返しているのだろう”って3つの視点から考えてみました。
①「こんな愛は絶対に見つからない」という強い感情
・自分の人生の中で、後にも先にも彼女の存在は唯一無二ということを伝えたい
・何度も繰り返すのは、それだけ想いが深いという証拠
・聴き手にとって強く記憶に残る効果があるから
②自分自身に言い聞かせてる
・呪文を唱えるように自分の心に向かって歌っている
・何度も繰り返すことによって、諦めて現実を受け入れようとしている
・辛い別れを乗り越えようとしている
③音楽的な効果
・サビの中心的なフックライン(引っかかる部分)だから
・覚えやすいメロディー
・「Love Like This」を象徴する一文
「another」の役割を考えてみる
ここで気になったのが、歌詞に入っている “another” という言葉です。
“I’ll never find another love like this”
引用元:藤井 風「Love Like This」歌詞より
この another が入っていることで、
ただ「こんな愛はもう見つからない」と言っているのではなく、
“この人のような存在には、もう二度と出会えない” といった、より具体的なニュアンスが感じられます。
もしこの言葉が入っていなければ、意味はもう少し抽象的になって、
「愛そのものをもう見つけられない」という響きに近づいていたかもしれません。
だからこそ、another があることで、このフレーズはより人間的で、
現実の誰かを強く想っているような切実さを帯びているように思いました。

MVのロケ地(バーレストラン)の場所は?
MVの中で、風さん演じる男性が仲間と食事をしてたお店を、Googleマップで探してみました。
BAR L’ESTEREL(Bar Restaurant de l’Estérel)
住所: Chem. de la Fontaine, 83600 Les Adrets-de-l’Estérel, フランス
Googleマップの映像は、木々が枯れているのでもしかしたら秋か冬かもしれないです。
それに比べて風さんのMVのお店の映像(2025年7月頃)は、木々や植物の緑が豊かですごく映えてて素敵です。MVを観てるとフランスに行ってみたくなりますね。
彼?彼女?どちらの視点なの?
このセクションの映像(MV)は、風さん演じる男性と仲間たちが食事している場面なのですが、歌詞の内容に注目してみると彼と彼女のどちら目線なのかなとふと思いました。
彼の視点だとしたら?
・MVでは風さんが主人公として描かれているから彼目線かも
・「ありがとう」は、彼女への感謝を伝えている
・「どこへ行っても、君を感じてしまう」(意訳)と歌っているように、離れていてもいつも彼女を想っている
(風さん演じる男性は、自由にバイクに乗って出かけられる状態に描かれている。一方、彼女は家で彼を待っているイメージが強い)
でも、MVを最後まで観ると、うーんどうでしょう、女性が彼(風さん 演)を回想している内容にもとれますね。
彼女の視点だとしたら?
・MVの中では彼女が彼を心配している表情が見られた
・MVのクライマックスから想像すると、彼女が過去を思い出していると解釈できる
・(今はわかる)と歌っている。過去には気付けなかったけど、現在なら理解できるととらえると、なんだかしっくりくるかも
それとも?
「love like this」は、風さん初のラブストーリーとも言われていますが、それでもやっぱり普遍的で大きな愛を歌っているような気がします。
このセクションのフレーズは、どちらの視点からでも合うような内容なので、彼と彼女の2人の想いを表現されているのでは?
楽曲全体が、対話的だしMVの時系列が複雑な構成になっているので、こちらでは一方に限定しないほうがいいのかな。
どう思われますか?

彼女の深い悲しみが伝わるフレーズ
MVのカット割りを見ると、ここは彼女の回想シーンのように思えます。印象的なフレーズの前後で、きらめく海と彼女の後ろ姿が繰り返し映されており、心の揺れや閉じ込められたような感情を表しているように感じました。
羨ましくなっちゃうくらい素敵な風さんと彼女のシーンですが、歌詞からはあまりにも切なく深い悲しみが伝わってきます。
この映像の中の2人は、とても美しくって甘い香りが漂ってくるくらい幸せなシーンを演じています。だからこそ、映像と切ない歌詞のギャップがすごすぎて、やり切れない悲しみが増しますね。
特に、「ずっと叫び続けてきた魂を修復して」(意訳)とうたっているので、一時的な感情の爆発ではなくてずっと長く続く心の痛みを表しています。

一人ではないよ。私たちは一緒にいる
このセクションでは、「現実的には一緒にいられないかもしれないけど、心の中ではいつも一緒にいると感じている」ような意味のフレーズです。

どうして一緒にいると思うの?
語句の流れから考えてみます。
最初は「私」という一人の視点から始まり、
次に、二人の存在が出会い、ぶつかり合うような瞬間が描かれています。
さらに、そこから“希望の光”のようなイメージへとつながっていくことで、
お互いが特別な存在へと変わっていくようにも感じられます。
そして最後には「私たち」という表現へ移っていきます。
この流れから見ると、二人の関係が少しずつ変化し、
やがて一緒にいる感覚へと結びついていく様子が表れているようです。
美しいメロディーと歌詞が、その心の変化をやさしく彩っていますね。
どう解釈したらいいの?
このセクションで、特に解釈に迷ったのが
「天国から抜け出す道なんてない」 というニュアンスの一文でした。
どのように解釈したらいいのかなって悩みました。
これは逆説的な表現として受け取ることもできそうです。
つまり、そもそも天国のような場所にいるのなら、
そこから抜け出す方法を探す必要なんてない、ということなのかもしれません。
言い換えれば、それほどまでに満たされた場所にいる、
そこが自分にとって最高の居場所になっている、
そんな感覚を表しているようにも感じられます。
そう考えると、このフレーズ(一文)には
「二人でいるこの場所こそが特別で、もうどこへも行かなくていい」
という思いが込められているのかもしれませんね。

2番の歌詞の部分にあたるMVの映像で、女性が一人で海を眺めて過去の感傷に浸っているんだと思ったのですが、このセクションではカメラを引いていくと同じ海のシチュエーションの女性の横には風さんいましたね 笑
かなり時系列を読み解くのが難しいかもしれませんが、たぶん海に向かってたたずむ2人のシーンや電話で言い争ってるシーンなどもぜんぶまとめて回想シーンなのかと。
MVでは衝撃的な展開で言葉を失ったのですが、歌詞の世界観が気高すぎて震えが止まらないです。ほんと、すごい!
MVのクライマックスでは美しい海に浮かぶ彼女の悲しみを癒すかのように、風さんの歌声が優しくリフレインしています。
まとめ
今回は、藤井風さんが歌う「Love Like This」をMVとリンクさせながら、歌詞の意味をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
風さんの切ない歌声と歌詞の内容とMVの映像のすべてが美しく響き合い、映画のワンシーンを観ているような感覚になりました。
俳優としての風さんは、フランスの風景に見事に溶け込んでいて、もしかしたらずっと住んでいたのかなと錯覚するくらい似合ってて素敵すぎました。
「That I’ll never love like this」という気持ちを忘れないように過ごしていきたいです。
ぜひ一度聴いてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!