こんにちは。
藤井風さんの3年ぶりとなる3rdアルバム「Prema」(プレマ)が、2025年9月5日にリリースされます。
6月に先行リリースされたHachikōに続き「Love Like This」(2025年8月1日)も公開されました。
「本当の愛とは?」「永遠に続く愛はあるの?」といった愛の本質を考えたくなるような1曲。そして、これからも歌い継がれていくような必聴の楽曲ですよ。
称賛する言葉が見つからないくらいの圧倒的なクオリティで仕上がっています。
今回は、藤井風さんが歌う「Love Like This」をMVとリンクさせながら、歌詞の意味をまとめてみますね。
3rdアルバム「Prema」(プレマ)最新情報
「Prema」というタイトルの意味は?
「Prema」というのはサンスクリット語で「愛」や「献身」を意味しています。精神的で深い感情や慈悲心を表すことが多いと言われています。
特にインド哲学や文化の中では、普遍的な愛を象徴する言葉として使われる場合がありますよ。
「Love Like This」の楽曲が収められているのは、DISC 1『Prema』(初回・通常版共通)です。
1. Casket Girl
2. I Need U Back
3. Hachikō(リードトラック)
4. Love Like This(2ndリードトラック)
5. Prema
6. It Ain’t Over
7. You
8. Okay, Goodbye
9. Forever Young
引用元:タワーレコード公式サイト「注目アイテム詳細」
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DISC 2『Pre:Prema』(初回限定盤のみ)には、次の7曲が収録されています。
1. grace
2. Feelin’ Go(o)d
3. Workin’ Hard
4. it’s Alright(未発表曲)
5. 花
6. 満ちてゆく
7. 真っ白
引用元:タワーレコード公式サイト「注目アイテム詳細」
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「真っ白」は、2025年2月28日にリリースされた楽曲。なんだか力を抜いた感じでリラックスしたい時に聴きたくなります。曲調もとっても心地よくてお気に入りの一曲です。
「満ちてゆく」は、2024年3月15日にリリースされました。この曲の歌詞の意味をまとめたブログを書いたこともあって、すごく思い入れの深い1曲ですよ。

未発表曲「it’s Alright」が含まれてるもの気になります。公開日がすごく待ち遠しいですね。
「Love Like This」の歌詞の意味を詳しく!
※個人的な感想をもとに歌詞の意味をまとめています。「そこはちょっと違う?」と思われるかもしれませんが、「そんな考えもあるのかな」と思っていただけると嬉しいです。
Feeling
引用元:Apple Music/ YouTube【Official video】「「Love Like This」
感じてる
More than perfect, amazing
完璧以上に素晴らしく
More the words can explain it’s
それは言葉では説明できないほど
Purest form of reality
最も純粋な現実の形を
Divinity
神聖を

幸せな日々
風さんにとって初めてのラブストーリー仕立てのMV。
青い海と空が美しいロケーションは南国の雰囲気が漂っていて、開放的な印象を受けます。
こんなところに住んでみたい、いえ、一度でいいから旅行してみたいって思えるくらい素敵な場所なんですよね。
MVでは、風さんが演じる男性と美しい女性が「More than perfect, amazing」のフレーズのように、幸せに暮らしてる様子が伝わってきました。
多分女性の家だと思うのですが、テラス(⁉)のようなところに洗濯物が干されているシーン…すごく憧れます。このランドリーを切り取って観てるだけで幸せな気分になれるから不思議ですね。
しかもそのシャツを一枚とって男性(風さん)に着てもらってました。たまたま2人でプールか海辺で遊んだ後に洗濯したのか、それとももうすでに一緒に住んでいる設定かはわかりませんが
I’ve been
引用元:Apple Music/ YouTube【Official video】「「Love Like This」
私は
Suffering in this tiring
苦しんできた この疲れる、
Crazy world like I’m drowning
狂った世界の中を 溺れているみたいに
There’s no way to escape I thought but
逃げ道はないと思ってたけど
Finally here I am
ついに私はここにいる

自分を受け入れてくれた優しい人
”今まで危ない橋を渡って生きてきて、ずっと苦しかったんだ”って言わんばかりの言葉が溢れています。
「Suffering」「tiring」「drowning」
苦しくて疲れていて溺れている状態の日々とは対照的に、MVの映像はあまりにも美しく描かれているので、男性(風さん 演)がやっと心から落ち着ける居場所を見つけたんだなあって。
行き場のない自分を受け入れてくれた優しい人。
そんな彼女の膝の上に横たわる彼(風さん 演)のプールでのシーン、ため息が出るくらい素敵でした。
「Finally」というワードから、やっと出会えたって感じが強く感じられます。
I’ll never find another love like this it’s true
引用元:Apple Music/ YouTube【Official video】「「Love Like This」
こんな愛はもう二度と見つからない、いや本当に
I’ll never find another love like this
こんな愛はもう二度と見つからない
Baby can you feel it too just like I do
あなたも感じられる?私が感じているように
(Who does paradise belong to)
(パラダイスは誰のもの?)
I’ll never find another love like this I know
こんな愛はもう二度と見つからない、分かってる
I’ll never find another love like this
こんな愛はもう二度と見つからない

繰り返されるフレーズ
この楽曲の中で、一番リピートされているフレーズは、
「I’ll never find another love like this」です。
もちろんタイトルを含んでいるからですが、こんな愛はもう絶対に見つからないんだよと一番強調したかったからかなと思いました。
そこで、”なぜ繰り返しているのだろう”って3つの視点から考えてみました。
①「こんな愛は絶対に見つからない」という強い感情
・自分の人生の中で、後にも先にも彼女の存在は唯一無二ということを伝えたい
・何度も繰り返すのは、それだけ想いが深いという証拠
・聴き手にとって強く記憶に残る効果があるから
②自分自身に言い聞かせてる
・呪文を唱えるように自分の心に向かって歌っている
・何度も繰り返すことによって、諦めて現実を受け入れようとしている
・辛い別れを乗り越えようとしている
③音楽的な効果
・サビの中心的なフックライン(引っかかる部分)だから
・覚えやすいメロディー
・「Love Like This」を象徴する一文
文法的に考えてみると
次に、「I’ll never find another love like this」を類似の表現と比べてみますね。
もし、「another」がない文だったとしたら?
たった一単語なんですが、あるのとないのとだったらどう違うのかなと検証してみました。
まず、2つの文を直訳してみますね。
①「I’ll never find another love like this」(原文)
「こんな愛をもう一つ見つけることは決してないだろう」
②「「I’ll never find love like this」(仮文)
「こんな愛を見つけることは決してないだろう」
「another」の役割
・”あり”の場合…愛を「数えられるもの」としてとらえているので、「彼女のような人はもう現れないだろう」って、別の人と比較している
・”なし”の場合…愛を「概念」(大まかな意味内容のこと)としてとらえているので、愛そのものを見つけられない
なので、「another」があることによって、より具体的というか日常的な感情に近くなりますよね。
Baby can I give it to you
引用元:Apple Music/ YouTube【Official video】「「Love Like This」
ベイビー私もあなたにあげられる?
just like you do
あなたがくれるように
Then we share it too
それから二人は分かち合う
Thank you
ありがとう
Wherever I go I feel you
どこにいってもあなたを感じる
Now I know
今はわかる
That I’ll never love like this
こんな風に愛することは2度とないと

MVのロケ地(バーレストラン)の場所は?
MVの中で、風さん演じる男性が仲間と食事をしてたお店を、Googleマップで探してみました。
BAR L’ESTEREL(Bar Restaurant de l’Estérel)
住所: Chem. de la Fontaine, 83600 Les Adrets-de-l’Estérel, フランス
Googleマップの映像は、木々が枯れているのでもしかしたら秋か冬かもしれないです。
それに比べて風さんのMVのお店の映像(2025年7月頃)は、木々や植物の緑が豊かですごく映えてて素敵です。MVを観てるとフランスに行ってみたくなりますね。
彼?彼女?どちらの視点なの?
このセクションの映像(MV)は、風さん演じる男性と仲間たちが食事している場面なのですが、歌詞の内容に注目してみると彼と彼女のどちら目線なのかなとふと思いました。
彼の視点だとしたら?
・MVでは風さんが主人公として描かれているから彼目線かも
・「Thank you 」は、彼女への感謝を伝えている
・「Wherever I go I feel you」と歌っているように、離れていてもいつも彼女を想っている
(風さん演じる男性は、自由にバイクに乗って出かけられる状態に描かれている。一方、彼女は家で彼を待っているイメージが強い)
でも、MVを最後まで観ると、うーんどうでしょう、女性が彼(風さん 演)を回想している内容にもとれますね。
彼女の視点だとしたら?
・MVの中では彼女が彼を心配している表情が見られた
・MVのクライマックスから想像すると、彼女が過去を思い出していると解釈できる
・「Now I know」(今はわかる)と歌っている。過去には気付けなかったけど、現在なら理解できるととらえると、なんだかしっくりくるかも
それとも?
「love like this」は、風さん初のラブストーリーとも言われていますが、それでもやっぱり普遍的で大きな愛を歌っているような気がします。
このセクションのフレーズは、どちらの視点からでも合うような内容なので、彼と彼女の2人の想いを表現されているのでは?
楽曲全体が、対話的だしMVの時系列が複雑な構成になっているので、こちらでは一方に限定しないほうがいいのかな。
どう思われますか?
Sacred
引用元:Apple Music/ YouTube【Official video】「「Love Like This」
神聖で
Sweet divine invitation
甘く尊い招待状
To heal a heart
傷付いた心を癒して
that’s been breaking
ここから出してくれと
Mend a soul that’s been crying out
泣きわめく魂を修復する
Let me out
いま私は

彼女の深い悲しみが伝わるフレーズ
MVのカット割りから想像すると、ここでは彼女の回想するシーンだと思います。「Sacred~」の歌詞を歌う前に煌めく海の背景と彼女の後ろ髪がアップされ、「~Let me out」の後にまた同じ映像が流れました。
羨ましくなっちゃうくらい素敵な風さんと彼女のシーンですが、歌詞からはあまりにも切なく深い悲しみが伝わってきます。
この映像の中の2人は、とても美しくって甘い香りが漂ってくるくらい幸せなシーンを演じています。だからこそ、映像と切ない歌詞のギャップがすごすぎて、やり切れない悲しみが増しますね。
特に、「Mend a soul that’s been crying out」は、「ずっと叫び続けてきた魂を修復して」という意味だから、一時的な感情の爆発ではなくてずっと長く続く心の痛みを表しています。
Now I am
引用元:Apple Music/ YouTube【Official video】「「Love Like This」
いま私は
Falling softly colliding
落ちていく、やわらかくぶつかり合う
Into your sweet silver lining
あなたの甘美な希望の光へと
There’s no way to escape from heaven
天国からの抜け道などない
Finally here we are
ついに私たちはここにいる

一人ではないよ。私たちは一緒にいる
このセクションでは、「現実的には一緒にいられないかもしれないけど、心の中ではいつも一緒にいると感じている」ようなフレーズです。

どうして一緒にいると思うの?
語句の意味から考えてみますね。
「I am」=私は
まず一人で始まり…
「colliding」=衝突する・ぶつかり合う
次に、2人の存在が出会う瞬間を表して
「 silver lining」=希望の光・明るい兆し
お互いが希望の光へと変化していく
「we are」=私たちは
そして2人が一緒にいる状態へ
2人の関係が変化していく様子が、美しいメロディーと歌詞で彩られてますね。
どう解釈したらいいの?
このセクションで、一番悩んだ一文は、
「There’s no way to escape from heaven
天国からの抜け道などない」です。
どのように解釈したらいいのかなって悩みました。
これは、逆説的なニュアンスだとすると、「そもそも天国なんだから、抜け道なんか必要ないんだよ」と。「天国のような最高の環境から出ていくはずないだろう」とも、考えられますね。「2人でいる場所が最高の場所だからどこへもいかない」と言ってるのかもしれないですね。
I’ll never find another love like this it’s true
引用元:Apple Music/ YouTube【Official video】「「Love Like This」
こんな愛はもう二度と見つからない、いや本当に
I’ll never find another love like this
こんな愛はもう二度と見つからない
Baby can you feel it too just like I do
あなたも感じられる?私が感じているように
(Who does paradise belong to)
(パラダイスは誰のもの?)
I’ll never find another love like this I know
こんな愛はもう二度と見つからない、分かってる
I’ll never find another love like this
こんな愛はもう二度と見つからない
Baby can I give it to you
ベイビー私もあなたにあげられる?
just like you do
あなたがくれるように
Then we share it too
それから二人は分かち合う
Thank you
ありがとう
Wherever I go I feel you
どこにいってもあなたを感じる
Now I know
今はわかる
That I’ll never love like this
こんな風に愛することは2度とないと
That I’ll never love like this
こんな風に愛することは2度とないと

2番の歌詞の部分にあたるMVの映像で、女性が一人で海を眺めて過去の感傷に浸っているんだと思ったのですが、このセクションではカメラを引いていくと同じ海のシチュエーションの女性の横には風さんいましたね 笑
かなり時系列を読み解くのが難しいかもしれませんが、たぶん海に向かってたたずむ2人のシーンや電話で言い争ってるシーンなどもぜんぶまとめて回想シーンなのかと。
MVでは衝撃的な展開で言葉を失ったのですが、歌詞の世界観が気高すぎて震えが止まらないです。ほんと、すごい!
※こちらの歌詞の意味は、前述の1番を参考にされてくださいね
MVのクライマックスでは美しい海に浮かぶ彼女の悲しみを癒すかのように、風さんの歌声が優しくリフレインしています。
まとめ
今回は、藤井風さんが歌う「Love Like This」をMVとリンクさせながら、歌詞の意味をまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
風さんの切ない歌声と歌詞の内容とMVの映像のすべてが美しく響き合い、映画のワンシーンを観ているような感覚になりました。
俳優としての風さんは、フランスの風景に見事に溶け込んでいて、もしかしたらずっと住んでいたのかなと錯覚するくらい似合ってて素敵すぎました。
「That I’ll never love like this」という気持ちを忘れないように過ごしていきたいです。
ぜひ一度聴いてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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